たんぽぽ舎から TMM:No2681
- 2016年 1月 15日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2681】
2016年1月15日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原発現地へ行く会」より、2つの行動の案内と交通費カンパのお願い。
高浜原発再稼働許すな!高浜現地〈1/24(日)〉/大阪関電包囲〈1/27(水)〉へ全国から参加しよう。
交通費を「現地へ行く会」より補助致します。募集申し込み・カンパ受付開始
沼倉 潤(「原発現地へ行く会」事務局)
★2.核実験が地震観測にもたらした変化
「核実験を検知する米国主導型の世界観測網の地震計 気象庁の看板施設は…」
「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその135
島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆1/31 さよなら原発!三鷹アクション パレード・その11
★4.伊方町の住民は原発再稼働をどう考えているか 連載その3
Gさん、Hさん、Iさん
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※ たんぽぽ舎「新ホームページ(HP)」オープンしました
新URLは http://www.tanpoposya.com/
当面、新HPは、旧HP(http://www.tanpoposya.net/)と併存します。
旧HPは、過去記事の書庫として利用できます。
たんぽぽ舎HPにリンクされている方は、新HPへの変更をお願いします。
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※1/18(月)学習会「ちょぼゼミ第8回」にご参加を!
「これからの市民運動・社会運動にどう取り組むか(1)」
日 時:1月18日(月)19:00-21:00
講 師:田中一郎さん 資料代800円(学生400円)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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┗■1.「原発現地へ行く会」より、2つの行動の案内と交通費カンパのお願い。
| 高浜原発再稼働許すな!高浜現地〈1/24(日)〉/大阪関電包囲〈1/27(水)〉へ全国から参加しよう。
| 交通費を「現地へ行く会」より補助致します。募集申し込み・カンパ受付開始。
└──── 沼倉 潤(「原発現地へ行く会」事務局)
関西電力は高浜原発3号機の再稼働を、1月28日-30日にかけて行おうとしています。
伊方住民アンケートを見ても、住民の反対は半数を超えています。
「原発現地へ行く会」は川内原発再稼働行動と同様に、若狭の皆さんの呼びかけに応え、現地行動への参加を呼び掛けます。そのための全国各地から個人の皆様が参加するための交通費のカンパもお願いします。様々な事情で駆けつけることができない、そのお気持ちをカンパに託して、現地の皆さんを応援して下さい。
【高浜現地行動】 1月24日(日) 12時-ゲート前集会 14時-15時30分 高浜町文化会館
町内デモ16時30分ごろ終了予定。
(再稼働阻止全国ネット交流会18:00-20:00高浜町で予定)
主催:「高浜原発再稼働を許さない1.24全国集会実行委」
呼びかけ:若狭の原発を考える会 協賛団体:原子力発電に反対する福井県民会議
◎新宿西口スバルビル前23日(土) 23時出発の貸し切りバスを運行します。帰京は25日(月)早朝
現地へ行く会よりバス代を補助。[個人負担金は往復で5千円]
【大阪-関電本店包囲行動】1月27日(水) 16時-20時(第1部16:00-18:00 第2部18:30-20:00)
場所:関西電力本店前(大阪市北区中之島)
主催:「高浜原発再稼働を許さない!関電包囲全国行動」実行委員会
呼びかけ:原子力発電に反対する福井県民会議
《交通費の補助》
高浜行動/大阪関電行動とも全国(福井、京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫を除く)からJRや車で参加する個人の皆さん(申込者に限る)に交通費の補助(1万円)を実施します。
《申込み方法》
○Fax 03-3238-0797やメールinfo@sendaiikou.comにて必要事項を記載し、申し込み願います。
○当会の確認連絡をもって受付完了とさせていただきます。
◎申し込み記載必須事項
行動日(高浜、大阪、両日も可)
利用交通機関 チャーターバス(1/23日新宿発)又はJR、車などの他の交通機関
氏名、住所、年齢、性別 電話番号、fax番号、メールアドレス
《問合せ先》「原発現地へ行く会」TEL 070-5019-5907(担当-沼倉)
*JRなどで高浜現地へ行く場合の経路、時間などは事務局に問合せ願います。
参考-例1. 東京駅6:50-京都9:25-綾部10:33-東舞鶴11:04-若狭高浜11:24
例2.京都8:15(湖西線)-近江今津9:25(JRバス)-小浜10:25着(接続要確認)
例3.米原9:56-敦賀-若狭高浜12:31着
注―高浜原発までの路線バスはありません。タクシー3300円位 レンタカーなどは事前連絡要
※基金の振込先
●ゆうちょ銀行 郵便振替口座 00190-0-361095
加入者名 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)
●城南信用金庫・九段支店
口座番号(普通)334455 口座名称 原発現地へ行く会(ゲンパツゲンチヘイクカイ)
☆城南信用金庫の場合は事務局に住所・氏名をご連絡ください。
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┗■2.核実験が地震観測にもたらした変化
| 「核実験を検知する米国主導型の世界観測網の地震計
| 気象庁の看板施設は…」
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその135
└──── 島村英紀(地震学者)
先週、北朝鮮が4度目の核実験を行った。この核爆発の振動は世界各地の地震計で捉えられた。
日本の報道では「気象庁が午前10時半ごろ検知した。発生時刻は午前10時29分57秒、震源の位置は北緯41.3度、東経129.1度の北朝鮮北東部」とされている。
しかしこの報道は間違いだ。気象庁の地震計の能力では、900キロも離れた「地震」の場所や発生時刻をこんな正確に決められるはずはないからである。
正しくは「気象庁もデータをもらっている米国主導型の世界観測網の地震計の観測によれば」というべきなのだ。
この世界観測網は米国地質調査所と米国の非営利法人IRISが運営しているもので、世界各地に150地点ほど地震計が置かれて、世界中にリアルタイムで記録を配信している。日本にも2ヶ所の地震観測点がある。なおIRISは全米科学財団が支援して1984年に創設され、世界の100以上の大学が参加している。
もともとこの世界観測網は各国、とくに社会主義国が秘密裏に行っていた地下核爆発実験を検知するためのものだった。だが、インドやパキスタンや今回の北朝鮮のように、核爆発実験が秘密のものではなく国家の権威を誇示するものに変わってしまった現在は、純粋に学問的なものに変わった。
世界観測網のうち、今回の核爆発が行われた実験場にいちばん近いのは中国東北部の黒竜江省牡丹江の市街地の北2キロのところに設置されていた地震計だった。約370キロほど北に離れている。
この牡丹江の地震計の記録では今回の核爆発はマグニチュード(M)5.1相当。過去に行われた核実験と極めて似た記録だった(右の図)。
爆発の規模は過去3回のうち、前回の2013年2月のものとほぼ同じM5.1だった。その前の2009年5月のときはM4.7だった。今回のは2006年10月の最初の核実験のM4.1よりは30倍ほど爆発エネルギーが大きかった。
ところで世界観測網の日本にある2ヶ所の1ヶ所は大学のもの、1ヶ所は気象庁の松代(まつしろ)観測所にあるものだ。
気象庁のものは1983年に作られた「群列地震観測網」を改修したものだ。長野県松代を中心に10キロの範囲に9つの地震計が設置され、データを松代観測所に集めて処理する。群列地震観測網にすることによって感度を高めたり、地震波の進入方向を知ることができる。しかし北朝鮮のように遠い地震では、起きたことは記録されるものの、場所や発生時刻を正確に知ることはできない。進入方向も角度にして数度以上ちがうことがよくある。
気象庁の主力地震観測所である松代の看板施設で、元来は純粋に科学的な目的のものだった。
この地震観測網に北朝鮮の核爆発監視のための予算がつき、2007年に4億円をかけて改修した。だが、その後故障続きで、今回も故障していて記録が取れなかった。
じつは前回の2013年のときにも事前の雷で故障して記録が取れていない。純粋な科学目的でなくなって以来、肝心なときにたびたびの不運に見舞われているのである。
(図は牡丹江での地震記録。過去4回の核実験が、大きさこそ違え、とてもよく似ているのが分かる。IRISのホームページから。なお最初の2006年の核爆発の規模は、IRISのホームページの別のところでは4.1とある。ちなみにmbは実体波マグニチュードのことだ。) ※図はホームページで:
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より1月15日の記事)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆1/31 さよなら原発!三鷹アクション パレード・その11
(「再稼働反対!」ゼロノミクマと一緒に、三鷹の街を歩きます)
日 時:1月31日(日) 午後1:30 出発
集 合:1:00 下連雀4丁目きたうら児童公園(三鷹駅から800m)
解 散:上連雀あんず児童遊園(2丁目・三鷹駅へ徒歩5分)
行程約4キロ、1時間半。
☆諦めずに声を上げていきましょう。部分参加も大歓迎です。
(集合場所地図は、下記のサイトから)
http://mitaka2011nonukes.blog.fc2.com/
主 催:さよなら原発!三鷹アクション
連絡先:080-5465-8138
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┗■4.伊方町の住民は原発再稼働をどう考えているか 連載その3
| 原発の城下町(愛媛県伊方町)を一軒一軒歩きました
| 一軒一軒から聞いた住民からの声を一部紹介
| 伊方原発再稼働に反対53.2%、賛成26.2%
| 伊方町住民へハガキアンケート3591戸に配布、回答1427戸
└──── 藤原丸子(愛媛県八幡浜市)
○Gさん(80歳台)
街の中の古いお家。住んでおられるのかとオズオズ入ったら、出てこられた。用事を言うと、どうしようかと、迷っておられる様子。
「大丈夫やけんな、山があるけんな」と。
「エッ! 山?」
「福島はずーっと平地があるけん、ひどかったけどここは、山があるけん」
にこにこ笑ってしゃべる様子に「そうですか」と私まで笑ってしまった。
(きちんと知らないけど)良い人たちに一杯出会った一日だった。
○Hさん(80歳台)
表札がない家が多い集落。おまけに斜面に建っていて、車もはずれにしておけない。迷路のように入り組んでいる。探すだけでも一苦労。優しい人が連れていってあげると、家まで案内して下さる。
そうこうしてもう、最後のお家。きれいにナスを植えていらして見事。声をかけたら、しばらくしてパジャマ姿の男性。何日か前に退院された由。「もう2~3日しか生きんから、関係ないから賛成する」と言う。「伊方は原発がなくなったらやっていけない」と。少し耳の遠い奥さんは優しそうな顔で黙っておられる。「子や孫たちは関西、アッ、そうや九町にもおるぞ」「じゃあ心配ですね」「2-3日でおらんなるけん」
笑顔の可愛い男性でした。
○Iさんたち(60歳台、70歳台)
ちょうど、道作りといって地区の共同作業で留守の家が多い。困ったと思いながら回っていた。そうしたら、公民館前で終わって車座になって10人位がビールやお酒を飲んでいる。
四電を退職した人、四電の下請で働いて今はやめている人…四電絡みが多い。
「しまった」と思いつつ、お互いに少しずつ言い分を出す。普通だったら、すぐに中断してやめてしまうのに、お酒のせいか、地域性か、明るくて優しい。ここに住みたいくらいと言いたいくらい。5月晴れ、海はキラキラ輝いている。「また来なはいや」という声に送られて別れた。
こんな楽しい出会いは疲れを忘れさせてくれる。
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