香港の自決権を掲げる政党の民主自決とは
- 2019年 1月 4日
- 交流の広場
- 金剛力士
香港雨傘運動の主要メンバー・周庭さんとの交流会 2019 年 1 月 5 日 14:00-16:00 東京大学駒場キャンパス 国際教育研究棟(6 号館) 314 号室 申し込み不要
2019 年 1 月 5 日、14 時から東京大学駒場キャンパス国際教育研究棟 314 号室にて、香港の雨傘運 動の中心メンバーの一人だった周庭さん(香港バプティスト大学学生、香港の政党「香港衆志」の 常務委員)を囲む会をやります。彼女はいたって普通の大学生で、香港の未来を決めるプロセスに もっと積極的に関わりたいという気持ちで活動しています。彼女は今年、香港の立法会の補欠選挙 に立候補しようとしましたが、立候補の資格をもらうことはできませんでした。政治家としては香 港で暫く活動できない身となりましたが、コミュニティの活動などにおいて力を尽くそうとしてい ます。彼女の生の声を聞くことで、私たちの気づいていなかったこと、日頃のニュースでは伝わら なかったことが見えてくるかもしれません。ぜひ皆様、周庭さんとの交流会にいらしてください!
香港衆志(Demosist? デモシスト):2016 年に香港の自決権を掲げる政党として結党された。結党 以前に雨傘運動の中心となった学生団体に関わった人物も参加している。デモシストは公約として 「民主自決」の実現と、「暴力に頼らない民主化路線」などを掲げる。民主自決は、現行の一国二 制度が終焉を迎える 2047 年以後の香港の在り方について、10 年後に住民投票を行って決めるとい うもの。2016 年、党首の羅冠聡が 5 万票以上の票を獲得し、史上最年少で立法会議員に当選を果 たし、香港衆志は立法会で 1 議席を獲得したが、後に議員資格を剥奪され、議席を失った。2017 年 8 月 17 日、非合法集会(雨傘運動)を煽動した罪で、主席ら主要メンバー3名(羅冠聡、周永 康、黄之鋒)が禁固刑を言い渡された。2018 年 1 月、周庭が補欠選挙で香港島選挙区から出馬の 届け出を行うも、立候補を認められなかった。
お問い合わせ:東京大学・阿古智子(tako19710528@gmail.com)
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