わが町の市長選も終わってみれば、現職を破った新人というが?
- 2019年 4月 23日
- 評論・紹介・意見
- 内野光子
4月21日、投票日午後、違反ポスターは、ここにも。
4月15日の当ブログ記事で、現職だった市長と地元業者との関係、麻生太郎との二連違反ポスターについて伝えたが、その候補者は、新人に敗れた。その開票結果は下記の通りだ。
4月22日『毎日新聞』千葉版より
新人といっても、市議、県議を経ての立候補であった。現職は、自民党推薦、新人は自民党の推薦は受けられず、市議会の最大会派の保守系「さくら会」が応援していた。「さくら会」は、落選の前市長とは何かともめていたらしい。元をたどれば、4年前も、順天堂大学誘致をめぐって、推進派の地元業者と組んで新人を推したのだが、前市長に敗れたという経緯がある。
自民党が敗れたのは、沖縄と大阪の衆議院補選ばかりではなかったことになる。違反ポスターの麻生の写真がマイナスイメージを助長したのかもしれない。
前市長を全面的に支援してきた地元業者山万は、どうするのだろう。今度は、新市長とどう折り合いをつけるのかなど、つい勘繰りたくもなってしまう。
それにしても、いわば野党系が大同団結して支援したはずの女性弁護士の候補は、大敗した。個人的には、もう少し無党派層を取り込めると思っていただけにがっかりしているところだ。
新市長と市議会の最大会派「さくら会」が、ここぞと暴走する気配もする。市民は、しっかりと監視しなければならない。
初出:「内野光子のブログ」2019.04.22より許可を得て転載
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〔opinion8592:190423〕
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