ささや句会 第49回 2019年2月28日木曜日
- 2019年 3月 23日
- カルチャー
- 公子
結う食処 楽屋 にて
評者 新海あぐり
一行の詩の寂しさや猫柳 新海あぐり
・猫柳が効いているというおほめの言葉もありましたが……。
春一番オーマイハットと天仰ぐ 合沢舞祥
・オーマイハットに諧謔味とユーモアが。天高くどこまで飛んだのでしょう。
廃船の牡蠣殻厚しオホーツク 川瀬範子
・廃船の牡蠣殻に目をつけその場所、状態を描いているのが見事。
チューリップ無垢なエロスの蕾かな 新海泰子
・チューリップから詠み手の心理、人間性がかいま見える?…
女子(おみなご)の十年(ととせ)のいのち春の星 奥野 皐
・親を選べない、切ない事件を詠い、春の星で救っている。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔culture0775:190323]
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