たんぽぽ舎から TMM:No2663
- 2015年 12月 15日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2663】
2015年12月14日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.四国電力東京支社に伊方原発3号機再稼働抗議行動(3回目)を行います
伊方原発3号機再稼働阻止! 伊方町民の多数は再稼働に反対!
反原発、脱原発を闘う皆様への要請文 (12月16日)
再稼働阻止全国ネットワーク
★2.12/19連続学習会第5回にご参加を!
「安保法制と原発再稼働」 山崎久隆さん
核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016
★3.大陸プレートが生み出す地震と宝石 「ヒスイ」や「ルビー」
地震だけではない。プレートは罪作りなことを重ねている
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその131
島村英紀 (地震学者)
★4.新聞より
◆ 「原発や武器輸出するな」 日印原子力協定に反対
(12月13日東京新聞1面「声・官邸前」より抜粋)
◆惨劇に翻弄「小さき人々」の歴史書いた
アレクシエービッチさん-ノーベル文学賞記念講演
(12月8日東京新聞夕刊1面より抜粋)
◆子どもの心 照らしたい 故郷を応援 タレントなすびさん
(12月8日東京新聞朝刊4面3・11後を生きる
「坂本充孝のふくしま便り」より抜粋)
★5.テント日誌12月12日(土) 経産省前テントひろば1553日
テントに着いたら悲しい知らせが… (I・K)
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┗■1.四国電力東京支社に伊方原発3号機再稼働抗議行動(3回目)を行います
| 伊方原発3号機再稼働阻止! 伊方町民の多数は再稼働に反対!
| 反原発、脱原発を闘う皆様への要請文
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
日頃から原発再稼働反対運動、福島第一原発事故による放射能問題、被害者支援問題などに取り組んでいる皆様に、四国電力伊方原発3号機の再稼働を許さない行動を共に闘うことをお願いし、今後の抗議行動を、お知らせいたします。
四国電力東京支社に伊方原発3号機再稼働抗議行動(3回目)を行います
日時:12月16日(水)18時30分から19時30分
場所:四電東京支社のある東京銀行協会ビル前(地下鉄大手町駅D4出口すぐ)
鹿児島、九州、そして全国の市民の声を無視して、九州電力は川内原発1,2号機の再稼働を強行しました。私たちはこれ以上の原発再稼働を許すことはできません。しかし四国電力は地元住民の必死な反対の声を無視し伊方原発3号機の再稼働準備を進めています。
○ 伊方原発3号機の基準地震動は650ガルと極端に低く、それを超える地震は過去10年に5回も起きています。中央構造線も直近にあり、そもそも原発立地に問題があります。
○ 伊方原発3号機はウランより更に危険なMOX燃料が使用されています。万一の事故時には猛毒のプルトニウムが拡散するのです。更に使用済みMOX燃料は500年間の冷却と10万年の安全保管が必要です。人間の責任範囲を超えているのです。
○ 佐田岬半島の付け根に位置する伊方原発に事故があれば、半島の西半分の住民5000人は避難ができません。福島原発事故を見れば津波、地震に破壊された港からの船での避難などはまさに、四電の幻想です。
○ もし事故が起きれば、福島のように8割の放射能が太平洋に流れた条件とは全く違います。西風に乗った放射能は、全四国、瀬戸内海に広がります。西日本は壊滅します。
○ そして何よりも原発ゼロでも電気は足りています。夏も冬も電力は余っています。
こうした危険極まりない伊方原発の再稼働を許すことはできません。
首都圏の市民の力で、四国電力東京支社に抗議の声を届けよう!
是非多くの声を結集し、地元住民と共に原発再稼働の嵐に立ち向かおう!
◆第4回四国電力東京支社抗議行動・伊方原発3号機再稼働反対は、
2016年1月21日(水)18時30分から19時30分です。
(毎月第3水曜日におこないます)
是非ご参加ください。
主催・問合せ:再稼働阻止全国ネットワーク(TEL 070-6650-5549)
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5階、たんぽぽ舎気付
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┗■2.12/19連続学習会第5回にご参加を!
| 「安保法制と原発再稼働」 山崎久隆さん
└──── 核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016
期 日:12月19日(土)18時30分より
講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:核と被ばくをなくす世界社会フォーラム
www.nonukesocialforum.org
参加費:800円
原発を作っている企業、東芝、日立、三菱重工は、同時に大手兵器産業です。
原発はもともと核兵器のために開発された技術を民生用の発電設備に転用したもので、核兵器のための技術という側面を切り離せません。
安倍政権の憲法を無視した安保法制をふまえたとき、原発の問題はこれまでとは質的に異なる意味をもつようになりました。
この学習会では、原発メーカーの兵器産業としての側面に注目しながら、安保法制との関わりに切り込みます。
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┗■3.大陸プレートが生み出す地震と宝石 「ヒスイ」や「ルビー」
| 地震だけではない。プレートは罪作りなことを重ねている
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその131
└──── 島村英紀 (地震学者)
さる11月、ミャンマーで大規模な地滑りが起きて100人以上が死亡した。
ミャンマーの北部カチン州のヒスイ鉱山。ここではヒスイの採掘がさかんに行われてヒスイの世界有数の供給地になっている。
主な輸出先は中国だ。ヒスイはかつて孔子が徳の象徴とたたえた宝石で、中国では「玉(ぎょく)」呼ばれ珍重されてきた。このため中国ではほぼ枯渇してしまった。
ミャンマーの地滑り事故は採掘に伴って廃棄された岩や土の約60メートルもの高さの山が崩れて発生した。採掘の鉱夫が寝泊まりしていた70棟の小屋が土砂にのみ込まれたのだ。
ここのヒスイの輸出額は貧困国ミャンマーのGDPの半分近い。だが利益の大半は国を支配してきた軍人や元軍事政権関係者のものになっている。
採掘は荒っぽい。ブルドーザーが家々の下にある土をえぐりとるため、地元民の家は次々に傾いていっている。このブルドーザーは国の支配層が所有するものだ。
ヒスイには限らない。ミャンマーはルビーの世界的な産出国でもある。今月はじめにはクリスティーズ香港のオークションでミャンマー産ルビーが史上最高額、22億円で落札された。このほか、近隣のタイ、ベトナムなどでもルビーが採掘されている。
これらの宝石類を生むのは変成(へんせい)鉱床といわれるものだ。マグマが地下から押し上げてきたときに受ける熱と圧力によって周囲の岩石が変化して新しい鉱物になったもので、世界でも特定のところにしか出来ない。ルビーだけでなく、ヒスイもラピスラズリやエメラルドも、やはり変成鉱床が作られたときに出てくるものだ。
これらの変成鉱床は、インド亜大陸がユーラシアプレートに衝突したことによって作られた。
インド亜大陸は、5億年前には南極大陸と一体の大陸の一部だった。オーストラリアもアフリカもやはり一体の大陸で、この大陸は「ゴンドワナ超大陸」といわれるものだった。
その後、この超大陸はオーストラリアやアフリカやインド亜大陸に分裂して北上した。
インド亜大陸は赤道を越えていまの場所にまでやってきた。インド亜大陸は、その後も北に動き続けている。インド亜大陸とユーラシアプレートの衝突でまくれ上がってしまったヒマラヤ山脈は、いまだに毎年1センチメートルずつ高くなっているし、ネパールやパキンスタンや中国南部で大地震を起こしている。
さる4月に起きたネパール大地震をはじめ、2005年には大地震がパキスタンを襲って約10万人の死者を生んだ。また2008年には中国南西部で四川大地震が起きて9万人以上がなくなった。
一方でインド亜大陸の衝突による高い圧力や熱で変成鉱床ができ、地下では宝石も作られたのである
ヒスイもルビーも、そして多くの宝石は貧しい国から採掘されている。採掘の手法は多くの人手を要する人力産業で、貧しい鉱夫たちが掘り出して、豊かな国の人たちが消費する構図になっている。
地震だけではない。プレートは罪作りなことを重ねていると言うべきなのだろう。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より12月11日の記事)
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┗■4.新聞より3つ
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◆「原発や武器輸出するな」 日印原子力協定に反対
安倍政権が進めるインドとの原子力協定や、防衛装備品・技術移転に関する協定の締結に反対する市民約150人が12日、東京都千代田区の首相官邸前に集まり、「原発や武器を輸出するな」と声を上げた。 (後略)
(12月13日東京新聞1面「声・官邸前」より抜粋)
◆惨劇に翻弄「小さき人々」の歴史書いた
アレクシエービッチさん-ノーベル文学賞記念講演
講演では、第二次世界大戦やソ連のアフガニスタン侵攻で家族を失ったり、惨劇を目の当たりにした「小さき人々」の声をあらためて紹介。戦争の歴史では英雄の武勇伝が描かれがちなのに対し、「私は英雄を求めてはいなかった。注目されない目撃者や参加者の物語を通じて、歴史を書いてきた」と強調した。
チェルノブイリ原発事故で被害を受けた人々の証言を集めたノンフィクション作品「チェルノブイリの祈り」で知られるが、祖国も甚大な被害を受けただけに「(原発事故の作品は)長年書くことができなかった」という。 (中略)
アレクシエービッチさんは、来年春に福島を訪問する予定。6日の記者会見では、東京電力福島第一原発事故について「チェルノブイリ事故以上に原子力エネルギーの危険性を世界に示した」と述べている。
(12月8日東京新聞夕刊1面より抜粋)
◆子どもの心 照らしたい 故郷を応援 タレントなすびさん
「なすび」という名前を聞いて、ナスのような長いひげ面を思い出す人は多いだろう。テレビ番組の企画で懸賞で獲得した物だけを食べる生活を1年半も続け、全国区の人気者になったタレントさん。あれから17年。今、なすびさん(40)は故郷の福島で、復興応援団として八面六臂(ろっぴ)の大活躍をしている。素顔は意外に真面目。胸に秘める決意は「福島の子どもたちが引け目を感じないように、背中を見せてやりたいんです」。思いのたけを聞いてみよう。 (中略)
食堂が津波でぼろぼろになっていて、そこの人たちが「ごめんね、なすびちゃん、あんたのサインや写真や、全部流されちゃった」と寂しそうに言うんです。僕との思い出なんか、そんなに大切にしてくれるのかと泣けてきた。高校の仲間にも「俺たちが声をあげても誰も聞いてくれない。おまえは有名だから力になるんだ」と励まされました。僕でも役に立つんだと思ったとき、故郷の福島を裏切らないと決めたんです。 (中略)
イベント会場などに行くと、子どもたちが僕の顔を指さして「あー、なすびだー」と騒いでくれます。それが一番、うれしいですね。福島の子どもは、大人になって県外に出て行けば、差別や区別を受けると思います。多分、それはある。でも、少しでも状況がよくなるように、子どもが胸を張れるように、明るくて楽しい福島の土台をつくってあげたいと思います。
(12月8日東京新聞朝刊4面3・11後を生きる
「坂本充孝のふくしま便り」より抜粋)
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┗■5.テント日誌12月12日(土) 経産省前テントひろば1553日
| テントに着いたら悲しい知らせが…
└──── (I・K)
異常に暖かかった昨日に比べて冷たい風が吹き寒い一日だった。
昨日の風と枝の剪定で外務省脇の木々の葉がすっかり落ちて寒々しい景色になった。
議事堂の姿もすっかり現れたし…。
○「テントに着いて暫らくして電話が鳴り悲しい知らせが届いた。11月初めから療養していた廣澤さんが他界されたとのこと。テントに無くてはならない方だったのに本当に残念です。ちょっと無理が続いたのでしょうか?これも安倍のせいと怒りがわく。」
11時すぎ、反原発美術館に新しい絵を描くためのスタッフが集まって賑やかになる。以前右翼の襲撃で破られた柚木ミサトさんの「赤つぶ」の絵をHさんが洗濯修理してテントに展示した。
久しぶりに増山玲奈さんがいらして、完成した映画「サダコの鶴」の話などしてテントの写真を撮って行かれた。美術館を見に来てくれる方もいて嬉しい。
○私は座り込みを抜けてM子さんと官邸前に行きインドとの「原子力協定反対・武器輸出反対」に参加して来た。
インドの女性が40年も反原発運動をしていると言うので驚いた。デリーでも反対集会があるとのことだけれど、ちゃんと報道されるか心配です。
○テントを興味深く眺めていた通りがかりの男性に声をかけたら、茨城の方だった。お母さんが54歳にして癌で亡くなったとのこと、お父さんは原発のせいではと悩んでいるそうだ。でもご本人に原発をどう思うかお聞きしたらあまり考えてない様子。最初チラシを受け取らなかったが、Tさんと原発の事など話しているうち判ってきたのかチラシを持って帰ってくれた。原発を使ってはいけないこと納得して反対運動に参加してくれるよう願う。
時々来てくださる方がお煎餅をたくさん持ってきて下さった。お名前を聞くのを忘れて済みません。
ライブペインティングなどのためテントに人が多かったのでTさんと私は早めにテントを後にした。
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