御用放送　NHKスペシャル「避難指示“一斉解除”～福島でいま何が～」に猛烈な怒りを感じ体が震えております

2017年 3月 29日
評論・紹介・意見
田中一郎

＜田中一郎（たなかいちろう）＞

御用放送　NHKスペシャル「避難指示“一斉解除”～福島でいま何が～」に猛烈な怒りを感じ体が震えております。

原子力ムラ・放射線ムラ代理店政府＝自民党・民進党とその補完勢力どもが福島第１原発事故後行った政策の最大の問題点は、被害者を「分断」したことなのか？　だったら「分断」がないように、地域住民・市町村民が一丸となって、わずかばかりの賠償金で満足をして、猛烈な被ばく環境の下へ、「分断ができないように」帰還すればよかったのか！？　放射能と被ばくを忘れて、みなニコニコと復興、復興と言っておればよかったのか！？

このＮＨＫという、どうしようもない腐りきった御用放送局に対して怒りで体が震える思いです。

放送の途中には、霞が関の官僚達（経済産業省、環境省など）が屁理屈を垂れているシーンが幾度か現れてきます。

この連中に、原発震災被害者と同じような目にあわせてやればいいのではないかと、この放送を見ていてつくづく思いました。

この放送において、屁理屈を垂れていた官僚と所属組織は、そのうちに「処分」しなければいけません。

放射能を甘く見る者たちは、必ずやその体が子々孫々にわたりボロボロとなり、やがて滅び去るでしょう。

そんなことに、加担することも、目をつむることも、歪曲することも、隠しごまかすことも、できるわけがない。

原発・放射能・被ばくをめぐる「闘い」は、彼ら原子力ムラ・放射線ムラを葬り去るか、我々が放射能によって焼き殺されるか、二つに一つの「最終戦争」であることを、この番組はいみじくも教えてくれている。