たんぽぽ舎から TMM:No3382
- 2018年 6月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3382】
2018年6月6日(水)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東海第二原発(茨城県東海村)はJR東京駅からたった110キロ
首都圏に一番近い、老朽で「地震で被災」した原発
もし過酷事故を起こせば東京圏にもあっというまに放射能
6/2山崎久隆さんが学習会で詳しく解説
坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)
★2.東電柏崎刈羽原発の設置変更許可には液状化影響評価の誤りが判明
柏崎刈羽も東海第二も前のめり「一体」審査で再稼働を促進する規制委
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その171
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.「原発はあかん、私らはエエけど、子や孫のこと思おたら
ぜったいあかんわ。安倍さんは嘘つきやから嫌い!」(70歳代女性)
次回7/4-5チラシ配布およびアメーバデモのご案内
「若狭の原発を考える会」
★4.小泉元首相、原発推進派を非難=「事故反省しているのか」…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆7/6(金)福島原発千葉集団賠償請求訴訟
第1回控訴審 14時 東京高等裁判所101号室
問い合わせ:原発被害救済千葉県弁護団
★6.新聞より3つ
◆原子炉起動に市民団体抗議 九電川内原発ゲート前
(5月31日南日本新聞より)
◆市民の選挙 斎藤美奈子(文芸評論家)
(6月6日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
◆英原発 交渉本格化に合意 日立、資金協議は難航も 来年に最終判断
(6月6日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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・脱原発川柳【被曝労働外国人も狩り出され】 乱 鬼龍(転載歓迎)
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※6/14(木)学習会にご参加を!
「医療現場から見る日本の医療政策と厚生労働省-
どこにどのような問題があるか」 新ちょぼゼミ第12回
講 師:西尾正道氏 (北海道ガンセンター名誉院長)
日 時:6月14日(木)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※6/17(日)緊急講演会にご参加を!
「朝米首脳会談」メディアが伝えない「本当の」最新取材報告
お 話:浅野健一さん (アカデミックジャーナリスト)
日 時:6月17日(日)13:30開場 14:00より16:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4階)
参加費:800円
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┗■1.東海第二原発(茨城県東海村)はJR東京駅からたった110キロ
| 首都圏に一番近い、老朽で「地震で被災」した原発
| もし過酷事故を起こせば東京圏にもあっというまに放射能
| 6/2山崎久隆さんが学習会で詳しく解説
└──── 坂東喜久恵 (たんぽぽ舎)
◎ 6月2日(土)、「東海第二原発」について、山崎久隆さんを講師に学習会が
開催された。
東海第二原発は首都圏から一番近く、また人口密集地に建つ原発だ。おまけに
稼働から40年目。このまま11月には廃炉になるべき原発だ。
20年間の運転延長が許可されなければ自動的に廃炉になる。そのため原電は今
躍起になって延長許可を取ろうとしている。
設計も古いし、建設当時の施工も古いままなので、新安全指針に適合させるの
は至難の業だ。本体も欠陥だらけで、知れば知るほどいかに危険かを痛感する。
各電力会社も古い原発は安全対策の費用が掛かりすぎると廃炉を決めたものが多
い。され
◎ 東海第二原発が立地している東海村 (茨城県) は、夜間人口は30キロ圏に
96万人、50キロ圏内には144万人。
最小エリアの5キロ圏内(PAZ)でさえ5万人もいる。
昼間人口は30キロ圏で230万人ともいわれている。建てた当時の立地指針にも違
反している。
さらに東海村には、他にも核関連施設が多く存在している。一番危険とみなさ
れている再処理工場は何と2.5キロしか離れていない。
とにかく危険な東海第二原発の運転延長を許さず、廃炉にしていこう。
☆山崎久隆さんの資料(12頁)を紹介
1.東海第二原発が建つ場所
2.東海第二原発の経過
3.東海第二原発のしくみと欠陥
4.東日本大震災と東海第二原発の被害
5.東海第二原発の冷温停止に3日半
6.東海第二原発の危険性 その1 地震と津波
7.東海第二原発の危険性 その2 老朽化
8.東海第二原発の危険性 その3 避難体制
9.防災計画にシビアアクシデント対策は全く取られていない
10.経理的基礎の欠如した日本原電
11.最後に
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┗■2.東電柏崎刈羽原発の設置変更許可には液状化影響評価の誤りが判明
| 柏崎刈羽も東海第二も前のめり「一体」審査で再稼働を促進する規制委
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その171
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
滝谷紘一さんの「柏崎刈羽原発:液状化影響評価に誤りが判明した設置変更許
可」(岩波科学5月号、検証・原発新規制基準適合性審査)を紹介する。
原子力規制委員会が、昨年12月に東電柏崎刈羽原発6,7号機に与えた設置変
更許可認可には、規制委が作成した設置許可基準規則や審査ガイドに照らして間
違った審査をしていた。
本年2月に東電が「地震時の液状化対策として重大事故等対処施設であるフィ
ルタ付きベント装置などの地盤改良工事を行うことを公表した」が、東電の設置
変更許可申請書には「重大事故等対処施設は、十分な支持力を有する地盤に支持
される設計としていることから、液状化による不等沈下の影響を受けるおそれは
ない」と明記してあるのだ。
地盤改良が必要になったことは地元の方々が訴えていたように地盤脆弱性ゆえ
当然である。がこのことは、設置変更許可段階において東電の評価に誤りがあり、
規制委の審査に過誤があったことを示す。
なぜなら「地震時の地盤液状化により重大事故対処施設の必要な機能が損なわ
れるおそれがないことの確認は、工事計画認可段階では無く設置許可段階での要
件である」からだ。
多くの反対にもかかわらず昨年暮れ12月27日に、自分たちが決めた規則やガイ
ドをも無視して、強引に東電柏崎刈羽原発6,7号機の設置変更許可を認可して
いたのだ。
そう言えば、東海第二原発の審査においても、2月の院内ヒアリング集会で規
制庁担当者が設置許可―工事計画―保安規定―運転延長の手順で段階的に審査す
ると話していたにもかかわらず、今は「一体審査」と称して、設置許可―工事計
画―運転延長の審査を並行させている。
現に、設置変更許可(5月29日)―工事計画(5月31日)―運転延長(6月5日)と、
この数日間に「並行」というよりも「集中」して東海第二原発の審査を実施して
いる。
原子力規制委員会は節操も無く、東電柏崎刈羽原発の前のめり過誤審査を続け、
東海第二原発は運転延長も含めた「一体審査」・前のめり審査を促進している。
再稼働推進委員会というよりも再稼働促進委員会?
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┗■3.「原発はあかん、私らはエエけど、子や孫のこと思おたら
| ぜったいあかんわ。安倍さんは嘘つきやから嫌い!」(70歳代女性)
| 次回7/4-5チラシ配布およびアメーバデモのご案内
└──── 「若狭の原発を考える会」
若狭でのチラシ配布やアメーバデモにご参加の皆様
◎5月31日のチラシ配布とアメーバデモは、JR新旭駅前に集合。15名の方がご
参加くださいました。
高島は、安曇川の伏流水が湧く美しい所です。滋賀の中でも原発から30kmに
位置するため、反原発の声を多く聞きます。
当日はお天気が悪く、1時間ほどの配布でしたが、参加された皆さんから、地
元での声が寄せられました。
「原発はあかん、私らはエエけど、子や孫のこと思おたらぜったいあかんわ。
安倍さんは嘘つきやから嫌い!」(70歳代女性)
「原発反対や!福島の二の舞にはなりたくない。」(70歳代男性)
たくさんのご参加、ありがとうございました。
◎ 次回のチラシ配布およびアメーバデモは、7月4日(水)-5日(木)に実施い
たします。
7月4日(水)名古屋高裁金沢支部大飯3、4号機、運転差止め控訴審の判決が
出るので敦賀からバスに乗り換えて、金沢に行きます。
5日は高浜のチラシ配布およびアメーバデモを予定しています。
ぜひご参加ください。
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┗■4.小泉元首相、原発推進派を非難=「事故を反省しているのか」…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.小泉元首相、原発推進派を非難=「事故を反省しているのか」
6/5(火)20:02配信「時事通信」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000132-jij-pol
2.小泉元首相 浜松で脱原発訴え「できないことよりできること」
6/5(火)19:28配信「静岡放送(SBS)」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00010006-sbsv-l22
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆7/6(金)福島原発千葉集団賠償請求訴訟
日時:7月6日(金)第1回控訴審 14時 東京高等裁判所101号室
12時50分 東京高裁前行動 13時30分傍聴抽選締め切り
16時30分報告集会(予定)日比谷図書文化館大ホール
問い合わせ:原発被害救済千葉県弁護団 Tel: 043-222-1831
原告18世帯45名のうち17世帯44名が控訴審に係属となった。
千葉地裁は、群馬地裁、東京地裁などが認めた国の責任を認めませんでした。
国に法的過失責任がないという御用学者の証言に反論します。
多くの方が傍聴に来てください。
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┗■6.新聞より3つ
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◆原子炉起動に市民団体抗議 九電川内原発ゲート前
九州電力川内原発(薩摩川内市)の運転に反対する「ストップ川内原発!3・1
1鹿児島実行委員会」は30日、定期検査中の1号機の原子炉起動に抗議する集会
を原発ゲート前で開いた。
約20人が参加。「再生エネルギーに転換を」「原発は廃炉に」と気勢を上げた。
向原祥隆共同代表は「福島では使用済み核燃料の回収はままならず、避難計画の
実効性もない中、再稼働(原子炉起動)を許すことはできない」と話した。
「原発ゼロをめざす鹿児島県民の会」は同日、川内原発展示館を訪れ、九電に
原子炉起動の中止を求めた。燃料集合体から放射性ヨウ素が漏れた問題などに関
する質問状も出した。有馬裕子筆頭代表は「九電は市民の不安をしっかり受け止
めて」と要望した。 (5月31日南日本新聞より)
◆市民の選挙 斎藤美奈子(文芸評論家)
新潟県知事選の投開票が10日に迫っている。
新潟は今や野党が強い県である。2016年の参院選では現自由党の森ゆうこ氏を、
知事選では米山隆一氏を当選させ、翌17年の衆院選でも6選挙区中4選挙区で野
党系候補が勝った。
もっともそれは市民が主体となった周到かつ繊細な活動の賜(たまもの)。佐々
木寛『市民政治の育て方新潟が吹かせたデモクラシーの風』を読むと、政治家を
育てるのは市民なのだとよくわかる。
で、事実上の与野党対決となった今回の県知事選。両候補とも柏崎刈羽原発の
再稼働には慎重。将来的には脱原発を目指すと公約しており、政策に一見差はな
い。
が、2人の経歴は対照的だ。野党が推す池田ちかこ氏は柏崎市役所での22年の
行政経験を経て、柏崎市議を3期12年、新潟県議を3年務めた根っからの県民派。
一方、自公が推す花角(はなずみ)英世氏は東大法学部卒、運輸省(現国土交通省)
の官僚の道を歩いてきたエリートだ。泉田県政下で2年半ほど副知事経験がある
ものの、二階自民党幹事長(当時運輸省)の秘書官、国交省大阪航空局長、海上保
安庁次長などを歴任しているのを見ると、現政権も期待する優秀な方のようだ。
国政と対立したときに知事の真価は問われるが、とはいえ知事選は国政の代理
戦争ではない。選挙戦も投票も住民目線で、ぜひ。
(6月6日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
◆英原発 交渉本格化に合意 日立、資金協議は難航も 来年に最終判断
日立製作所は5日、英中西部・ウェールズのアングルシー島で進める原発建設
計画について、英政府との交渉本格化に合意したことを明らかにした。原発輸出
を成長戦略に位置付ける安倍政権には一歩前進となるが、原発建設には数兆円の
巨額費用がかかり、今後の資金負担の協議は難航しそうだ。(中略)
しかし東京電力福島第一原発事故後、原発の安全対策費が世界的に増えたこと
などで、2基を建設する今回の事業費は3兆円規模に膨らんだ。約1兆円を日立、
英国の政府と企業、日本の政府系金融機関や電力会社で3等分して出資し、残る
約2兆円を英政府が融資する案が検討されているが、巨額の国費の投入には英国
民や議会から反発も起きている。
また建設コスト増の影響で、発電した電気は市場価格より高値で売らないと収
益が見込めず、その差額分は英国民の負担になる見通し。
一方で再生可能エネルギーは低価格化が進み、原発に対する風当たりは強まっ
ている。日立も売電価格で英政府と折り合わない限り撤退する意向だ。
(6月6日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する
ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出
し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して
下さい。送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙
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ます。予めご了承ください。
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