なぜ歴史認識が日中の政治対立に発展するのか 日中全面戦争80年の意味を問う
- 2017年 6月 29日
- 催し物案内
- 森広泰平
■日時:2017年7月27日(木)18時45分~20時50分
■受付時間:18時15分~
■会場:明治大学研究棟4階 第1会議室/★要予約(定員50名)
(東京都千代田区駿河台1-1)
■アクセス:JR「御茶ノ水」下車/地下鉄半蔵門線・都営三田線「神保町」下車)
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:1500円/会員1000円/明大生無料(要予約)
■ゲスト:伊香俊哉さん(都留文科大学教授)
日本が日中全面戦争に突入してから今年で80年を迎えます。日中戦争は
中国全土を荒廃させただけでなく、三光作戦に象徴されるように、中国蔑
視に基づいた人物ともに破壊し尽くす戦争であり、中国民衆の激しい抵抗
を招き、中国大陸での日本の物質的消耗がアジア・太平洋戦争での日本の
敗戦の大きな要因となったと言っても過言ではありません。
中国では近年、柳条湖、盧溝橋、南京で戦争記念施設を拡充させ、歴史
教育に力を入れてきました。教科書の日中戦争の記述は40頁を超え、わ
ずか数行触れるだけの日本と際立っているのが現状です。近隣諸国条項を
無視する安倍政権の下、歴史認識問題が日中間の政治対立に発展してきた
背景にもなっています。
7月定例会は、日中全面戦争の研究してこられた伊香俊哉さんをお迎え
します。柳条湖事件から続いた中国大陸での日本の戦争の実態を検証し、
日中両国の戦争認識がどこで対立を生んでいるのか、日本側に何が欠けて
いるのかについて解説していただきます。
■伊香俊哉
1960年生まれ。1991年3月、立教大学大学院文学研究科(史学専
攻)博士課程後期課程退学。現在、都留文科大学教授、文学博士。近著に、
『近代日本と戦争違法化体制―第一次大戦から日中戦争へ』(吉川弘文館)、
『満州事変から日中全面戦争へ 戦争の日本史』(吉川弘文館)、『戦争は
どう記憶されるのか 日中両国の共鳴と相剋』(柏書房)。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、
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