7月21日刊の奥付をもつ拙著、『国家神道と日本人』(岩波新書)が刊行され、3ヶ月ほどがたった。まだまだ内容に立ち入った書評は少ないが、直接間接にさまざまな感想・批評に接し、大いに啓発されている。感想・批評をお寄せ下さった
本文を読むakiyoshiの執筆一覧
周回遅れの読書報告(その2)
著者: 脇野町善造数ヶ月前に編集委員長から「会員の投稿数が極めて少ない。ちきゅう座の会員ならば少なくとも一ヶ月に2、3冊の本は読んでいるのだろうから、その書評を書いて投稿することくらいはできるはずだ」という手厳しい批判を受けた。確かに月
本文を読む人道主義とは何か?
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(セルビアの代表的新聞)の10月8日号に、あるノルウェー人の映画・テレビ監督による「ノルウェー王国政府への公開状」が載っていた。筆者は名前からみてセルビア系らしい。内容の要約は以下の如し。何月何日と明記してい
本文を読む書評:塩川喜信編集『沖縄と日米安保―問題の核心点は何か』
著者: 坂井定雄鳩山前首相は、わずか八カ月で辞任に追い込まれたが、この間に提起されたさまざまなことは、日米安保改定五十周年に際して、再検討しなければならないすべての重要問題を含んでいる。 本書はこれらの問題に立ち向かう論文・発言・資料集
本文を読む周回遅れの読書報告(その1)
著者: 脇野町善造日本経済新聞を読まなくなってから随分と時間が経った。読むといっても経済紙として読んでいたわけではない。経済紙としての同紙には1997年の夏に愛想が尽きた。1997年の年初は、世界経済に関してはほとんどの専門家、専門誌紙が
本文を読む自著(『裁判官幹部人事の研究―「経歴的資源」を手がかりとして』)を語る
著者: 西川伸一現職裁判官よる問題提起 名古屋地裁の寺西和史判事が『週刊金曜日』二〇一〇年九月三日の「論争」欄に、「裁判をしない裁判官について 特に高裁長官って何なんだ?」と題した一文を寄せた。彼が取り上げているのは、今年六月一七日に発
本文を読む10.27宇波彰読書会
著者: 事務局10月27日(水)14時45分より、明治学院大学白金キャンパス1558教室において、 明治学院大学言語文化研究所が主催します、首席フェロー宇波彰による月例読書会「記号哲学講義」が行われます。 参考URL: http://
本文を読む社会理論学会第18回総会・研究大会
著者: 岡田一郎日時:2010年11月27日(土)10:00~20:30 会場:大東文化会館401・402号室 会場費:500円 プログラム 第1部:総会 10:00─10:30 総会(会員のみ対象) 10:30―11:30 社会理論学
本文を読むドルイド教(古代ケルト人の宗教)の復権?
著者: 岩田昌征セルビアの日刊紙「ポリティカ」(10月6日)によれば、BBCは英国の慈善団体委員会がドルイド教による自然霊の招魂儀式を宗教活動であると承認した、と伝えた。諸他の主要な宗教団体が有しているのと同様な資格が与えられることによ
本文を読む「尖閣諸島」は、わが国「固有の領土」か 日中共用の水域へ
著者: 西田 勝中国の漁船が、わが国の「領海」内に入り、故意に衝突してきたというので、海上保安庁の巡視船が刑事犯として同船を拿捕、乗組員を石垣島に連行してきた。それに対して中国政府が強い抗議の意志を表明しただけでなく、日本の青年たちの招
本文を読む宮下NIKEパーク建設反対行動!
著者: オリジン宮下NIKEパーク問題で揺れる渋谷の宮下公園。9月15日(水)早朝、抜き打ちでフェンスが閉鎖され、野宿の仲間が暴力的に追い出されました。 さらに、9月24日(金)には行政代執行が行われ、公園内に残された「守る会」、「のじ
本文を読む第1回草の根メディア勉強会:「機関紙と私」 吉田一人氏
著者: 森広泰平略歴 1931年長崎県生まれ。中学2年の時に被爆。1951年機関紙連合通信社入 社。平和運動など中心に取材。編集委員、副理事長など歴任。評判のコラム「順風逆風 」も担当。各地の編集講座、新聞作り教室の講師としても活躍。著
本文を読む「第一次大戦の終了」―ドイツの戦争賠償
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(セルビアの首都ベオグラードの新聞10月1日)を読んでいたら、「第一次世界大戦の終了」なる記事を見つけた。「第二次世界大戦」の誤りかな、と思ったが、そうではなかった。 2010年10月3日にドイツはヴェルサイ
本文を読む連帯・共同ニュース2010年10月6日 第78号
著者: 9条改憲阻止の会基地の存在をめぐる想像力が戦いのキ―をなす ■ 僕らはこの首都の郊外に鎮座する横田基地にどのようなイメージを持っているのだろうか。 この基地周辺に住む住民はともかく、東京や関東圏の住民はこの広大な基地の名前は知っていて
本文を読む10/16現代史研究会へのお誘い
著者: 研究会事務本年6月15日に故栗木安延(専修大学名誉教授)の生前の業績を継承しようという意味で「栗木安延記念論集die Festschrift fuer Kuriki Yasunobu」が出版されました。 書名は『危機の時代を観る』
本文を読む小沢氏よ、民主主義者たらんとすればあと一歩だ
著者: 三上治政治家をめざしてきた小沢一郎にとってその晩年をこんなかたちで迎えることは不本意なことであるかもしれない。彼の中には師であった田中角栄のことが去来していると想像できる。僕も「政治資金規正法」違反をめぐる事件の帰結が検察審査
本文を読む蔵書について
著者: 水田 洋蔵書を売って奨学金を作りたいと、以前本誌に書いたような気がする。もちろん一部はさらに本を買うための資金になるはずだった。そのときはこの不況下では蔵書を売るのは無理なことと思っていたのだが、昨年末から急に名古屋大学がそ
本文を読む不透明な円高と経済的動向から
著者: 三上治あちらに領土問題という波風が立てば、こちらでは土砂降りにあっているように伝えられる円高の進行がある。土砂降りは輸出中心の企業の悲鳴としてあるもので、それを代弁するメディアが伝えるものである。円高にはメリットもあるが、政府
本文を読む在華日系企業と日本人の運命について ――チベット高原の一隅にて(93)――
著者: 阿部治平対中外交について、いささかの焦燥感に駆られて書きます。 仙谷官房長官は、9月13日に記者会見で、船長を除く乗組員14人と漁船を帰還させれば「違った状況が開けてくるのではないか」といった。だが、中国政府は態度を硬化させ、日
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第3回
著者: 高橋順一贈与と返礼の連環は別段特別なものではありませんし理想化されるべきものでもありません。それはときには暴力の応酬というかたちを取ることさえあります。しかしそこには国家の発生以降の政治的・社会的暴力のあり方とは決定的な違いがあ
本文を読む10/23沖縄シンポ
著者: 川音 勉10月23日(土)文京区民センター3A 17:30開場・18:00開会~21:00(参加費500円) ○ 映像 『激突死』(1978年/森口豁/25分) ○ シンポジウ
本文を読む「琉球弧の自己決定権の樹立へ」を受けとめる
著者: 川音 勉二〇一〇年五月一四日から一六日にかけて、普天間基地包囲行動をはじめとする集会や行動の現場で、私たちが受け取ったのは、B4黄色い紙の片面に印刷された一枚のビラであり、そのメッセージだった。反転したゴチック活字の横見出しに「
本文を読むアジア記者クラブ10月定例会(加々美光行さんが緊急入院のため中止となりました)
著者: 森広泰平■徹底討論 尖閣問題で試される日本の対中理解 日本の論理が通用しないこれだけの理由 ■2010年10月16日(土)13:30~16:30 ■*総評会館201会議室*(東京都千代田区神田駿河台3ー2-11) ■参加費:会員
本文を読む親ノ血ヲ引ク兄弟ヨリモ: 家族独裁体制の崩壊後、北朝鮮は中国の植民地と化す
著者: 森 善宜はじめに:三代つづいた例(ためし)なし 昔の歌に「親ノ血ヲ引ク兄弟ヨリモ、堅イ契(ちぎ)リノ義兄弟」というのがあった(北島三郎「兄弟仁義」より)。奇しくも北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で起こっている「三代世襲」と言われ
本文を読む豊田直巳写真展
著者: 豊田直巳「枝川朝鮮学校物語」 「幻の東京オリンピック」から70年。その準備過程で江東区・枝川の都立の「ごみ捨て場」に移り住まされた在日朝鮮人たちがいた。今、その孫やひ孫たちが通う「ウリ ハッキョ」東京朝鮮第二初級学校。私たちの隣
本文を読む尖閣列島をめぐる騒動から想起すること
著者: 三上治旧ユーゴスラビアを舞台とする民族的・宗教的紛争が地域紛争と呼ばれる戦争に発展したのを見た時、ヨーロッパでは一方でEU(ヨーロッパ共同体)が進展しているのにこれはなんだと思った。ヨーロッパでは国家を超えて共同体が展開してい
本文を読むある感想から(十)
著者: 三上治ある感想(十) 10月2日 これは以前にも書いたことがあるのですが、1970年代に至る過程の中で最も深く印象に残っている言葉は「敗北の構造」というものでした。吉本隆明の言葉ですが、僕らが何と闘っているのかということが分か
本文を読む六0年安保の闘いを引きずって 生涯を中小労働運動に
著者: 由井 格労働者の共済生協に就職 1958年秋の警察官職務執行法(警職法)の改訂反対闘争は、助走段階なしでのいきなりの展開となったが、「オイコラ警官の復活反対」という国民感情を背景に一気に盛り上がり、10.4のゼネストでとどめをさ
本文を読む「けーし風」読者の集い
著者: 小野 貴けーし風読者のみなさま お世話になります。 遅くなりましたが、次回「けーし風 読者の集い」は、下記日時会場にて行 います。 今回は、また会場が変わりまして、麹町の会場です。 ご都合いただけましたら、ご参加のほどよろしくお
本文を読むリチウム
著者: 成畑哲也いま、話題となっている電気自動車。その電気をどのように確保するのかで、いろいろな方法があるようである。よく取り上げられるのがリチウム電池。このリチウムは、高校で化学をしっかり勉強した人は、その元素記号がLiだというくらい
本文を読む