3月11日は、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所が事故を起こしてから13年に当たる日だった。それより少し前の、2月20日付の朝日新聞朝刊の記事を目にした私は強い衝撃を受けた。その記事の見出しが、「本社世論調査
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(452)
著者: 本間宗究(本間裕)中国の混乱 中国の混乱に関しては、以前から、「1990年の日本バブル崩壊」と「1991年のソ連崩壊」を合わせたような展開を想定していたが、現時点では、「不動産バブルの崩壊で発生した不良債権」が、「民間企業や個人」から「民
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(58) ウィリー・ブラント(元西独首相)の『ナイフの夜は終わった』(下)
著者: 横田 喬ウィリー・ブラントの『ナイフの夜は終わった』(朝日新聞社刊、中島博:訳) ――SPD党首の波乱に富む半生の自伝(下) 1931年秋、ヒトラーの部下たちは、大嫌いな社会民主党政権の打倒を望んだ。その時、同党の左派が党と分
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(57) ウィリー・ブラント(元西独首相)の『ナイフの夜は終わった』(上)
著者: 横田 喬ウィリー・ブラント(元西独首相)の『ナイフの夜は終わった』(朝日新聞社刊、中島博:訳) ――波乱に富む反ナチ闘争の自伝(上) 著者(1913~1992)は東西冷戦期での東方外交(対ソ連)の功績でノーベル平和賞(71年)
本文を読むNews Letter第1号を発行 日本生協連が平和への取り組みの一環として
著者: リベラル21ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ紛争を機に平和運動に力を入れることになった、生協の全国組織・日本生活協同組合連合会(土屋敏夫会長・組合員3000万人)が、このほど「平和の取り組みに関するNews Lett
本文を読む学者の共産党批判と党理論幹部の反批判をめぐって(続)
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(463)―― はじめに さきに、中央大学教授中北浩爾氏の共産党批判(東京新聞のインタービュー記事2024・02・11)に対する共産党理論委員会事務局長谷本諭氏の反批判を紹介し、あわせて私見を書いたと
本文を読む原発の再稼働、新増設、60年超運転を止めよ 世界平和七人委がアピール
著者: 岩垂 弘東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所が爆発事故を起こしてから3月11日で13年を迎えたが、それを前にした同月9日、世界平和アピール七人委員会が、「これでも原発推進を続けるのか」と題するアピールを発表した。 アピ
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】571 危うしアンルワ(国連パレスチナ難民救済事業機関)
著者: 平田伊都子「私はイスラエル側、、ガザ殲滅もさっさとやれ、、」と、3月5日のFOXニュース・インタヴューでトランプ前大統領は言いました。 トランプ前大統領の娘婿クシュナーはイスラエルのために働くユダヤ・アメリカ人でネタニヤフはオジ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(56) 奥野克巳の『はじめての人類学』(下)
著者: 横田 喬奥野克巳(立教大教授:文化人類学)の『はじめての人類学』(講談社現代新書) ――最近百年のダイナミックな知的格闘を一望(下) ◇ボアズ(1858~1942)――「生のあり方」 ユダヤ系のドイツ人だったボアズはドイツで物
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(451)
著者: 本間宗究(本間裕)2024年の世界的金融大混乱 日本時間の「2月1日」に発生した「日本のあおぞら銀行」と「米国のニューヨーク・ コミュニティー・バンコープ」の株価急落は、「2024年の世界的金融大混乱」の予兆のようにも感じている。そして、
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(55) 奥野克巳の『はじめての人類学』(上)
著者: 横田 喬奥野克巳(立教大教授:文化人類学)の『はじめての人類学』(講談社現代新書) ――最近百年のダイナミックな知的格闘を一望(上) 人間とは何か?という根元的な問いは、古くて新しい。人間という存在は、数値化できない厄介な代
本文を読む仮設住宅約7500戸へコーブ商品を寄贈 能登半島地震で、日本生協連
著者: リベラル21生活協同組合(生協)の全国組織である日本生活協同組合連合会(日本生協連)の発表によると、日本生協連と生活協同組合コープいしかわは、能登半島地震の被災者向け仮設住宅へコープ商品(生協が作った商品)を寄贈する。 地震の被
本文を読む絶望のネタニヤフ政権(3) イスラエル国家の正統性が問われる時
著者: 小川 洋イスラエル国家が消滅する日 筆者は前回の記事(1月23日掲載)の最後に、高坂正堯氏の「100年後、150年後にイスラエルが存続しているか、不安を感じる」とのコメントを紹介した。ユダヤ人の中にも同様に考える人たちがいる。
本文を読む「青い猫」
著者: 出町 千鶴子凍てつく夜空にピシピシと響く音 遅い朝を待ちくたびれた鳥たちが 梅の小枝やブドウの木の皮を齧る音 蒼い窓に張り付いた月の光が溶け始めたら さあ お天道さまの御出座しだ シャン シャン シャン
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】570 シオニストはアイスクリームがお好き
著者: 平田伊都子イスラエルのシオニスト戦争内閣は、ガザへの食料搬入を止め、220万人ガザ市民の60%に当たる子供たちを飢餓に陥れました。 既に10人の子供たちが重度栄養失調で死んでいきました。 バケツを手に食べ物を探す子供たちをよそ
本文を読むバブル景気と政治改革:1989年から2024年へ!
著者: 加藤哲郎2024. 3.1 ●東京証券取引所の日経平均株価は、1989年12月29日以来34年ぶりの高値で、4万円台の大台も間近とのこと、バブル景気の再来です。確かに1989年、東欧革命・冷戦崩壊の頃は、「24時間たたかえますか
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(54) 太田哲男の『レイチェル・カーソン』(下)
著者: 横田 喬太田哲男の『レイチェル・カーソン』(清水書院刊)――「環境の世紀」の到来を語った人(下) カーソンの著書『我らをめぐる海』の中に、後の『沈黙の春』につながる点を見よう。先ず、エコロジー的な観点が随所に見られる。温かい水
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(450)
著者: 本間宗究(本間裕)再燃が危惧される米国の金融大混乱 現在、米国で注目を浴び始めている出来事に、「3月11日に廃止予定のBTFP」、すなわち、「2023年3月12日に米地銀のシリコンバレーバンクの破綻を受けFRBが導入した銀行に対する融資プ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(53) 太田哲男の『レイチェル・カーソン』(上)
著者: 横田 喬太田哲男の『レイチェル・カーソン』(清水書院刊)――「環境の世紀」の到来を語った人(上) 二〇世紀は「経済の世紀」から」環境の世紀」への転換点と捉え、著書『沈黙の春』で地球環境の悪化に警告を発したのがアメリカの生物学者
本文を読む日本と世界の未来
著者: 小原 紘韓国通信NO738 「僕はジコチュー」。ある精神障害者の友人が語ったことを思い出す。今から25年前、栃木県喜連川の障害者施設で働いていた時のことである。 世界は国益と自己主張が渦巻く分断社会にある。 (講演会その1)
本文を読む今春の「さよなら原発全国集会」は3月20日 東京・代々木公園で
著者: リベラル21世界を揺るがせた東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の爆発事故から、今年の3月11日で13年になる。 この事故の直後、評論家・内橋克人、作家・大江健三郎、同・落合恵子、ルポライター・鎌田慧、作曲家・坂本龍一
本文を読む学者の共産党批判と党理論幹部の反批判をめぐって
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(462)―― はじめに この2月21日、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、党理論委員会事務局長・谷本諭氏の「共産党を論ずるなら事実にもとづく議論を――中北浩爾氏の批判にこたえる」という論文を掲載した
本文を読む人類史に残るビキニ被災事件から70年 いまなお未解決の諸問題
著者: 岩垂 弘来たる3月1日は、人類史に特記される「ビキニ被災事件」から70年にあたる日だ。世界を震撼させたこの事件は、地球上で暮らす私たちに多大な課題を突きつけたが、70年たってもそれらの課題は今なお解決していないどころか、かえっ
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】569 号泣の訴え、パレスチナ国連大使
著者: 平田伊都子イスラエルによるパレスチナの占領に関し、国連総会から2022年に国際法に基づく意見を求められていたIJC国際司法裁判所が、やっと、2年間の放置の後、オランダ・ハーグ平和宮で審理を始めました。 審理は2月19日から26日
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(52) 『ガンディー――平和を紡ぐ人』(下)
著者: 横田 喬竹中千春(立教大教授:国際政治学)の『ガンディー――平和を紡ぐ人』(岩波新書)――非暴力によるインド独立への闘い(下) ◇マハートマの出現 「ガンディー様は大聖人、『聖者』だ」。ある村では涸れ井戸にガンディー様の名前を
本文を読む海峡両岸論 第160号 2024.02.18発行 - 国家を揺るがす非国家の台頭 グローバルサウス台頭で不安定世界に -
著者: 岡田 充足掛け5年に及ぶコロナ禍のトンネルを抜けると、国民国家を基礎にしてきた世界秩序の枠組みは大きく変化していた。2023年は、ほぼ1世紀にわたって世界を支配してきたアメリカの衰退が顕在化し民主価値観も神通力を喪失、新興・途上
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(449)
著者: 本間宗究(本間裕)真の念仏 「シュペングラーの西洋の没落」や「村山節の文明法則史学」が教えるとおりに、現在は、「1600年前の状況」と似たような状態にあり、そのために、今後の展望を考えるうえで役に立つのが、「西暦400年から、どのような時
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(51) 『ガンディー――平和を紡ぐ人』(上)
著者: 横田 喬竹中千春(立教大教授:国際政治学)の『ガンディー――平和を紡ぐ人』(岩波新書)――非暴力によるインド独立への闘い(上) 「マハートマ」(偉大なる魂)と呼ばれたインドの不世出の社会活動家ガンディー(1869~1948)。
本文を読む中国は南アジア諸国の動きをどう見ているか
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(461)ーー はじめに 中国共産党中央対外連絡部の孫海燕副部長は、この1月下旬バングラデシュを訪問し、官民の主な指導者と会談した。バングラデシュ側は、両国の関係を強化し、経験交流を深め、「一帯一路」
本文を読む東北の民衆運動から学ぶ
著者: 小原 紘韓国通信NO737 2012年の秋、友人と岩手を旅行した。 盛岡駅前で借りたレンタカーの旅は、自然エネルギーに取り組む葛巻(くずまき)町、岩泉町の龍泉洞、津波の被害を受けた田野畑、田老(たろう)、浄土ヶ浜と宮古、復興
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