テント日誌7月2日…警官とはいつもの問答をするのだけれど
- 2017年 7月 3日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
警官とはいつもの問答をするのだけれど… 6月28日(水)
梅雨で雨。今日は、水曜日の当番の2人は朝9時から10時過ぎまで、大間原発建設反対を訴えて、電源開発株主総会が開かれた芝の東京プリンスホテル前でスタンディングデモ。そのあと、昼食をとって正午から産省前に。小雨で蒸し暑い。座り込みは4人で開始。オレンジ色の縞模様の大きなパラソルを2つ、椅子に括り付けたが具合がいい。 雨はよけられる。
今日はいろんな警官がきた。1回目は一人で、2回目も一人で。二人とも「今日は何人来るのか、何時までやるのか」などと聞く。いつもの通りと答える。そのあと、紺色の警察車両できた警官は「いつも言っていますがパラソルはじゃまになるので…」と。こちらは「いつも聞いていますが、いつもこうやっていますよ」という。警官は「 ええまあ、注意してください」とかなんとか言って帰る。そのほかにも座り込みの方に歩いてきて、途中で反転して帰って行った警官もいた。
テント当番は、6月30日の福島原発告訴団の検察審の裁判について話した。傍聴抽選の締め切りが8時20分なので、東電側も傍聴抽選に並ぶだろうから私たちも行かなければという話になった。風もなく雨も夕方近くには上がった。通行人で、ものすごく親しそうな笑顔で「頑張って」「ありがとう」という人がいた。座り込みを見たり、幟を見たりする人に対してはこちらも「原発反対です」と言う。
今日は「再処理とめたい!経済産業省別館前行動」のある日で、夕方、それに参加する人が寄ってくれた。この行動は毎月第4水曜日に行われている。主催者は首都圏市民のつどい。斎藤美智子さんは座り込みの後、そっちにも参加すると言って行かれた。すごい。みんな、いろいろと頑張っている。(T・I)
いつもYさんに頼っているばかりだが… 6月29日(木)
今日はYさんがお休みだったのでピンチヒッターのSさんと11時半過ぎ事務所から荷物を運んで経産省前へ
少し前の天気予報で雨とのことだったが降らずに良かった。
二人で何とかセッティングしていたらいつも裁判の時寄って下さるKさんがかわら煎餅をたくさん持って来てくださった。
午後の部をチェンジしたTさんもカンパ缶や冷たい水を用意して現れいつもの木曜日よりにぎやかになった。
休む予定だったヨーカンさんも心配して来てくれた。後半の部のSさんも早く来てくださりびっくり!
いつもYさんに頼ってばかりだが、たまにお休みするのもみんなが緊張して良いかもと思う。3時前にOさんも寄ってくれた。後半人が少なくなるのを心配しながら私とヨーカンさんはテントを離れた。(I・K)
4週間ぶりの座り込み参加… 6月30日(金)
11時に事務所に着くと既に、Mr.SさんやTさんがいて談笑していた。今日は福島原発告訴団が元東電会長らの刑事責任を問う裁判の初公判である。裁判傍聴希望者は7時半には地裁前に集合して傍聴券確保のために並んだそうだ。世間の注目を集めているので、メディアに40席近く確保したので、一般傍聴は54席ぐらいしかなかったそうだ。福島からはバスで武藤類子さんをはじめとする告訴団の人々が大勢参加したそうだ。テントにも顔見知りのMさんやHさん等も顔を見せたそうだ。Mr.SさんやTさんは荷物運搬のために事務所に戻り私が来るまで談笑していたのだ。
私は病み上がりで、4週間ぶりの座り込み参加となる。座り込みのメンバーに会うのも久しぶりである。今日は1日、裁判傍聴と院内集会とあるので、座り込みの方は人が少ないかなと思ったが、常連のメンバーが座りこみに参加したので椅子は満席となった。雨は降ったり止んだりで1日はっきりしない天気であったが、かんかん照りよりは身体にこたえないので良かった。体調が不十分なので、後半のKさんが到着したので少し早めに帰路につく。(S・S)
福島事故刑事裁判初公判 6月30日(金)
東電元会長らの刑事責任を問う裁判が始まった。福島原発告訴団が告訴してから5年、イチエフ事故の責任を国も東電もとっていない中で、やっと裁判が始まった。
青シャツのSさんの話では、傍聴抽選券交付が朝の7時半に始まるため、400人以上が早朝に集まって傍聴整理券を受け取ったそうだ。裁判は10時に始まり17時まで行われた。
傍聴できない人は参議院議員会館の院内集会に参加。リレートーク、海渡弁護士の裁判報告、東電テレビ会議(49時間の記録)上映、夕刻の裁判報告(記者会見)などが行われ、講堂には沢山の椅子が出されているが満杯。事故への怒りを抱えた多くの市民が集まった。詳細は次を参照。
福島原発告訴団:http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
福島原発刑事訴訟支援団:https://shien-dan.org/
私は、午後の東電テレビ会議(OurPlanetTV)を視聴。6年3か月前を思い出しながら、東電本店とイチエフとオフサイトセンターと柏崎刈羽などとの会議を観てショックを受けた。深刻な事態をどう防げるかの重要な場なのに、軽重沢山の話が飛び交い、情報把握も情報共有も不十分、とてもイチエフ4基を制御できる会議になっていなかったから。3月11日の深夜まで何だかのんびり会議し、12日未明からは危機感・緊張感が高まり、対応策が具体的になってくる一方で、作業者の被ばく量がどんどん増えていく。
福島の被害者の方々がどれほどの怒りを抱かれるだろう、東電社員はこれを観てそれでも原発を捨てられないなんて人間として恥ずかしくないのか、官僚たちもこれを観ても原発を推進するなんて本当に馬鹿だ。
常日頃心配していたように、複数基立地稼働が大問題であることも良く分かった。3号機の深刻な議論をしている最中に2号機の新たな危機情報が発せられたり、が頻繁に起こるのだ。また、燃料プールの核燃料がむき出しになり湯気が出たとの報告に、「プールは他も同じ」との心配の声が聞こえ、全国にある使用済み核燃料プールの危険も実感した。
3時過ぎには、テント座込み当番ゆえ経産省本館前に移動、のぼり旗も横断幕もあるが、院内集会ゆえか少し人が少ない。うれしかったのは、腰痛で苦しんでいる髭のSさんと会えたこと。座るとしんどいそうだ。
朝鮮高校無償化差別反対を訴える文科省前の行動に参加したあと、17時から経産省抗議行動を開始。前述の福島事故刑事裁判・院内集会の報告を交えて、イチエフ事故とその責任を経産省に問うた。F村長が、この日の裁判が福島の被害者や多くの方々の6年に及ぶ努力でやっと実現できたことを話した。
抗議行動後も院内集会や反原連金曜行動に皆が散っていった。私は、差入れていただいた美味しいクッキーをいただき、福島3号核爆発のFさんにも応援してもらって片づけをした。経産省本館前のお茶サービス前の人だかり、角(元テント)の太鼓合奏を後に帰路、9時近くになっていた。(K.M)
うんざりするような出来事のオンパレードだ 7月1日(土)
〇梅雨空
小雨がぱらつく曇り空。無彩色の雲が流れてゆく。いつも以上に人通りが少なく左右見渡すと歩道に誰もいないこともあった。降水量はかなり少なかったが傘をたたむほどではなかった。話題はどうしてもアベやイナダ( ワラサ、ブリは話題にならなかった)に集中し話に熱がこもった。でも経産省を忘れたわけではない。特記事項無しなどと芸のないことを書きたくはないが今日はそんな一日だった。何事もなく終わったことを一緒に座り込んだ人たちに感謝したい。また来週。お互いに元気な姿を見せましょう。
〇印象操作
菅・読売ペアのスキャンダル印象操作は見事にあっさりと清々しく裏目に出た。正直・誠実は悪意を駆逐するということだろう。教育・子供のための文科省はかくあるべき。
〇舌禍美人(美人?)
花言葉 「開き直り」「私物化」[血を流す覚悟」
月下美人とは異種。1年中何度も厚かましく開花し、そのたびに災いを呼ぶ想像上の…
〇雉も鳴かずば撃たれまいに(無用の発言をしたばかりに自ら災を招くこと)
雉に鳴くなと諭しても無理な話で「何を馬鹿なことを」と言っても今更だ。「防衛省、自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」。公務員(防衛大臣)の地位を利用した選挙活動以外にどんな解釈が? 公職選挙法以外にも、自衛隊法、国家公務員法がある。しかも自衛官も有権者なのに個人の権利を私物化して憲法の精神にも反している。
だが防衛大臣は誤解を招きかねない発言なので撤回したと繰り返した。何故か陳謝したと伝えている報道もある。寡聞にして聞いたことがないが例えば盗品を返却すれば窃盗罪は成立しないのか?
「誤解を招くような」「撤回」という言葉の連打を免罪符に使おうとしているが違法行為が問われる発言が不信を招き、またしても大臣としての資質が問われているということであって、事の本質を誤解させようとしているに過ぎない。誰も誤解などしていないのでご心配なく。この点を誤解なきように。
口を開けば説明責任・職責を果たすというが「撤回すれば辞任の必要なし」で責任を不問に付すことが腐敗・独裁を培養している。その培養したコロニーを守るために雉に鳴くなと諭して済まそうとしている。まだまだ続くオウン・ゴールの日々。
ところで…どうでもいいが防衛大臣のくせに援護射撃で味方を撃ってどうする。
稲田防衛相の30日の閣議後会見での記者団とのやりとり
http://www.asahi.com/articles/ASK6Z4QVWK6ZUTFK00Y.html?iref=pc_extlink
(O・O)
7 月2日(日)午後1時より脱原発青空テント川柳句会が開催された
選者は乱鬼龍氏、席題は「選ぶ」 「人」 3時投句締切、3時半頃より入選者の発表、 披講 となりました。
お昼過ぎまでは曇っていたのですが、披講の頃には夏の太陽が照りつけ、真夏の暑さの中での句会となりました。
今回の参加者は14 名、 入選句の発表後、 入選者へ選者より書籍やお菓子など様々な景品が手渡されました。入選句は以下の通りです。(S.E. )
「選ぶ」
特選
・繁栄を選び遺伝子破壊する - 芒野
秀句
・なぜ減らぬフクシマ六年自民票 - のら
・投票で選ぶは人でなく未来 - 草地
・選ぶ程ゆとりを持って暮したい - 落葉
・見極めた今度こそはと流れ乗り - おおとり
・選ぶより他に暮らしは守れない - 無位史膳(むいしぜん)
「人」
特選
・舐められた庶民奮起で地は動き - おおとり
秀句
・マニュアルで動かぬうざさ面白さ - 無位史膳(むいしぜん)
・歯車と言うが結局人次第 - 芒野
・安倍やめろ声を拾わぬくずメディア - 藤康
・人々を部品と扱う世に生きる - 草地
・政治家は代理人にしか過ぎぬ - 言奈地蔵
次回の 脱原発青空テント川柳句会は8月13日(日)13時からの予定です
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7/5(水) 2つの抗議行動にご参加を!
1.高浜原発再稼働やめろ!関西電力東京支社抗議行動
日 時:7月5日(水)17時30分より18時15分まで
場 所:富国生命ビル前(内幸町駅A7出口すぐ)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
2.第46回東京電力本店合同抗議のご案内
東京電力の傲慢、独善、隠蔽、無責任体質は現在も継続中です
東京電力へ抗議の声を挙げましょう
日 時:7月5日(水)18時30分より19時45分頃まで
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟ほか126団体
テント学習会 「日本のプルトニウム管理と大洗事故」 7月6日(木)
6月9日に「日米原子力協定」の院内ヒアリング集会を開催し、プルトニウム管理の重要性が明らかになり、一方で6月6日に起こった大洗の事故から日本のプルトニウム管理の杜撰さが露呈しました。
そこで、48トンと言われるプルトニウムが今どのように管理されているのか、5人の作業員が大量の被ばくをした大洗事故は何を現しているのか、を学習し、
次のヒアリング集会「日米原子力協定(2)」に繋げたいと考えます。
日時:7月6日(木)18時半~21時
場所:日比谷図書文化館(千代田図書館)セミナールームA
講師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
参加:テント関係者及び一般の方
参加費:300円
課題(案):
(1)日本のプルトニウム管理
(2)大洗事故
(3)ヒアリング集会質問書案
主催:経産省前テントひろば
7月3日(月)は「アベ政治を許さない」のポスターを掲げる日
13時:国会正門前にて
7月7日(金)5時~6時経産省前抗議行動 官邸前抗議行動は6時30分~
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