akiyoshiの執筆一覧

世界のノンフィクション秀作を読む(75)  ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』――新大陸の住民はなぜ旧大陸の住民に征服されたのか(上)

著者: 横田 喬 

 著者(1937~)は上掲の著書を1997年に刊行し、ピューリッツァ賞・国際コスモス賞などを受けた。アメリカ大陸の先住民はなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか?(なぜ、その逆は起こらなかったのか?)を考察。人類史のダイナミ

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水俣病が映す近現代史(2)「征韓論」の行方①

著者: 葛西伸夫

19世紀後半、鎖国中の李氏朝鮮も日本と同様に鎖国を保つか開国かで揺れていた。実権を握っていた大院君が鎖国派であるのに対し、実子である国王高宗(コ・ジョン)は開国・開化派で、朝鮮には近代化の先鞭をつけた日本の助けが必要だと

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――八ヶ岳山麓から(473) ――中国の軍事演習は常態化する、革新政党は対策を!

著者: 阿部治平 

 台湾の民進党は、議会選挙では敗北し総統選挙では勝利した。5月8日、頼清徳氏は、新総統就任演説を行った。これに対して中国の外交・台湾関係機関は、「民進党は完全な台湾独立組織である」と厳しく非難した。  23・24 日に中

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安保闘争から64年、「声なき声の会」が6・15集会   許すまじ戦争への道

著者: 岩垂 弘 

 6月15日(木)夜、東京・後楽園の文京シビックセンター5階のC会議室で、参加者約30人の集会があった。反戦市民グループの「声なき声の会」主催の「6・15集会」。64年前の日米安保条約改定阻止運動(60年安保闘争)の中で

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イスラエル製攻撃型ドローンの輸入を止めるための6.21防衛省交渉へ

著者: 杉原浩司

イスラエルに停戦を受け入れさせるための制裁を何ひとつ行わず、虐殺加担の 攻撃型ドローン輸入さえやめない日本政府・防衛省を追い詰める重要な交渉に なります。ぜひご参加、ご注目、ご取材を! 以下、ともに2万筆を超えていますが

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映画「関心領域」を観る  ナチス時代の裕福な中流家庭の生活

著者: 小川 洋

 不吉な始まり  この映画の主人公たちが、アウシュヴィッツ収容所長のルドルフ・ヘス(副総統のヘスとは別人)の家族であることを予め知っていなかったら、上映開始後しばらくは、なんの映画なのか困惑していたはずだ。上映開始から1

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ささや句会  第104回  2024年 5月20日 月曜日

著者: 公子

兼題【青嵐】 推敲のインク藍色青嵐                     丑山孝枝 母の日や食卓塩の赤い蓋                    守屋明俊 プリンター紙吐きつづけ薄暑かな                

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Global Head Lines:(多分)答えたつもりの兵役  ピストリウスのドイツ連邦軍の計画

著者: 荒井敏生

 ピストリウス国防相はドイツ連邦軍の新たな徴兵モデルを計画している。13年前に停止された徴兵制の登録を新しい徴兵制モデルに再構築したいと考えている。連邦議会国防委員会に報告された案には様々な疑問がだされた。2024年6月

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【6月17日】原発事故「国に責任なし」の最高裁を包囲

著者: 太田光征

皆さん 日本の司法の劣化は、日米安保条約を通じた米国への隷従とも関係しています。健全なプライドがないところに理は立たない。公選法や公共放送などと併せ、日本の公共制度インフラは非常にお粗末。たぶん世界最悪。これらの改革を政

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■短信■  テーマは「原爆投下は国際法に違反する」 日本パグウォッシュ会議など3団体共催の公開講座

著者: 「リベラル21」

 日本パグウォッシュ会議、世界宗教者平和会議日本委員会、明治学院大学国際平和研究所の3団体は6年前から、毎年、「核時代における非戦」と題する公開講座を共催で開催してきましたが、今年度も第1回公開講座を次の要領で開きます。

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韓国通信NO747 日本国憲法―第2章第9条  戦争の放棄

著者: 小原 紘 

 憲法公布から3カ月後、文部省は教科書『あたらしい憲法のはなし』を発行した。だが、わずか3年後に「副読本」に格下げされ、その翌年からは使われなくなった。  戦後の混乱期、生徒も教師も新生日本への期待に胸ふくらませて読んだ

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――八ヶ岳山麓から(472)――都会の人の考え方を、百姓の目から見ると

著者: 阿部治平 

有機農法を求める人々  この3月、珍しくも村の共産党が「農業を知る会」をやった。参加者は40人くらいで、共産党の集りとしてはびっくりするほど多かった。元国会議員という人が、基調報告として、地球温暖化・食糧自給率・農業基盤

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世界のノンフィクション秀作を読む(74) 木原武一(著述家)の『ぼくたちのマルクス』(筑摩書房)――「マルクス症候群」が止んだ今こそ彼の思想に注目を、と提言(下)

著者: 横田 喬

 ?「資本論」の世界  マルクスには革命家、経済学者、哲学者など幾つかの顔があり、その思想全体を作り上げている。核となるのは経済学で、その主著『資本論』だ。欧州の大学に経済学部が新設されたのは十九世紀末。彼が大学生当時の

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【報告】IHIはF35戦闘機エンジン部品の米国輸出をやめろ!6.6本社申し入れ行動

著者: 杉原浩司

6月6日午後、14人が参加して「IHIはF35戦闘機エンジン部品の米国輸出をやめ ろ!6.6本社申し入れ行動」を行いました。 豊洲駅そばにそそり立つIHI本社ビルの真ん前で「IHIは死の商人にならないで!」 と声をあげ、

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世界のノンフィクション秀作を読む(73) 木原武一(著述家)の『ぼくたちのマルクス』(筑摩書房)――「マルクス症候群」が止んだ今こそ彼の思想に注目を、と提言(上)

著者: 横田 喬 

 「共産主義の父」とされるカール・マルクス(1820~1895)。その著作を「現代に生きる古典」として読んでほしい、と著者は言う。私とほぼ同世代の筆者は多年にわたるマルクス読み込みの蓄積を平易な論述に生かし、かの一代の論

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日本列島に拡がる有史以来の〝人口減少〟に如何に立ち向かうべきか、党勢拡大方針の抜本的転換が求められている、人口減少にともなう地方自治体と党地方議員の分析(3)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その26)

著者: 広原盛明

 社人研の2050年推計人口によれば、21世紀半ばに至るこれからの30年は、国土・地方・都道府県・市区町村のいずれのレベルにおいても有史以来の地殻変動の発現が予測されている。その変化を比喩的に言えば、〝人口減少〟という地

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戦後史を見直すための必読書 麻田雅文『日ソ戦争-帝国日本最後の戦い』(中公新書)を読む

著者: 小川 洋 

「日ソ戦争」理解のために  「日ソ戦争」は一般にはあまり馴染みのない用語である。日本のポツダム宣言受諾直前にソ連が対日宣戦し、満州、樺太(サハリン)、千島列島に侵攻して始まった一ヶ月近く続いた戦争を指す。教科書では「ソ連

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「帝国」ロシアとウクライナ侵略~6.8池田嘉郎さん(ロシア近現代史研究)講演会へ

著者: 杉原浩司

私も呼びかけ人となっている「ウクライナ民衆連帯募金」の主催で、8日午後 に池田嘉郎さんの講演会を開催します。ぜひご参加ください。 なお、同じく呼びかけ人である加藤直樹さんが、新著に関して受けたインタビ ュー記事が掲載され

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■短信■  今年も樺美智子さんを追悼する催し  日米安保反対を改めて確認へ

著者: 岩垂 弘 

 日米安保条約改定阻止運動(60年安保闘争)の中で東大生・樺美智子さん亡くなってから、6月15日(土)で64年になる。今年も、この日に樺さんを追悼する催しが行われる。今のところ。2つの催しが予定されている。  この日午後

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