1・22シンポジウム:共生主義と平和―レンヌ共生主義大会の成果を踏まえて
- 2016年 1月 7日
- 催し物案内
- 明治学院大学国際平和研究所
先進諸国が低成長、ポスト成長の時代に入り、経済成長時代の拡大、自然と人間支配の経済主義思考を改めるべく、「脱成長」が唱えられてすでに十数年。
現在世界では、立ち行かなくなった成長、資本の強蓄積を継続しようと、帝国的介入、マネー経済、資源の収奪的開発が横行し、紛争、戦争、テロの悪循環が拡大して人びとの平和が損なわれている。
日本の日米軍事同盟強化の安保法制、バブルと債務悪化を導く大企業主導型のアベノミクスはその表現である。こうした時代に、脱成長時代の経済社会のあり方を真剣に構想すべく、フランスでは共生主義(コンヴィヴィアリスム)が唱えられ、昨年10月末にレンヌ市で「共生主義研究大会」が持たれた。
共生主義は一つには、友愛と連帯(絆)による人間社会の建て直しと人間・自然間のより調和的な暮らし方の再建、他方ではそのための経済優先主義からの脱却と共生文化の形成を目指す。
本シンポジウムでは、レンヌ大会に出席した二人の研究者が、レンヌ大会で見たフランス、ヨーロッパの脱成長、社会的経済・連帯経済・共生主義の現状と今後の展望について報告し、参加者の皆さんと討論することにしたい。
日 時 2016年1月22日(金)午後3時半(3時開場) ~ 5時半
場 所 明治学院大学白金校舎本館10F大会議室 (申込み、参加費不要)
司会と発題 西川 潤(早稲田大学名誉教授)「共生主義とは何か?」
報 告 勝俣 誠(明治学院大学名誉教授)「脱成長から共生主義へ―『農の営み』を手掛かりにして」
中野佳裕(国際基督教大学社会科学研究所研究員)「共生主義の現状と展望」
討 論
お問い合せ:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
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■URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/
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