テント日誌6月16・17日…大津地裁が関電の執行停止の申し立てを却下
- 2016年 6月 20日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1742日
月例の呪殺祈祷会も開かれた
朝一時雨が降ったが、10時頃テントに着いたらやんでいたので外に座り込む。
桑名から来たという方、国会の方からおりてきてテントに気づき寄って下さった。市民オンブズマンをしているとか、地元でも講演会などを開いているとのことだ。彼は一気に再生エネルギーに切り替えるのは無理なので火力発電を使えばよい。日本の火力発電は技術が進歩したのでCo2もあまり出さない。
地球温暖化もCo2だけが原因かわからないのではということで意見が一致した。
3時からは毎月恒例となった呪殺祈祷があり、2時過ぎから準備に掛かっていた。
呪殺とは神仏や死者の裁きを祈念し、他者や我々自身の煩悩を滅殺するとのこと。60年安保で亡くなった樺美智子さん・羽田闘争で亡くなった山崎さんの名前も祈りの中に入っていた。
天気予報では3時ごろから雨ということだったが、時折ぽつっと来ただけで大雨 にならなくて良かった。
やはり祈りのせいか?
イタリア人のフォトジャーナリストが来ていてたくさん写真を撮っていたけれ
ど、どう報道されるのかな?
私は祈祷の終わる少し前にテントを離れた。(I・K)
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大津地裁が関電の執行停止の申し立てを却下
昨日と打って変わって良い天気。
昼頃テントに着いたらKさんと群馬から来た女性が話していた。
彼女はテントでのハンストにも参加したことがあるという。
ウクレレ持参で来て何曲か歌ってくれた。
以下のサイトでその一つ「おやすみなさい原発」が聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=shiicEVUBwY
彼女の歌を聞きながら第2テントのHさんと3人で座っていると突然男の人がやっ てきて不法占拠やめろ!
責任者を出せとわめき始めた。テントを覗いて誰もいないのか?などと大声で怒 鳴ったが、かかわらないことに決めた。
すぐあとへらずぐち亭さんが来て川柳のプラカードを立てていると彼に言いがかりをつけたようだが、上手に話をしてくれたので引き下がっていった。原発には反対だが、テントの不
法占拠を許せないとの主張だった。
暴力的でなかったので良かった。
5時からはいつもの経産省前行動、はじめは参加者が少なかったが、徐々に増え
新しい発言者もあり6時過ぎまで続いた。大津地裁が関電による執行停止の申し立てを却下したことは嬉しいニュースだ。
(I・K)
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怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応するいのちと平和のための6・19大行動
日時:6月19日(日)14:00~
場所:国会正門前、北庭前・南庭前、並木通り歩道上
13:45 プレコンサート(宮城善光)
14:00 開会
オール沖縄会議代表
国会議員:民進、共産、社民、生活から各5分
市民団体から 落合恵子さん、清水雅彦さんなど。
15:30 閉会
共催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会
問い合わせ:03-3221-4668
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18日(土)日弁連のシンポジウム「ワタシの未来・ボクの憲法 ~あなたはどんな未来を描きますか~
18日(土)13時~16時
イイノホール 講師は石川健治さん(東大法学部教授)
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沖縄からの通信(転載) M・S
「週末を除く12夜連続」だそうです。午後10時以降から午前0時にくりかえされる普天間基地からのオスプレイの離発着です。それに加え、高江では、オスプレイ3機での急降下訓練だそうです。県道のすぐそば。高江の集落など、もう訓練場の一部になってしまうでしょう。
オール沖縄が6・19の県民大会への呼びかけを行い、翁長知事が「県民大会に参加するのは自分の役割だ」と公式に発表しました。沖縄全41市町村の抗議決議が出そろい、佐藤元福島県知事らが「国が地方訴えるのは異常」と抗議の共同声明を出したそうです。
きょうの琉球新報の二面に、県民大会の発表が遅れに遅れた理由が書かれてあります。いわば、その「内幕」です。これまで、自民、公明を「説得していた」ためであるとは報じられていましたが、なんとそれをやっていたのは翁長知事だったのだそうです。
これまでの県民大会-とりわけこうした米軍の事件をめぐる県民大会は、実行委員会を作り、保守-革新を超えて、一致できるところで一致させながら行われてきました。ですから、今回のように一致できないことは、県民大会史上初めてのことだそうです。今回は、大会決議や、スローガンや、会場など、あらゆる面で譲歩に譲歩を重ねました。ここまで譲歩していいのか、というところまでの譲歩です。
翁長知事としては、沖縄人なら必ず一致できると思ったのでしょう。これまでがそうでしたから。しかし、その一致ができない点とは、辺野古問題だったのです。
とりわけ、説得の相手としたのが公明党沖縄県本の金城勉幹事長だったようです。私とも遠からず因縁のある人物です。なぜここまで説得に注力したのかというと、これまでの公明党は「県外・国外移設を推進する」という立場をとってきたからです。
その金城幹事長は、島尻安伊子の参議院選の事務所開きに駆け付け、こう語ったそうです。「オール沖縄は事件を政治的に利用しようとしている。だからこそ、自公で協力し勝たないといけない」・・・・・。これまで報道されていた「政治的に利用」の発信源は、ここでした。
島尻安伊子も、前回の選挙のときには「県外移設」の立場をとっていました。だからこそ、票も入ったのです。もちろん、公明党沖縄県本も「県外移設」でした。それが、辺野古推進に舵を切ったのは、翁長知事の辺野古の取り消し決定からです。ここから、辺野古問題はいかなるごまかしもできない非和解的な対立になったのです。
自民党も、公明党も県民うけする外皮を引きはがし、むき出しの姿をさらす以外になくなったのです。それを強いたのは首相官邸であり、安倍政権でした。この瞬間、沖縄は引き裂かれたのです。
沖縄の自民党も公明党も、沖縄人を戦火に曝す道を選択したのです。もし、オール沖縄ができていなかったら、沖縄は戦後日本で初めての大政翼賛会誕生の地となったでしょう。逆に言えば、かろうじてそれを阻止したところに、オール沖縄の誕生の意義があります。
佐藤元福島県知事が言うように、国が地方自治体を被告席に立たせるなどありえないことです。その瞬間に、戦後民主主義は死んだといってもいいのです。いまだにヌエ的な態度をとっている民進党など、沖縄では市町村議会の1議席も取れません。党内に内通者を抱えた民進党など、「国会放火事件」のようなフレームワーク1発で跡形もなく崩れ去ります。こうしたナチスのような安倍政権と対決できるのは、一人一人の人民をおいて他にはありません。
情勢は混とんとし、カオスの状態を呈しながら、新しい政治勢力とたたかう陣形を作り出すはずです。「オール沖縄」とは、その先駆的形態にほかなりません。そう願います。
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