火事場の馬鹿力
- 2017年 2月 16日
- 交流の広場
- 熊王信之
火事場の馬鹿力、と言う言葉を思い出しました。 何が原因かと申しますと、あの怪奇な王朝の国のミサイル実験です。
トランプ・安倍会談に符節を合せて、しかも固形燃料のミサイル発射です。 それが原因か、どうか、知る由もありませんが、この国が「常時破壊命令」を下していたにも拘わらず、首尾良く発射実験(?)に成功されたようです。
それが証拠に、この国のミサイル発射実験に関わる報道は、韓国発の報道を引用することでしか有り得ないものでありました。 「北朝鮮、日本海に弾道ミサイル発射か 韓国メディア報道」と。
北朝鮮、日本海に弾道ミサイル発射か 韓国メディア報道 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/170212/wor1702120008-n1.html
あの「頼りない防衛大臣」が彼の国のミサイル「常時破壊命令」を厳命していたにも拘わらず、「実験」そのものの事実さえも認知し得ていなかった、ようです。
北朝鮮ミサイルに備え 常時「破壊措置命令」(2016/08/09 05:58) テレ朝ニュース
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000080943.html
首相官邸の間連情報を拝見していますと、「情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと」等と悠長に首相が「指示」していたのが、平成29年2月12日(8:01)ですから、発射終了後のことになります。 一体全体、「常時破壊命令」とは何だったのか。
総理指示(8:01) 首相官邸
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/discource/20170212_siji.html
そもそも今回のミサイル発射の事実を首相官邸が把握したのは何時であったのか等、関連事実を突き合わせると、この国の報道機関が韓国の報道に依り知り得た時間よりも後のこと、と思われるのです。
大袈裟に「常時破壊命令」等と叫んでみても、発射の事実さえ探知出来ず、従って「破壊」等と呼号しても出来得ないのが現実です。
大金を投じて米国からミサイル防禦の装備を購入しても、玩具並みの能力では、キム王朝に笑われるのみ、では?
そうでは無い、と言われるならば、次回の実験からは、実験終了以前に国民に対して警戒警報を発令し、当該ミサイルに対する迎撃の有無を声明して欲しいものです。
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