テント日誌9月5日…「ここはまるで灯台のようだ」と
- 2016年 9月 6日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後 15日目
「ここはまるで灯台のようだ」と言ってくださった 9月3日(土)
座り込みは12時から16時まで。訪問者は10人ほど。天候は晴れ。日差しが強いものの15時までは風は爽やかでした。でも夕方になると蒸して。とにかく今日は暑かった。
誰もいないひろばでKさんと座り込みの準備をしているとIさん、Tさんが来ました。それを待っていたかのように経産省の職員と警備員の二人が現れたのでまずは挨拶、「こんにちは」とか「お疲れ様」だったかな。
あちらも挨拶のあと「経産省の敷地に入らないでください」と何となく言いにくそうに言いました。Kさんが再処理を
やめるように抗議すると「それは私に言われても・・・」(そりゃそうだ)。Kさんが「責任者に伝えてください」と
話を締めくくったのでお二人の任務は短時間で終了。帰り際に職員の人と目があったのでお辞儀をしたらあちらも何やらホッとしたように会釈。
今日は澤地久枝さんの呼びかけ「アベ政治を許さない」のスタンディングが国会前で行われましたが、テントに寄る人はとても少なかったです。澤地久枝さんは今日が誕生日で86歳になられたそうです。私たちも13時にポスターを掲げました。
13時20分ごろ、お馴染みの濃紺1BOXの警察車両が現れ警官一名が降りてきました。私は気づかぬふりをしてスケッチに専念していたが警官の姿をした現実が「ここに物を置かないでください。ご協力をお願いします」とまたも言いにくそうに。「はあい」と返事をすると(もちろん返事だけ)すぐに車に戻り警察車両は走り去っていきました。まるで肝試しみたいだな。
先週に比べ人が少ないとはいえ、用意した椅子(4脚)はほぼ満席。人が絶えることはありませんでした。国会前から降りてきた女性3人の中のひとりが「ここはまるで灯台のようです」と言ってくださった。感謝です。
いつも来てくれるCさんと一緒に「We shall over come」「上を向いて歩こう」の合唱が始まりました。暫し女性コーラスを堪能。Kさんはクラリネットを練習に専念、時間がゆっくりと流れていきました。
夕方にYさんが来てくれKさんと3人で事務所に。今日もテントはそこにありました(O・O)
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物理的なテントの姿なくてもては反原発の運動機能は…9月4日(日)
午前11時前にテント広場に到着、一番乗りで座り込みを始める。
程なく、丸の内警察の公安の人達が今日は右翼街宣車が40~50台規模で霞ヶ関周辺での行動を予定している。危険回避のため街宣車が迫る前に知らせるので避難協力をお願いしますとの要請でした。「私は解りました、後から来るメンバーに知らせます」と言いましたが、座り込みの時間中街宣車を何台か見かけましたが言われたほど来なかったのは良かったと思います。ただ、来週11日も右翼は予定しているらしいので注意は必要かなと思います。
12時ごろからテント座り込み当番Hさん、Fさんと共にバナーや椅子など座り込み道具の準備をしているとお馴染みの数人が座り込みを始める。徐々に人も増えて一時ごろには17~18人が座り込んでいた。天気の雨予報もはずれ、秋晴れで木陰の時間中は良いが、陽が回ってくると日差しはきつい。日音響の人がギター演奏しながら、「座り込めここへ」や「原発いらない」、「テント」の唄など終始賑やかな座り込みとなった。
今日も最も多い時で20人を超える座り込みが出来た。経産省の役人は姿を見せなかった。
物理的なテントの姿はなくても、反原発の運動機能は変わらない。
私たちは原発がなくなるその日まで座り込みを続ける。
まさしく、テントここに有りだ。(K)
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残暑厳しくも何事もない秋晴れの一日 9月5日(月)
パイプ椅子4脚とび備品BOXを自転車で運ぶ。テント前に椅子をセットすると外務省方向から鳩が5羽ほど飛んでくる。彼らも餌待ちのスタンバイが完了した。Oさんが到着、事務所に戻り運搬用キャスターとパラソル2本を運ぶが自転車カゴに入りきれず一苦労する。
テント前が充実すれば運搬が大変になる。三々五々座り込み一行が集まってくる。台風12号の影響もなく青空と白い秋雲が一面に広がる。経産省担当官も警察官も訪れず、定期的に警備会社の男女が様子見で通り過ぎるだけ。日曜の泊りを担当していたので、昼日中テント前に長時間座り込むのはとても新鮮だ。
通りすぎる勤め人は座り込みをほとんど無視、屋根なし観光バスの外国人はよく手を振ってくる。ピースサインで応えると彼らも同調する。前に敷いた「テントここに在り」のNO NUKES文字が目に入るからだろう。
昼間の座り込み人数は撤去前よりも格段に増えているのでかえって注目度は増しているはずだ。
テント敷地を脇から覗くと90㎡近い空き地が主を失ったかのような空虚なたたずまいとなっている。ポケットパークへの5年前のテント設営、なんとうまい場所を押さえたのだろうと改めて感心する。
日本消費経済新聞という業界紙を持参してくれた女性がタブロイド約半ページを使い、「テントひろば強制撤去」「テントなくても脱原発目指す」の見出しで紹介してくれた。記者の上林裕子さん、ありがとうございます。下には、「インド、原発新設100基予定 日印原子力協定は現地の住民を追い詰める」の記事が紹介され12億人の人口ながら村の40%が今でも電気が供給されずにいるが、原発は産業振興を目的としたもので、反対する市民運動は激しい弾圧を受けているが、今年12月には安倍が訪れ原子力協定を締結するとされている。海外への原発プラント輸出NO!経産省を責める必要性がここにもある。
午後2時半ごろから残暑の日差しが直射する。先週より早い。パラソルの必要性がよく分かった。座り込みは横一列なので隣の人としか話せないのがネックだ。何事もなく過ぎ去る時間、Oさんと本や映画の話となる。久々に軽い話をし合い意気投合したりする。
早めに撤収となったが暗がりで自転車の鍵の番号合わせが上手くいかず難儀する。この間、椅子を2脚ずつ持ち歩く二人のMさんを見つけ受け取るが自転車に乗ったSさんとすれ違い、結局事務所まで4脚を持ち歩きする。汗がどっと出る。穏やかながらハードな締めが待っていた一日でした。(I・M)
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9/7(水)2つの抗議行動にご参加を!
★ 九州電力川内原発今すぐ止めろ!九州電力東京支社抗議
日時:9月7日(水)17:30より18:20
場所:九州電力(株)東京支社(JR有楽町駅前電気ビルヂング前)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
★東電は原発事故の責任を!第35回東京電力本店合同抗議行動
東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!原発再稼働は日本を
滅ぼす。
日時:9月7日(水)18:30より19:45
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約125団体
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脱原発9・11怒りのフェスティバル 主催:経産省前テントひろば
2016年9月11日(日)
主催:経産省前テントひろば
会場:経済産業省周囲一帯
経産省本館正門前周辺
経産省別館資源エネルギー庁前周辺
15:00 歌・音楽演奏
17:00 かんしょ踊り
17:30 スピーチ(各界より)
経産省周囲一帯
18:45 経産省包囲ヒューマンェーン・1回目
18:55 経産省包囲ヒューマンェーン・2回目
19:00 主催者あいさつ(経産省前テントひろば)
「3・11甲状腺がん基金」の発足 9月17日(土)14時~
「3・11甲状腺がん子ども基金」が設立されました。
チェルノブイリ原発事故後、甲状腺がんの子どもたちの治療にあたってきた、
菅谷昭・松本市長 (3・11甲状腺がん子ども基金 特別顧問)をお迎えし、
設立記念シンポジウムを行います。ぜひご参加ください。
◆日 時:2016年9月17日(土)14:00~16:30 (開場13:30)
◆会 場:北とぴあ つつじホール (東京都北区王子1丁目11?1)
最寄駅:JR王子駅北口より徒歩2分、地下鉄南北線・王子駅5番出口直結、都電荒川線 王子駅前 徒歩 5分
◆内 容
基調講演
「チェルノブイリと福島…子どもたちの未来のために」 菅谷昭さん(松本市長)
「甲状腺がん子ども基金」設立について
パネルディスカッション「いま、求められていること」
パネリスト:崎山比早子さん/武藤類子さん/河合弘之さん(予定)
◆参加費:500円
◆主 催:3・11甲状腺がん子ども基金
◆申込み:不要
◆問合せ:090-6142-1807090-6142-1807 E-mail:311kodomokikin@gmail.com
新潟知事選への要請(K・M)
八木です。
刈羽村村議の近藤容人さんの要望も受けて
「泉田知事の新潟県知事選への出馬を求める署名」を訴えます。
「泉田知事応援・おむすびの会」からのメッセージ
https://peraichi.com/landing_pages/view/omusubiniigata
「泉田知事の新潟県知事選挙への出馬を求める署名」を開始しました。
さらに、ネット署名がスタートしました。
ご協力よろしくお願い致します。
https://www.change.org/p/%E6%B3%89%E7%94%B0%E8%A3%95%E5%BD%A
6%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%
BA%8B%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%92%A4%
E9%80%80-%E3%82%92%E6%92%A4%E5%9B%9E%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81
%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84
宛先:泉田裕彦知事
「新潟県知事選挙からの撤退」を撤回してください!!
泉田知事応援・おむすびの会
<Yさんからのメッセージ>
新潟は蜂の巣をつついたような様子で、てんやわんやで盛り上がっているそうです。泉田知事応援・おむすびの会」はかっての県民投票運動の流れの人たちが中心で(記者会見の写真をみると若い人たちが多いです。)、福島からの避難者たちが圧倒的に泉田支持で、立候補辞退表明で自死まで口にする人が出ている現実を受けて、福島からの避難者との連帯の意も込めて立ち上がったグループです。
今、新潟県では様々な市民団体が動き始めており(嘆願書を出そうという上越の団体等)、それらが連携を取りながら署名運動は大きな県民運動になりつつあるそうです。泉田知事は立候補を固辞しているそうですが、政党レベルでは先般の参院選で当選した森ゆう子をはじめとする各党が手を結んで、全力を挙げて必死で、泉田路線を継承する候補者の擁立に動いているそうです。もしそういう候補者が出るなら泉田知事は一緒に応援に動く意向だそうです。
従ってこの政党レベルでの新たな候補者選びの動きと市民レベルでの「泉田知事出馬を求める署名運動」は矛盾するものではなく、相合流していくものと言えます。
他方、新潟日報社への東電の莫大な広告費、また立候補表明している長岡市長と二階新幹事長とのつながり等、いろいろなことが明らかになっています
今や新潟県知事選は泉田知事をめぐる東電―安倍政権と新潟県民との重大な闘いとなっています。それは3・11と<福島>をめぐる根本的な対立でもあります。さすれば、問われているのは首都圏の人びとの態度というべきではないでしょうか。福島・新潟・首都圏を結ぶ三角形は今ここでクローズアップされているのではないでしょうか。
(テントの強制撤去もそういう中に位置づいている。)
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