ささや句会 第39回 2017年11月29日水曜日
- 2017年 12月 10日
- カルチャー
- 公子
結ふ食 楽屋(ささや)にて
評者 新海あぐり
新藁を燃やし一人をあたためる 新海あぐり
・余り温かくなさそう。何故にやっているのかよくわからないところがよかった?
見舞客コートの寒さをはらいけり 川瀬範子
・寒さを纏ったまま部屋に入ることなく、きちんとはらっている見舞客を捉えている。
凍蝶の風に抗ふしぶとさや 合沢舞祥
・抗ふという言葉と、しぶとさが少し近い。しぶとさを別の表現で。
夜明かりや異国の土手の花薄 小宮桃林
・異国はニューヨークと聞いたが、ニューヨークを活かせたらもっと良かったか。
尼寺の紅葉俗世との間 合沢舞祥
・尼寺がそんなに聖なる地とは思えないが、紅葉を面白い位置に据えている。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔culture0563:171210〕
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