たんぽぽ舎から TMM:No2705
- 2016年 2月 13日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2705】
2016年2月13日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.丸川環境大臣―なんという不見識、責任者としての発言として
あまりに非常識であり、被害者に対する冒涜である
年間1mSv(法定の限度線量)でも、厳密には既に危険領域なのだ
坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)
★2.=甘利明氏・もう一つの犯罪=原発利権
甘利経済再生相パーティー券、電力9社覆面購入
渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.太陽系9番目の惑星と地球で起きる「事件」
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその138
島村英紀(地震学者)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆2/16「放射能汚染防止法」制定を求める院内学習会及び
「放射能汚染廃棄物の不法投棄問題」を考える環境省交渉&院内集会
参議院議員会館101会議室 市民と議員による環境プロジェクト
◆2/19小出裕章・佐々木真・新垣隆によるメソンレクチャー&コンサート
問合せ:みゆずメソン 夜の部チケット若干あり
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断然 狂歌月間 乱 鬼龍 転載自由
【丸川は 丸出駄目代とバレてくる 根拠ないのはお前の方だ】
【歯舞も読めぬ 島尻北方相 アイコですまぬ パーの丸出し】
【電波停止 そういうお前議員停止 鼻もちならぬ 高市の位置】
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※2/15(月)学習会にご参加下さい!
「東電取締役(27名)は首を洗って待ってなさい・東電株主代表訴訟」
第19回東電は責任をとれ連続講座
お 話:木村 結さん (東電株主代表訴訟)
日 時:2月15日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約123団体 参加費:800円
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┗■1.丸川環境大臣―なんという不見識、責任者としての発言として
| あまりに非常識であり、被害者に対する冒涜である
| 年間1mSv(法定の限度線量)でも、厳密には既に危険領域なのだ
└──── 坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)
○丸川環境大臣は、2月7日におこなった講演で、福島県内の除染などで年間1ミリシーベルト以下の被ばく線量を長期的な目標としていることを巡り、「反放射能派と言うと変だが、どれだけ下げても心配だと言う人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく、時の環境大臣が決めた」などと発言したと、報道された。
それに対し、「重大な発言であり、何を根拠に発言したのか」とただされ、当初そのような言い方はしていないと抗弁したが、12日になって、環境省で記者会見し、「私が『何の科学的根拠なく』などと発言したことを確認した。こうした発言は事実と異なり、福島に関する発言をすべて撤回させていただきたい」と述べた。そのうえで「福島をはじめとする被害者の皆様には誠に申し訳なく、改めて心からおわびしたい」と陳謝した。
○なんという不見識、責任者としての発言としてはあまりに非常識であり、被害者に対する冒涜である。
環境省は、自然環境だけでなく、生活を営む全体の安全を司るのが任務であり、環境保全と共に公害対策など多くの役割を担わなければならない。
しかし、環境省はこのところ特に、軸足がどちらに向いているのか?と疑わざるを得ない。
☆国連ではUNSCEARという純粋な科学機関の勧告に基づき、年間1ミリシーベルト程度以下の「人工放射能」による被曝を一般公衆の生活上の永住条件とし、世界に勧告しており、ICRPもIAEAもそれを採用している。
つまり、自然状態での自然放射線被曝以外の人工的活動による放射線被曝の限度で、それは自然被曝と同程度から低く抑えられている。
平均的に自然被曝は年間1~数ミリシーベルトで、地盤や空気などからの自然放射線被曝は1ミリシーベルト程度以下(他に宇宙線被曝や飲食物の内部被曝や医療被曝などがある)。
※参考
○【年間1mSv(法定の限度線量)でも2500人に1人は晩発障害で死亡】
【小出裕章講演会(長野)】http://www.youtube.com/watch?v=3Gl5l7rn-_M
約10分~
「年間1mSv(法定の限度線量)でも2500人に1人は晩発障害で死亡」
つまり、⇒日本の総人口におおよそ換算すると「1億2500万人に5万人は晩発障害で死亡」
年間1mSv(法定の限度線量)でも、厳密には、既に危険領域で、年間1mSv(法定の限度線量)は、あくまで政策的許容限度ということになる。
※関連新聞記事
◆環境相「根拠ない」撤回 除染目標年1mSv以下 閣僚辞任は否定
汚染 今でも住民不安
丸川珠代環境相は12日、記者会見し、東京電力福島第一原発事故後に国が除染の長期目標を年間被ばく線量1ミリシーベルト以下に定めたことに「何の根拠もない」とした自身の発言を撤回した。被災者に謝罪する一方、引責辞任は否定した。東日本大震災から5年の節目を控える中での不用意な発言は国会で野党に追及され、撤回を余儀なくされた。 (後略)
(2月13日東京新聞1面より抜粋)
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┗■2.=甘利明氏・もう一つの犯罪=原発利権
| 甘利経済再生相パーティー券、電力9社覆面購入
└──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
このところ連日、甘利さんの問題がメディアを賑わしていますが、甘利さんに関連した広瀬隆さんのメルマガ記事―を読みましたか?
大切なことなので、要約してみます。
○2014年1月27日朝日新聞の1面トップの見出し
「甘利経済再生相パーティー券、電力9社覆面購入」
○概略
・甘利氏が経済産業相になった2006年以降、パーティー券を電力会社は事業規模に応じて分担購入していた。
・負担額が1割以下の電力会社幹部は「年間100万円ほど買ったこともある」と証言。分担割合から算出すると総額で1000万円ほど購入した年もあったそうだ。
(東電は2011年の福島第一原発事故以後にやめたが、他の8社は購入を続けてきたという)
このやり方が凄い!
・パーティー券を分担して購入すれば、資金源は分からない。
政治資金規正法:パーティー券を買った人や献金した人の氏名や住所を収支報告書に書くことを義務付けている。しかし、パーティー1回あたりの購入額が20万円以下、年間献金額が5万円以下なら記載する義務なし。
各社の1回あたりの購入額を報告義務のない20万円以下に抑えていたというのだ。
→政治資金規正法の抜け道を利用した「献金」
→この原資は電気料金
○東電に「見込まれた」甘利氏
東電は国会議員ごとに原発政策への影響力や協力度を査定、甘利氏は最重要視された1人で購入額はトップクラスだったという。
☆=甘利氏、もう一つ!=平成の「徳政令事件」
・2007年、電力12社のトラブル隠しやデータ改竄が相次いで発覚。経済産業省はうち50事案を悪質な法令違反と認定。にもかかわらず、電力会社の経営者の責任を厳しく問わなかった。経産省内で「平成の徳政令」と呼ばれた事件、
当時は第一次安倍内閣、経済産業相は甘利明氏
・実はその5年前、対照的な出来事があった。
2002年に発覚した東京電力の「トラブル隠し」だ。当時は小泉純一郎内閣、経産相の平沼赳夫氏は「言語道断、自浄作用を発揮することを強く求める」と経営陣の退陣を迫った。東電は相談役の平岩外四氏を含む歴代トップ4人の辞任に追い込まれている。「プロメテウスの罠」原発維持せよ169頁より
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┗■3.太陽系9番目の惑星と地球で起きる「事件」
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその138
└──── 島村英紀(地震学者)
約10年ぶりのことだ。先月20日すぎから今月20日ごろまで、夜明け前の空に5つの惑星が同時に見える。水星、金星、火星、木星、土星だ。夜明けから45分ほど前に始まって、空が明るくなると見えなくなる短時間の天空ショーだ。
金星は東の空。いちばん明るい星なので見つけやすい。金星に次ぐ明るさを持つ木星は南西の空に見える。
火星は金星と木星の中間あたりに見える。赤っぽいのが目印だ。土星は火星と金星の間に見つかるはずだ。
水星は地球よりもずっと太陽に近い軌道を回っているために、いつも太陽の近くにあって見えにくい。だが、金星とまだ地平線より下にある太陽の間に見えるはずだ。
ところで、プロの天文学者が近頃、興奮しているのは太陽系の9番目の惑星が「まだ見えないけれども予測された」ことだ。観測に成功すれば天文学的には今世紀最大の発見になる。
学校で習った「水金地火木土天海冥」という太陽系の惑星9つのうち、冥王星が惑星から格下げになった。2006年の国際天文学連合の総会のことだ。
かつては冥王星の大きさはずっと大きいと思われていた。だが近年、月よりも小さいことが分かった。だめ押しは2005年に発見されて「エリス」と名づけられた小さな天体が冥王星よりも大きいことが分かったことだった。
そのため、冥王星はエリスやもう少し小さめの天体と一緒に「準惑星」として扱われることになった。
しかし、今回予測された9番目の惑星はずっと大きい。地球の10倍もの重さがある。冥王星よりもはるかに大きい。
海王星の外側で「エッジワース・カイパーベルト」という準惑星がいくつもあるところがある。そこの準惑星6つの動きがどうもへんなので、この9番目の惑星の強い引力の影響であることがはじめて分かったのである。
この惑星は、太陽からの距離が地球の200倍以上遠くて、太陽のまわりを一周するのに1~2万年ほどかかると思われている。
惑星は太陽などの恒星とちがって自分で光るわけではない。太陽の光に照らされて見えるだけだから、この星の明るさは冥王星の1/10000にもならないと考えられている。それゆえ、この惑星はもちろん肉眼では見えず、望遠鏡でも見えていない。惑星の存在は「あるはず」というものだ。
この9番目の惑星を見つける競争が各国で始まっている。見えたら名前がつくだろう。
9番目の惑星の公転の一回前は、日本では縄文時代より前だった。それからいままでに、地球には多くの大地震や巨大な噴火や、そして多くの戦争や原発事故なども起きた。この9番目の惑星がもう一回公転する間に、地球ではどんな「事件」が起きているのだろう。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より2月5日の記事)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆2/16「放射能汚染防止法」制定を求める院内学習会及び
「放射能汚染廃棄物の不法投棄問題」を考える環境省交渉&院内集会のご案内
日時:2月16日(火)13:00より19:30
場所:参議院議員会館 101会議室
内容:
【第1部】「放射能汚染防止法」制定を求める院内学習会
13:30より16:00
【第2部】「放射能汚染廃棄物の不法投棄問題」を考える環境省交渉&院内集会
16:30より19:30
<呼びかけ団体>
放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット
「放射能汚染防止法」を制定する札幌市民の会
滋賀県放射性チップを告発する会
放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会
市民と議員による環境プロジェクト(準)
<問い合わせ先>
市民と議員による環境プロジェクト(準)
〒272-0821千葉県市川市下貝塚2-19-2 藤原寿和気付
TEL:080-4868-7388 FAX:047-373-4006
E-mail:QZG07170@nifty.com
◆2/19小出裕章・佐々木真・新垣隆によるメソンレクチャー&コンサート
日時:2016/2/19(金)15:00~17:00-チケット終了
19:00~21:00-チケット若干あり
会場:ゆめりあホール 大泉学園駅北口前
フルート日本理事、佐々木真氏、ピアノ 新垣 隆氏のコンサートを
兼ねての小出裕章氏の講演会です。
コンサートの連絡先:みゆずメソン 048-477-1313
Email mezon@din.or.jp
全席自由 一般 ¥3000
学生・障がいのある方・日本フルート協会員 ¥2000
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