inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

二十世紀文学の名作に触れる(44) フォークナーの『サンクチュアリ』――世にも恐ろしい暗黒の物語

著者: 横田 喬

 米国南部ミシシッピ州生まれの作家フォークナー(1897~1962)は1950年、ノーベル文学賞を受けた。表題の作品『サンクチュアリ』は31年に著された小説で、それまで無名だった彼の名を一躍有名にした出世作でもある。サン

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ベールに覆われた「中国式民主」の総本山 ― 闇?から現れる次期指導者 第20回中国共産党大会について 5

著者: 田畑光永

 16日に開会した中国共産党大会は、途中、17日に発表されることになっていた今年7~9月の経済成長率などの経済指標が理由の説明もないまま発表が延期されるというハプニングはあったものの、おおむね順調に進んでいるようである。

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脚本通りのスタートと見えたのに、とんだ躓き・・・ ― 中国共産党第20回大会について  4

著者: 田畑光永

 16日に始まった中国共産党の第20回大会、初日の主要議題は前回大会以来の5年間の「活動報告」だが、これまでの例では、次の5年間を担うトップ候補が行うことが多かったこの報告を、今回は習近平が自ら行ったことで、習続投が既定

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習近平の活動報告を聞く・無味乾燥の2時間弱 ― 中国共産党第20回党大会について 3

著者: 田畑光永

 一昨16日、中国共産党の第20回党大会が始まった。最近はありがたいことに毎年春の全国人民代表大会と5年に1度の共産党大会の初日は新華社がネット中継してくれるので、出席者なみの臨場感を味わうことが出来る。  正規の大会代

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】499 ウクライナの運命を決めるアメリカ中間選挙

著者: 平田伊都子

 <Hi Itsuko(ハイ、イツコ) 献金お願い>とのメールが、このところ頻繁にオバマから入ってきます。  10月11日には、ミシェル夫人からもきました。 11月8日投票の中間選挙に向けて、バイデン米大統領はオバマ元大

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(380)

著者: 本間宗究(本間裕)

金価格の都市伝説 「金(ゴールド)の価格」については、「ドルと金利にマイナスの影響を受ける状況」、すなわち、「ドル高になり、また、金利が上昇すると、価格が下落する展開」が指摘されているが、この点については、「未熟な経済理

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二十世紀世界文学の名作に触れる(43) 『神々は渇く』のアナトール・フランス――精細な史料調査に腐心

著者: 横田 喬

 「悪は必要だ。もし悪が存在しなければ、善もまた存在しないことになるから」。アナトール・フランスの箴言は、この作家が冷めた人間通だったことを証す。私は彼の代表作『神々は渇く』を精読。その精緻な筆致に感嘆し、作家というより

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海峡両岸論 第143号 2022.10.11発行 - 「台湾は中国内政」と認めた大平外相 日中共同声明からみる台湾の現状 -

著者: 岡田 充

 バイデン大統領が9月18日、米TV番組(写真CBS 60 Minutesから)テレビで「台湾独立」を容認する発言をした。米上院外交委員会が可決した台湾を国家扱いする「台湾政策法案」に続く、中国への挑発だ。日中国交正常化

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核保有国は核兵器先制不使用を約束せよ 世界平和七人委が緊急アピール

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は10月11日、「核兵器先制不使用をすべての核兵器保有国が直ちに約束するよう求める」と題する緊急アピールを発表した。  アピールは「現在世界は、荒廃と相互対立の激化から人類の絶滅に向かう危険性

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】498 イーロン・マスクのウクライナ停戦提案

著者: 平田伊都子

 ツイッターを買収しようとしているイーロン・マスクが、10月3日にウクライナ戦争の解決案をツイートしました。 「国民をこれ以上殺したくないのなら、停戦交渉しろ」というのがマスクの基本理念らしいです。 戦争を長引かせたいア

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二十世紀世界文学の名作に触れる(42) アナトール・フランスの『神々は渇く』――フランス革命の真実を探求

著者: 横田 喬

 フランスの作家アナトール・フランス(1844~1924)は1921年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「格調高い様式、人類への深い共感、優美さ、真なるガリア人気質からなる作風による、文学上の輝かしい功績が認められた」

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(379)

著者: 本間宗究(本間裕)

214兆円のマージンコール 欧州の信用不安に関して、現在、「1.5兆ドル(約214兆円)のマージンコール(追証)」という、新たな問題が発生しているが、この理由としては、「価格下落のリスクを回避しようとした欧州のエネルギー

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ひょっとすると、これが勝利宣言?― ―中国共産党第20回党大会について 2

著者: 田畑光永

 来る16日に開会する中國共産党第20回党大会について、前回は9600万余の党員から2296人の「代表」、日本風に言えば大会代議員がどう選ばれるのかを見た。と言っても、これまた細かいところは分からないのだが、誰を党のトッ

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ウクライナ戦争のさなか、日本の防衛戦略はどうあるべきか

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(396)――  テレビで毎日ウクライナ戦争の悲惨な有様を見、中国軍の台湾海域での軍事演習があり、バイデン大統領のアメリカは台湾を防衛するという発言があったから、アジアの戦争がもし起きたら怖いと思い、老

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政党の大会というけれど― ―― 中国共産党第20回党大会について1

著者: 田畑光永

 今月16日から中国共産党の第20回党大会が北京で開かれる。中国という大国の政権党の定期大会であり、5年に1度の開催だから、ここで次の5年間、国の支配機構の要所を占める幹部たちの顔ぶれと施政の基本方針が決まる。いったん支

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】497 国連安保理の拒否権は誰の物?

著者: 平田伊都子

 2022年9月30日、ロシアのプーチン大統領がクレムリンで、ウクライナの4州をロシアに併合すると宣言しました。 国連安保理ではロシア併合に対する非難決議が採択されましたが、ロシアの拒否権で否決されました。 拒否権は英米

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求職難と求人難の同時発生、これを中国政府はどうさばくか

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(395)――  中国の2022年の成長率は、都市ロックダウン政策の影響で、コロナ以前の6%台から3~4%あるいはそれ以下に低落すると見られている。このためだろうか、中国国家統計局の発表によると、今年7

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(378)

著者: 本間宗究(本間裕)

国家戦略となった金融教育 「金融庁は、『金融教育』を国家戦略として推進する」との報道がなされたが、この点については、「中国の一帯一路」と同様に、きわめて時代錯誤の政策だと考えている。つまり、現在の「経済学」の問題点として

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労働者協同組合法が施行へ 制定運動開始から40年余にして実現

著者: 岩垂 弘

 労働者協同組合法が10月1日から施行される。労働者自身が出資、経営参加し、働く事業体を協同組合の一形態として認めようという法律だ。日本の歴史に初めて登場する新しい労働形態、新しい協同組合の形態で、まさに日本社会にとって

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強かった「安倍国葬反対」の声 国会前に1万5000人がつめかける

著者: 岩垂 弘

 選挙演説中に銃撃されて死亡した安倍晋三元首相の国葬が9月27日、東京・九段の日本武道館で行われたが、全国各地で、この国葬に反対する集会・デモが繰り広げられた。東京でも、いくつかの集会・デモがあったが、国会正門前の抗議行

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二十世紀世界文学の名作に触れる(41) 『詩集』のパブロ・ネルーダ ――抑圧された人民を勇気づける熱血詩人

著者: 横田 喬

 ネルーダは詩人にして外交官、かつ後半生では政治家に転じ、上院議員として大統領候補(共産党)にまでなった。波乱万丈の人生で、指名手配~地下生活を送ったこともある。が、本業はあくまで詩作。伝統詩、ヘルメス主義(神秘主義的な

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二十世紀世界文学の名作に触れる(40) パブロ・ネルーダの『詩集』――20世紀最大のスケールと豊穣さ

著者: 横田 喬

 南米チリが生んだ詩人パブロ・ネルーダ(1904~73)は71年、ノーベル文学賞を受けた。  授賞理由は「一国の大陸の運命と、多くの人々の夢に生気を与える源となった、力強い作品に対して」。「20世紀最大のスケールと豊穣さ

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】496 国連はグッドオフィスか?カラオケか?

著者: 平田伊都子

 2022年9月13日に<グッドオフィス>がオープンし、呼び物の<国連総会一般討論演説>が始まりました。 <グッドオフィス>とは、チャバ・コロシ国連総会議長やアントニオ・グテーレス国連事務総長や国連関係者が国連につけた自

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安倍元首相の国葬にあくまで反対する 岸田首相と自民党の再生に必要なこと

著者: 小川 洋

政治家の品格  女性問題を拗らせて辞めた首相がいた。元愛人の恨みを買ってしまったのだ。第75代内閣総理大臣の宇野宗佑氏である。芸妓を愛人として囲ったものの、その扱い方がぞんざいだったため、腹を立てた女性からマスコミに話が

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(377)

著者: 本間宗究(本間裕)

負のシニョリッジ 8月24日の日経新聞に、「日銀の財政を問う」というコラムが掲載され、「量的引き締め、政策金利引き上げのスピードと程度、長期金利引き上げのスピードと程度の3つの変数をコントロールすることで、日銀の赤字(負

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平和を語る第五福竜丸の集い ビキニ被災事件の犠牲者・久保山愛吉さんを偲んで

著者:

ビキニ被災事件の犠牲者・久保山愛吉さんを偲んで  9月23日(金・休日)は「久保山忌」。1954年3月1日に太平洋のビキニ環礁で行われた米国の水爆実験で、付近で操業中だった静岡県焼津のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員と周

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