テント日誌1月12日…無責任な埼玉県議会意見書に怒り心頭
- 2018年 1月 15日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
そういえば今日は成人の日だった 1月8日(祝)
きょうは月曜日だが成人の日という事で休日であった。頭の片隅にはそういう認識はあったのであるが、いざ行動してみると平日のつもりでガス代金と集会の賛同代金を郵便局で支払うつもりで用意して郵便局へ行ってみて、閉まっているので休日だったことを思い知らされた。祝日は昔のように固定していた方が良いと思う、1回インプットすればきょうは何の日だから休日なのだと言うことで理解しやすいから。
昔の議論の時には欧米、特にドイツと比べて二百時間も労働時間が長く、休日を増やして少しでも先進国に追い付かなければいけないということだった。ところが今の働き方改革の議論では給料は労働時間ではなく成果に対して支払うとなり時間制限を無くしてしまおうとしている。安倍政権は常に資本家の都合のよいように改悪しようとしてきた五年間であった。原発再稼働を進める安倍政権とは真っ向から対決している。今年も頑張ろう。
きょうは雨模様と言うことで、皆で少し早めに行って事務所で幟旗の準備をして経産省前へ出かけた。珍しく風もなく楽な座り込みだった。準備が終わった頃陽射しが出ているのに雨がパラパラ、天気雨であった。本格的に降ってきたのは12時半を過ぎてから。それもすぐにしとしと雨になり一時間ばかりで止んだ。あとは降ったりやんだりを繰り返していた。風がなかったのが何よりだった。きょうの新たな参加者は高崎から来てくれたTさん。暖かいたい焼きまで差し入れしてくれて皆で美味しく御馳走になった。座り込みが終わりになりかけた頃若い女性が一人来た。きょうは休日なので4時で終わりだと告げると分かっていますと言うのでテントニュースを手渡した。私は初対面だがテントには何回か来ているらしい。片付けも手伝ってくれた。初対面なので詳しい話はできなかったがこれから何回かお会いできる事でしょう。レジェンド・Sさんはきょうも来られなかった。養生されているものと願っています。(保)
使用済み核燃料問題はいろいろの面で問題が浮上 1月9日(火)
昨晩の雨も上がって午後は快晴だった。座り込み準備をK、Y両氏にお願いして、午前中に、しばらく姿を見ていないS女史の入院先を訪問した。いつもの元気な様子で早くここ(病院)を出たいと語り、皆は元気かと心配されてしまった。
昨日の新聞で、関電が使用済み核燃料(核のゴミのこと)の中間貯蔵(最終処分場への搬入前段の貯蔵)施設への移動を検討しているとされた、一時保管施設のある青森県むつ市の宮下市長が「到底受け入れられない」と記者会見で語ったという報道だ。関電は青森県や自治体(むつ市など)との協定(4者協定)に基づく貯蔵方針と考えているようだが、このままでは「核ごみ戦争」になるのではないか、と危惧される。
原発立地自治体と中間貯蔵施設、最終処分施設のある自治体との間で「核ごみ戦争」は勃発する。同じようなことが、北朝鮮の核開発と核の傘の下でそれを非難する日本政府との間で起こるのではないか。前者の原因は原発を止めないまま核ゴミを増やしている電力会社にあるが、後者の場合は「核戦争」に通じる。これを後ろで操っているのは誰だろうか。2020オリンピックを口実に福島原発事故の重大性をうやむやにしようとする安倍政権の策謀にも共通するものがあるように思えてならない(O・E)
今日は新年初の東電抗議があり 1月10日(水)
お天気が良いので日差しのあるうちは暖かい。座り込みグッズをセットして、しばらくは当番の2人だけ。しかし、裁判の傍聴に行く人、国会の「原発ゼロ法案」関係の院内集会に出る人などが寄ってくれる。また、「顕彰会」(日蓮宗系)の女性たちが新聞配りを12時30分頃から13時頃まで行う。仏法の力をもって安倍と闘おうというもの。一人は新聞をひたすら読んでいる。
保さんは正清さんのケアーの件で忙しいようだ。今日もパンを持ってきてくださる。院内集会に参加する男性は、経産省は敷地の周りとか屋上にソーラーパネルを設置するようでなければならないのに、経産省もダメだねと言われた。
仕事の用事があって霞が関界隈に来た女性が、座り込みに参加してくださった。自分で作った原発反対、再稼働反対の布を持ち歩いているそうだ。みせてくださる。みんな創意工夫して頑張っておられる。大島さんが院内集会に行く前に立ち寄られ、バッヂを広げたら、その女性が2個買ってくださった。保さんがつくられたパンを美味しいと言って食べられた。
さらにそこにちょうど、スイスからホリデイを利用して日本旅行に来た男性が座り込みについて質問され、英語が堪能のOさんと話になる。スイスは言語がイタリア系、フランスカ系、ドイツ系?に分かれていて、その人はイタリア圏だそうで、Oさんとは英語は母語ではないからあまり上手ではないことを確認して話されたようだ。その男性も、バッヂを1個買ってくださった。また、保さんが作ったパンも食された。
にぎやかな経産省前となった。丸の内署のワゴンの警察車両が来て、警官がきたが、気を付けてやってくださいといったようなことを言ってすぐに立ち去った。陽が陰ると寒い。風もある。今日は新年初の東電抗議行動の行われる日で、それに参加する人も寄ってくださった。(T・I)
突然のテレビ中継 これ何 1月11日(木)
座り込み当初は、風も無く快晴で順調なすべり出しだったが、13時半頃より風がふきだし、慌ててコートを着る。
今日は常連の3人でスタートしたが、間もなく以前テントに泊まり込みをしていたMさんが参加され、暫くは4人となった。
14時過ぎには、11時~13時まで行われた、デマで沖縄への偏見を煽った「ニュース女子」東京MXテレビ前での抗議行動に参加された人が4人も参加され、賑やかになった。そのうちに、座り込みの前でテレビ局が数社何やら実況中継を始めたまた何か、経産省がくだらない諮問委員会か有識者会議でも立ち上げたのだろうか? ろくでもない亡国の経済滅亡省!恥を知れ(Y・R)
放射線の特徴をあれこれ考えた 1月12日(金)
きょうは金曜日・早番担当のSさんが他に用事あり来られないとの電話があり暇人の私が代わりに務めました。金曜日の人達は11時には来ると言うので家を早く出て事務所に11時前には着いたのであるがすでに二人の常連が来ていた。いつもの道具の他に、ポットに沸かしたお湯を入れて経産省前に出掛けた。この冬一番の冷え込みで手が凍えて準備に少し時間がかかってしまった。
準備が終わった時はお昼時でテント前は大勢の通行人で溢れていた。この人達は幟旗や横断幕を見ても何も感じないのであろうか、と考えてしまった。やはりその原因は放射線の特徴―色も匂いもなく目に見えないことーで人が考えることをしないでも済んでいる現実がある。放射線に色があれば目に見えて認識せざるを得ないし匂いがあればー自動車から出てくる排気ガスのようにー嫌な匂いだと感じることができる。都心でもまだかなり線量が高いがそれが直ちに病気に結び付く訳でもないー大多数の人にとっては。それぞれの人のからだのなかでは遺伝子が放射線に依って絶ち切られた細胞を一生懸命修復してなんとか病気にならないように働いてくれているのだが。しかし、この事を我々は感じることが出来ない。一部の体の弱い人が癌にかかって死んでいく事があっても新聞記事になるわけでもなく無かったかのように済まされている。特に今のようにーそれは福島医大に代表されるがー福島県民や原発労働者が癌や心筋梗塞などの病気にかかって死んでいっても初めから放射線の影響とは絶対認めない医者や学者が大勢存在する時代には我々のように、小さな力しか持っていないが異議を唱える人間が必要とされている。頑張ろう。
きょうの前半は何事もなく過ぎていった。座り込みには女性が圧倒的に多かった。その分華やかだった。男四人の月曜日とは大違いであることを実感させられたきょうの座り込みでした。(保)
無責任な埼玉県議会意見書に怒り心頭 1月12日(金)
暖かい日差しの経産省本館正門前にはいつもより沢山の椅子が並べられている。座っていると河原井純子さんが現れ、木綿の服、みそ造り、八王子の金八デモ、…と話が弾む。以前泊り込みで一緒だったTさんもデモに参加しているそう。
続いて、Yさんが登場、美しい高山植物写真入り葉書を皆に配る。私は青いケシの写真をいただく。続いて、福島被ばくと賠償について電話で何度もお話していたBさんがご夫婦で来られる。
少し冷えてきたので、私はニュースとテントリーフのちらしまき。受取はあまりよくないが、いつも不調のネクタイ男性が何人も手を出してくれた。4時になって河原井さんと文科省前に行くと、大学入試シーズンゆえかいつもと違って朝鮮学校の学生はお休みで大人だけの抗議行動。田中宏さんが歴史を振り返って差別を批判。
経産省前に戻るとタンポポの花に詳しいFさんも到着。Hさんの司会・進行で経産省抗議行動。埼玉県議会が「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を求める意見書」を賛成多数で可決したことへの怒りで開始。こんな意見書出すなら全国の原発と核のゴミを埼玉県に引き取れ! 抗議の署名行動が開始された。それにしても、世耕経産大臣はじめ多くの政治家が原子力規制委員会の「新規制基準」が「世界最高水準」というがこれはまっかな嘘である。(http://www.jca.apc.org/~kimum/NRAno058.html)。
終了後は、反原連の行動、首相官邸「裏」の抗議行動などがあり、経産省前に戻って暖かいレモンティーを飲んで火炎瓶テツさんの声を聞いてから、座込み椅子類を片付けた。(K.M)
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案内とお知らせ 是非参加してください
1 誰のための再稼働?東海第二原発 16日13時~、交渉15時~、参議院議員会館
いよいよ来週になりました。1月16日、東海第二原発に関する院内集会および政府交渉を開催します。
政府交渉では、日本原電の「経理的基礎」に関して、日本原電の財務状況への評
価、廃炉解体費用の引当金のほとんどを敦賀原発3・4号機の建設費にあててい
ると報道されている件や、日本原電への融資に慎重な銀行に融資させるため、債
務保証を東電が引き受ける方向であることに関して、問うていきます。
★集会&政府交渉 誰のための再稼働?東海第二原発(1/16)
1月16日(火)13:00~@参議院議員会館
http://www.foejapan.org/energy/stop_restart/180116.html
13:00~ 集会
15:00~ 政府交渉 相手方:経済産業省(調整中)
小川仙月さん( 「脱原発ネットワーク茨城」共同代表)
阪上武(原子力規制を監視する市民の会) ほか
資料代:500円
主催:国際環境NGO FoE Japan、原子力規制を監視する市民の会
2 エネルギー基本計画 17日13時、参議院議員会館102会議室
原発ゼロ・石炭火力ゼロ、再エネ優先に!「エネルギー基本計画」見直し、政府交渉へ!
12月8日、高槻での討論集会には賛同が多く寄せられ、たくさんの多様な人たちが出席し討論しました。原発と石炭火力は安倍政権のエネルギー政策では切り離せないもので、そこでは石炭火力でCO2を大量に排出し、原発再稼働でそれを相殺するという計算になっている、そのうえどちらもひどい環境破壊、健康破壊をもたらす。
どちらもゼロを要求しようと意見の一致を見ました。また、原発優先政策が再エネ導入を妨げる元凶だということでした。
「エネルギー基本計画」は日本のエネルギー政策の基本であるので運動を大きくし、eシフト等の呼びかける署名活動もいっしょに進めることになりました。
「エネルギー基本計画」見直し・経産省/環境省交渉
1月17日(水)参議院議員会館102室(1F)
13:00 準備打合せ
13:30~14:30 経済産業省
15:00~16:00 環境省
12月8日、高槻の討論集会に基づき行う交渉です。
地球救出アクション97主催、討論集会参加者と賛同団体・個人の要求という形にします。出席希望の方は稲岡までご連絡ください。
090-7090-1857 minako-i@estate.ocn.ne.jp
eシフト等たくさんの団体による署名活動(討論集会の議論を反映している)も並行して行います。こちらも2月から政府交渉(ヒアリング)や署名提出行動を行う予定です。
今回の政府交渉はまず、異議申し立てを伝え、現段階での経済産業省と環境省の態度を見極める場として行います。
3 原発の火山審査を問う、24日13時~、参議院議員会館B104
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広島高裁・伊方原発差止決定を受けて
原発の火山審査を問う 政府交渉&院内集会
http://kiseikanshi.main.jp/2018/01/12/1222/
使用済核燃料の中間貯蔵/避難計画の被ばく線量他
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1月24日(水)13:00~16:50@参議院議員会館
愛媛、佐賀、鹿児島、関西他、各地から参加の予定です。
広島高裁は伊方原発の運転差止を認める仮処分決定を下しましたが、その理由は火山リスクでした。原発の火山審査について5例目の決定でしたが、火山の危険性については、電力・規制委側に立つ決定は1例しかなく、電力・規制委側からみて1勝4敗となっています。立地に係る危険性がないとはいえないというのが、
専門家と司法の総意です。川内、玄海、伊方原発については、立地の可否から見
直しが必要です。
また、大飯、高浜原発では、大山からの火山灰の影響について、従来の評価が大
幅な過小評価であったことが、規制庁の委託研究により明らかになっています。
しかし再評価は進んでいません。このような状況で原発の稼働・再稼働は許され
ません。
原発の火山審査が根本から問われる状況で、院内集会と規制庁との交渉(調整
中)の場を持ちます。関電で急浮上した使用済核燃料の中間貯蔵の問題と、同じ
く関電で問題になっている避難計画における被ばく線量評価の問題なども取り上
げ、それぞれ、政府交渉(調整中)を行う予定です。愛媛、佐賀、鹿児島、関西
他、各地から参加の予定です。どなたでも参加できます。ぜひご参加ください。
日時:1月24日(水)13:00~16:50
12:30~参議院議員会館ロビーにて通行証配布
13:00~14:30 院内集会
14:40~16:50 政府交渉(調整中)
場所:参議院議員会館B104(地下鉄永田町駅/国会議事堂前駅)
主催:川内原発30キロ圏住民ネットワーク/玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会/グリーン・アクション/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会/グリーンピース・ジャパン/FoE Japan/原子力規制を監視する市民の会 他調整中
問合せ:090-8116-7155 阪上まで/資料代:500円
1月19日(金)5時~6時経産省前抗議行動(テントひろば)
反原連の官邸前抗議行動は6時30分から
1月19日(金)「安倍9条改憲を許さない!1・19国会議院会館前行動」 18時30分 総がかり行動実行委他
1月20日(土) STOP!伊方原発四国電東京支社前抗議
13時~14時 四国電東京支社前(大手町ファイナンシャルシティ クランキューブ前) 丸の内線大手町駅 A1出口
1月20日(土)~21日(日) 「STOP!伊方原発現地集会」
1月20日(土)13時~15時 道の駅きらら館前(伊方原発近く)
1月21日(日)8時~11時 伊方原発ゲート前 13時~15時伊方町デモ
2月9日函館市大間原発建設差し止め訴訟 第15回口頭弁論
東京地裁103号法廷10時30分(2月9日) 裁判報告集会
11時30分~ 弁護団からの報告など。参議院議員会館
1月19日(金)16時30分~17時30分
電源開発本社前スタンディングデモ(日比谷線東銀座前)
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