テント日誌10月20日…山口から安倍に文句を言うためにきた人
- 2017年 10月 22日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後(9・11から2198日)
とかく雨の寒い一日だった 10月15日(日)
寒い、とにかく寒い雨の日曜日となった。先週は川柳句会があり参加者で賑わい、歌声合唱隊も今日はお休みで歌声の響く座り込みも今週はない。選挙戦に入っているが選挙カーは一台も通らなかった。静かな3~5人での座り込みだ。このところあまり見かけなかったSさんが来て30分位座り込みに加わった。丸の内警察の濃紺のワンボックスが通り過ぎる。悪天候ではあるが道行く人は結構いて原発再稼働反対の声掛けをする。座り込みメンバーのGさんも母君が入院中ということで早めに帰宅した。寒かったけれどもキッチリ4時までの座り込みを終えて事務所に戻り、温かいコーヒーを飲んで家路に就いた。 (S・K)
山口から安倍に文句を言うためにきた人あり 10月16日(月)
今日も朝から雨が降り続き、昼過ぎから強くなるなかテントに向かった。テントにはいつもの常連3人が座り込んでいた。さすがこの雨のなかではテント関係者が傍聴するような裁判もなかったらしく静かに時間はすぎていった。しかし、通り過ぎる人のなかには、大変ですね頑張って下さい、寒くないですか、などと声を掛けてくれる人などもあり勇気づけられる。
そうしている時に原発反対のボードを持った女性が立ち寄られた。大きな荷物を持っているので聞いたら山口県から安倍に文句を言う為に来たらしい。テントに寝泊まりしたこともあるそうで、こういう活動は孫の為にやっていると力説されていた。ここに来る前にも他所で一時間ばかり情宣活動をされていて身体を冷やされていて15分ほどで帰られた。すごいエネルギーだと思った。常連ふたりは4時に帰られたがその後も雨は降りやまず、我々の身体も冷えきってきたのと暗くなったので撤収した。(保)
冬のような寒さになった 10月17日(火)
昼ちょうどに小雨の中を現場に到着すると、丸の内警察の車両が一台、それと数羽の鳩が出迎えてくれる。しばらく続いた雨も、今日はようやく昼過ぎになって止んだ。
午後の経産省前の歩道には、外国人の団体客がやたらに多く行き来をしている。彼らは経産省前を通過するだけなのか、それとも経産省を訪問するのだろうかと観察していると、中国人団体客の一人が「ここに座って良いか」と片言で話しかけてくる。「どうぞ」とお招きしたら10分ほど座って、省内に集団で入って行った。今週末で衆議院選挙の運動期間が終わると言うのに、桜田通りを通るのは某(金はあるけど、票は無い)弱小党派の宣伝カーだけ。もっとも、この辺りを走っても票にならないか。
2時を過ぎると、雨の合間に街路樹(植栽)の手入れをしようと業者さんがやってきた。私たちは彼らの作業を妨げないよう、椅子を歩道の中央寄りに異動して座り続けた。今日は雨が降らないまま夕方まで、何とか無事に座り込みを終了したとはいえ、冬のような寒さだった。(EO)
冷たい雨の日が続くが座り込みも続いている 10月19日(木)
朝から冷たい雨、最近本当に雨が多い。
天気予報で12月中旬の寒さとのことだったので冬支度で出かけてきた。
ヨーカンさん・Yさんと幟を立てて準備していると「なくせじん肺全国キャラバン隊」が通った。ほとんどの人はテントには関心を示さずまっすぐ歩いていたが数人だけ手を振ってくれた。じん肺・水俣病・いろいろ環境による被害があるけれど、原発もその一つですよね。
Yさんが事務所から持って来てくれたビニールのレインコートを着ていたので寒くはなかったが、本も読めないので携帯ラジオを聞きながら座っていた。時折雨の中何やっているのだという顔でバナーを見ていく人がいる。
数人の女性がシンパシーを送ってくれ嬉しかった。
鳩が数羽やって来たが餌はないと知って飛び去って行った。
ちょっぴり可哀そう。3時前午後番のSさんが来てくれたので安心して帰途に着く。その後Mさんも来てくれたそうだ。そして夜、Yさん・Mさんは仲間と「安倍9条改憲NO!安倍内閣退陣!10・19国会議員会館前行動」に参加するそうだ。
みんな頑張っています。(I・K)
経産省前の植栽の選定を見守る 10月20日(金)
一日中雨降りかな、と思って事務所を出発する。
心配された雨も降らないが、寒さのためにカッパを着込む。それでも寒い。ニト帽と手袋があったほうがいいかなと思った。これからの寒さで体調を崩さないように気を付けなくては。
目の前の経産省前の植栽の選定をしている。蔦のように長く地面を張っていた蔓を短くカットする。すっきりした感じである。しかし。この植物があるためにテントのある時期には蚊が沢山いて閉口したなと言うことを思い出した。
選挙も大詰めを迎え、地元で選挙の応援で忙しいようだ。今日の経産省前抗議に人が集まるか心配である。寒さも相まって参加者はあまり増えないだろう。後半のメンバーが来たので文科省抗議に向かった。(S・S)
ここでも選挙でも原発推進を厳しく糾弾 10月20日(金)
3時過ぎから選挙談議のあと、私の「安倍政治を許さない、脱原発を実現しよう」チラシとe-シフトチラシをまいたところ、いつもと異なって背広組からも結構手が出てきた。やはり、安倍政治を止めたい人が多いのだ。票につながるといいのだけれど。
4時から文科省前は今日も活気があった。田中宏さんも参加していた。
5時になって経産省本館前で抗議行動を開始、コールの合間に貴重な情報交換。
Fさん:核燃料サイクル破綻、NUMO説明会、科学的特性マップ、30km圏補助金
Hさん:選挙で安倍打倒を
Eさん:鹿児島県で11月1日、2日に全市町村を回って核燃料最終処分場反対を訴える
Hさん:選挙と10.21行動
Kさん:規制委パブコメで東電の「適格性」無しを訴えよう
Oさん:選挙で自民を止めよう
Kさん:核のゴミ問題。米国で軍が地中処分したが15年後に事故。MOX燃料問題
Yさん:雨の関電本店前行動、東海第2問題、今後の予定
Aさん:安倍政権による戦争国家化、壊憲、原発推進を糾弾
Rさん:選挙に行こう、人々に声をかけよう
6時を過ぎて雨も降りだしたので早めに片づけをした。
(K.M)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その46
原発30km圏に補助金拡大、またまた札束で原発再稼働推進を目論む経産省
~嘘と札束と脅しで造った原発を、周辺30km圏に札束まいて稼働か~
木村雅英(経産省前テントひろば)
東京新聞10月14日(土)朝刊トップ記事に驚いた。
「再稼働へ誘い水? 原発30キロ圏に補助金拡大 立地外16自治体に5億円」
「原発の立地自治体に限定していた国の補助金の対象が、二〇一七年度から原発の半径三十キロ圏内の自治体にも拡大された結果、北海道ニセコ町や京都府など計十六の立地外自治体に支給予定であることが十三日、経済産業省への取材で分かった。対象自治体などによると、補助金の総額は少なくとも約五億円に上るとみられる。」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017101490070716.html
2016年度に経産省が始めた補助事業「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業」で、主に老朽化などで廃炉が決まった原発の立地自治体に対して再生可能エネルギーの普及促進などを通じ地域振興を後押しするのが目的だったものを、「廃炉」条件も無しにして原発周辺30km圏自治体に対象を拡大するのだ。
経産省は「原発の影響が周辺にも及ぶことが分かり仕組みを見直した。再稼働への同意を得る目的ではない」としているそうだが、全く信じることはできない。
ひとたび大きな原発事故が起これば影響範囲が広く、「補助金が落ちないのに放射能は落ちる」周辺自治体が多数あり、再稼働反対の声が高まっていることは確かだ。今度は、周辺自治体を札束でひっぱたいて原発再稼働を目論むつもりか。
原発は嘘と札束と脅しで造られた歴史があり、3.11東電福島原発事故を経験しても経産省は何も反省していない。
なお、東電福島原発事故で250km以上先まで放射性物質が落ちてきたにもかかわらず、原子力規制委員会が発足直後にいい加減な拡散シミュレーションを行って、UPZ(原子力災害対策重点区域)=30kmと定め、「国民」に定着させてしまった。30km圏の自治体とさらに遠方の自治体からも再稼働反対の声が高めねばならない。
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10月27日(金)5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は6時から(首都圏反原連)
案内 反原発美術館の展示
東村山の脱原発グループが、市民文化祭で反原発美術館の3作品を借り、展示してくださることになりました。
よろしければお立ち寄りください。
イベント名:東村山市民文化祭
開催日程:11月3日(金)~5日(日)
会場:東村山中央公民館
団体名:さよなら原発東村山
どうぞよろしくお願いいたします。
早川由美子
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