2022年6月15分、第208回通常国会が閉会した。各紙の見出しは驚くほど似通ったものだった。 〇日本経済新聞(6月15日)、「国会、異例の与党ベース、政府提出法案 26年ぶり全て成立へ」「会期中 内閣支持は上昇、決
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
平和主義の社会実現へ一筋の光明
著者: 横田 喬『非暴力という希望――いのちを最優先する社会へ』(青山正著、同時代社刊:税込み\2,200) 著者の青山正さんは仙台出身で68歳。東京で大学を卒業した後、会社勤務の傍ら長年にわたり市民運動の裏方役(広報紙を発行するなど
本文を読む財政論 債務の罠に嵌まった日本
著者: 盛田常夫先進諸国がインフレ抑制のために政策金利を引き上げる中、日銀の対応が注目されたが、6 月 17 日の日銀金融政策決定会合で日銀は金融緩和策の維持を決めた。来年の黒 田総裁の任期が終わるまで、10 年の長期に渡る金融緩和
本文を読むそれぞれが可能な限りのスタイルで平和のための活動を 「声なき声の会」が3年ぶりに6・15集会
著者: 岩垂 弘6月15日(水)夕、参議院議員会館地下1階の会議室で、参加者約30人のささやかな集会があった。反戦市民グループの「声なき声の会」主催の「6・15集会」。62年前の日米安保条約改定阻止運動(60年安保闘争)の中で亡くなっ
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】482 地中海ゲーム(通称・地中海オリンピック)
著者: 平田伊都子「 第19回地中海ゲーム(通称・地中海オリンピック)を、2022年6月25日から7月6日までアルジェリアのオランで開催」と、アルジェリアが2022年6月始めに正式発表しました。 日本では、殆どマークされませんでした。
本文を読む日本が武力をふやせば、まわりの国も武力ふやして悪循環に 「いのみら通信」No.115号から
著者: 水野スウ<(リベラル21)編集委員会から> 石川県津幡町在住の水野スウさんは、40年近くにわたって「紅茶の時間」という名で毎水曜午後、自宅を開放し、誰でも気軽に社会のことを話しあえる場を開いているほか、2005年ごろからは、日
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(363)
著者: 本間宗究(本間裕)中国の不良債権問題 「中国の不動産バブル崩壊と不良債権問題」については、「30年ほど前の日本」と同じようなパターンを辿っているために、現時点で必要なことは、「1990年代の日本で、どのようなことが起こったのか?」を振り返
本文を読む中北浩爾著『日本共産党』を読んで
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(380)―― 中北浩爾著『日本共産党―「革命」を夢見た100年』(中公新書 2022・05)は客観的かつ冷静に書かれた日本共産党史であり、かつ日本共産党論である。少年時代からマルクス主義に接し、社会
本文を読む安倍政権の残した傷跡
著者: 小川 洋自身を安全な場に置きながら、他者に愛国心を要求する者は醜いだけでなく、しばしば愚かしく滑稽な姿を晒す。文科省の教科書調査官が、街のパン屋を取り上げた小学校の教科書にクレームをつけ、和菓子屋に差し替えさせたという、笑い話の
本文を読む斎藤貴男・坂本雅子合作を読む -この衝撃を伝えなければ-
著者: 半澤健市本稿は、月刊誌『世界』(22年7月号)に掲載された斎藤貴男(さいとう・たかお)氏の論考を読者に紹介するものである。ベテラン・ジャーナリストによるこの文章は、日本における5月の「経済安全保障法」の成立と、その1年前に行わ
本文を読む劣等生政治家と高級官僚の「ごっつあん」仕事が日本を滅ぼす
著者: 盛田常夫貯蓄を吐き出せば価格上昇は感じないか?! それにしても驚いた。黒田日銀総裁は「家計には強制貯蓄が溜まっているから、価格上昇に耐えられる」と発言したという。 この人は自分の主張が意味することを分かっているのだろうか。確
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】481 停戦
著者: 平田伊都子イエメン戦争の停戦がさらに2ケ月延長されたと報道された時、「やった~!」と心から万歳三唱! ウクライナ戦争停戦を巡る取引に些かウンザリしていた庶民にとって、爽やかな朗報でした。 やればできる、戦争を始めたのは人間です
本文を読む39年ぶりに“出会った”英国グリーナムコモンの女性たち 米国の核ミサイル配備に抵抗して19年
著者: 岩垂 弘6月3日の夜11時過ぎ、テレビのスイッチを入れたら、NHK・Eテレの画面で、高齢で大柄な外国人女性がしゃべっていた。画面の下の方に目をやると、小さく「レベッカ・ジョンソン」の文字。私は仰天してしまった。「39年前に、英
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(362)
著者: 本間宗究(本間裕)日銀の混迷 最近、「日銀」に関する記事が、数多く掲載される状況となってきたが、この原因としては、「円安やインフレ率の上昇などにより、日銀の政策が疑問視され始めた状況」が指摘できるようである。あるいは、「日銀は政府の子会社
本文を読む海峡両岸論 第139号 2022.06.04発行 - 「実利重視」のアジアは踊らず 「実利重視」のアジアは踊らず -
著者: 岡田 充バイデン米大統領が5月20~24日、韓国と日本を公式訪問し首脳会談を行った。東京では新たな経済枠組みの「インド太平洋経済枠組み」(IPEF)=23日=を創設、日米豪印の対中枠組み「クアッド=QUAD」首脳会合も開いた。
本文を読むEU の対ロシア第 6 次制裁の舞台裏
著者: 盛田常夫EUの対ロシア第 6 次制裁には、ロシア産の原油輸入だけでなく、プーチン政権に協力 する個人資産の凍結と EU 内への渡航禁止の新たな制裁リストも含まれる。原油の輸入禁止だけでなく、制裁対象リストをめぐっても、ハンガリ
本文を読む保守層取り込みを目指す立憲民主の参院選公約は成功するか、それとも維新と国民民主の狭間に埋没するか
著者: 広原盛明参院選が近づくにつれて、全国注目の京都選挙区では各党の宣伝カーがしきりに走るようになった。私が住む衆院選京都3区(京都市伏見区)では、昨年の衆院選で共産が不可解にも候補擁立を見送り、立憲の泉健太氏が楽々と当選した。聞け
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(31) 『ブリキの太鼓』のギュンター・グラス――現代ドイツ最大の社会派作家
著者: 横田 喬中学一年の際に第二次世界大戦の幕開けを経験したギュンター・グラスはドイツ敗戦の直前、十七歳の少年兵として東方国境の最前線へ送られた。文字通り九死に一生を得る極限状況を体験し、戦後のドイツで良心的な社会派作家として不動の
本文を読む日米首脳会談とバイデンの「YES」について
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(379)―― 5月24日、岸田文雄首相とバイデン米大統領との会談があった。両首脳は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米同盟の深化が重要になっている、との認識を共有したという。双方、軍事費
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】480 誰かが嘘をついてる―ゼレンスキー
著者: 平田伊都子ゼレンスキー閣下は、ウクライナ戦争直前の2022年2月19日に、ドイツのミュンヘンで開かれた<安全保障に関する定例国際会議>に出席し、その後の対談で、「誰かが嘘をついている」と、文句を付けました。 が、誰が嘘つきか明ら
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(30) ギュンター・グラスの『ブリキの太鼓』――読者を仰天させる新奇な物語(下)
著者: 横田 喬1941年秋、ドイツ軍はモスクワ西方の戦線でロシア軍を相手に泥沼に落ち込んだ。十七歳の僕オスカルもまた、視界不明でもがいていた。そんな僕に「世界市民」の看板を掛けさせるよう導く教師たる小人の道化者べブラ師が立ち現れる。
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(361)
著者: 本間宗究(本間裕)パンデミックの大津波 今回の「コロナウイルスのパンデミック」は、まさに、「大津波のような状態」で、何度も世界を襲ったが、この点に関する私自身の感想は、「今後の『インフレの大津波』に応用可能ではないか?」ということである。
本文を読むロシア産原油輸入禁止制裁とハンガリーの状況
著者: 盛田常夫対ロシア原油制裁措置 5月30日~31日の2日間にわたって開催された対ロシア原油輸入制裁をめぐるEU首脳会議は、海上輸送分の原油輸入の原則禁止を決定した。ロシアとの「友好パイプライン」を経由する原油輸入については、この
本文を読むウクライナでのNBC(核生物科学)戦争に反対します!
著者: 加藤哲郎◆ 変則的ですが、コロナウィルス下の蟄居生活で衰弱し、オーバーホールが必要になった健康上の理由で、しばらく本サイトの更新は不安定になります。7月18日夜に、横浜駅前神奈川県民ホールで予定されていた「戦争の加害展」の731
本文を読む二十世紀文学の名作に触れる(29) ギュンター・グラスの『ブリキの太鼓』――読者を仰天させる新奇な物語(上)
著者: 横田 喬1999年にノーベル文学賞を受けた現代ドイツ最大の作家ギュンター・グラス(1927~2015)の代表作が表題の『ブリキの太鼓』だ。59年に発表(処女作)され、作家としての地位を確立した同作は文庫版(集英社:訳・高本研一
本文を読む忘れまい60年安保闘争 声なき声の会が3年ぶりに「6・15集会」
著者: リベラル2162年前の日米安保条約改定阻止運動(60年安保闘争)の中で生まれた反戦市民グループ「声なき声の会」による恒例の「6・15集会」が、6月15日(水)に東京で開かれます。2020年、2021年はコロナ禍で中止せざるをえなか
本文を読む20年間の投獄を終えた重信房子さんが満期出所
著者: 坂井定雄あの日本赤軍派のリーダー、重信房子さんが5月28日、懲役20年の刑を終え、満期出所。同日「パレスチナに生きる―戦士たちの記録」(幻冬舎)を出版した。おめでとう。 重信さんは、私にとって1973ー76年、共同通信社の支
本文を読むコロナ禍の二つの出来事とウクライナの教訓
著者: 小原 紘韓国通信NO698 山口県阿武町で起きた4,630万円の誤送金事件と知床の観光船遭難事故が連日マスコミを賑わしている。 コロナで外出を控えてきた市民たちが観光地に繰り出し始めた矢先の海難事故。医療から見放された患
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】479 アフリカの赤ん坊が飢餓SOS、アメリカも?!
著者: 平田伊都子5月25日は、<アフリカの日>でした。 1963年5月25日にAU(アフリカ連合)の前身であるOAU(アフリカ統一機構)が、エチオピアのアジスアベバで創設されたことを受け、国連が決めた国際デーです。 この日から一週間に
本文を読む政治の圧力と介入から教科書を守れ 映画『教育と愛国』に拍手を送る
著者: 岩垂 弘力作である。『教育と愛国』と題するドキュメンタリー映画だ。107分。製作委員会製作。監督は斉加尚代(さいか・ひさよ)さん。毎日放送のディレクターである。ぜひ観賞をお勧めしたい。 この映画の基になっているのは、毎日放送
本文を読む