クリントン国務長官、東チモールを訪問 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 東チモールに縁のあるクリントン夫妻 アメリカのヒラリー=クリントン国務長官が9月6日、東チモールを訪問しまし
本文を読むISHIZUKAの執筆一覧
札幌便り(2)ーー公園の街 美瑛へゆく汽車
著者: 木村洋平札幌へ来てふた月。ここは、公園の街でもある。札幌駅の方から、繁華街のすすきのをくぐり抜けると、中島公園に行き当たる。緑にあふれて、芸術にも触れられる。隣接する渡辺淳一文学館は、安藤忠雄の事務所が設計。園内のコンサート・ホ
本文を読む「慰安婦」問題の最終的解決は日本政府の国際的責務
著者: 宇井 宙増田都子さんが、「韓国紙:河野洋平氏「立場に変わりはない」VS産経紙」(9月6日「交流の広場」)の中で、朝鮮日報の2つの記事、すなわち「歴史問題、日本で「談話」修正論が浮上する背景」と「慰安婦:河野洋平氏「私の立場に変
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(15)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)6.結語 フィヒテの「フランス革命論」の展望 1800年代のフィヒテは、ナポレオン台頭のもとにプロイセンを地盤として、著しい愛国主義者(・・・・・)いとしてナショナリズムを展開していくことになるが、1793年のフィヒテ
本文を読む吉本隆明の対幻想批評―神仏虐待儀礼と母方オジ権を事例に(下)
著者: 石塚正英2 対幻想批評―その2― 吉本隆明『共同幻想論』の「母制論」(151~153頁)にこう記されている。 * * わたしのかんがえでは<母系>制の基盤はけっして原始集団婚にもとめられない
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(14)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)5.国家体制の変更とその可能性 国家はやがて消失していくものだと説かれていたが、当時、フィヒテの視座では、これまでの国家制度はどう捉えられていたのだろうか。フィヒテはいう。「人は実際、今日の諸国家の体制とこれまでの歴史
本文を読む吉本隆明の対幻想批評―神仏虐待儀礼と母方オジ権を事例に(上)
著者: 石塚正英はじめに 吉本隆明『共同幻想論』(河出書房新社、1968年)の「巫女論」に次の文章が読まれる。「シャーマンでは、自己幻想が問題であるがゆえに、(中略)かれの自己幻想が、他の人間であっても、神であっても、狐や犬神であっ
本文を読むデザインスタジオ発 哲学塾(09/08、10/13)
著者: rengoDMSデザインスタジオ発 哲学塾 カント『啓蒙とは何か 他4篇』(岩波文庫) 2012/09/08(土) 前編、10/13(土) 後編 講 師:仲正昌樹 主 催:rengoDMS -連合設計社市谷建築事務所 協 賛:作品社
本文を読むジブリの魅力の源泉は?――幼さの残る若い女の子の世界
著者: 木村洋平1. アメリカのお父さんは、ジブリに惹かれている。 ディズニーとジブリについて、こんな記事を読んだ。 「ディズニーと宮崎アニメ:ヒロインから見た文化論」[リンク:http://wired.jp/2012/08/16/di
本文を読む低周波音問題とベートーヴェン研究―学問の道を歩む(10)
著者: 石塚正英或る年の8月27日に、府中市で「低周波音問題交流会」という催しがあった。未来文化研究室を運営する西兼司氏が主催したもので、低周波被害に苦しむ人々とともに低周波音について調査・研究していこう、という趣旨の会合だった。これ
本文を読む公害企業に勤める主人 と 安全な食べ物を求める主婦――『土に生きる』第7号を手にして(8)
著者: 野沢敏治本号も内容は充実している。1980年9月20日発行。本号からタイプ印刷になる。 1980年と言えば、8月にポーランドのグダンスク造船所でストライキが発生し、労働者が政府に労働組合や言論の自由を求めている。1950年代か
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(13)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)4.フィヒテの社会の優位――フンボルトと対比して フィヒテの国家に対する個人の優位という視座は、実は、フィヒテの社会観と密接に結びついていた。フィヒテはいう。「よき自然と、自分を社会的に生まれさせてくれた幸福な運命とに
本文を読む青山森人の東チモールだより 第219号(2012年8月7日)
著者: 青山森人“家族思い”の第五次立憲政府 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 小さな国の大所帯、高額な第二期目のシャナナ連立内閣 続投となったシャナナ=グズマン首相による組閣、つまり東チモール民
本文を読む札幌便り(俳文)
著者: 木村洋平*俳句誌「ゆく春」に掲載予定の文章を、許可を得て転載。 私の作でない句は、作者名を明記。[太字] 札幌は開けた街だ。広々とした街並みに、木々の葉が揺れる。ここは緑の街でもある。大通公園は、市街地の真ん中を横切っているけ
本文を読む相馬御風とシュティルナー自我論―学問の道を歩む(9)
著者: 石塚正英2006年にさしかかった頃のわが日記に、農本主義に関する読書記録が記されるようになる。『農本思想の社会史』(岩崎正弥)などなど。その過程で私は、早稲田大学出身の文学者・詩人である相馬御風の思想と行動に鋭く注目することとな
本文を読む音楽の聴き方の変遷ーーオーディオのゆくえ
著者: 木村洋平音楽の聴き方が変わっている。どんな風に? レコードに針を落として聞く時代を、僕は知らない。80年代に、ソニーとフィリップスが共同開発した、CD(コンパクト・ディスク)で僕は音楽を聴き始めた。その後、90年代にはMDが流行
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(12)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)2.フィヒテの「フランス革命論」の基本的性格 フィヒテにとって、フランス革命は何よりもまず、人類史に一つの輝かしき転換を与えた重要な出来事である。つまり、「フランス革命は私からすると全人類のために重要であるように思われ
本文を読むアメリカの詩(うた)と、多様性を楽しむこと
著者: 木村洋平ネイティブ・アメリカン、銃、ヘンリー・D・ソロー、フォード、世界恐慌、ディズニー、ベトナム戦争、Simon & Garfunkel、エルトン・ジョン、キング牧師、プラザ合意、小沢一郎、Windows、M&
本文を読む学問の道を歩む―8―
著者: 石塚正英「近代の超克―永久革命」企画 2006年春爛漫の頃、社会思想史の窓刊行会主宰で、読書会・討論会「近代の超克―永久革命」と称する企画をたて、以下の案内により関係者に参加を呼びかけた。 *
本文を読む15分のレクイエム
著者: 木村洋平「カラダが疲れているよ……。」という人は、けっこういるんじゃない でしょうか?このほど、お医者さんに話を聞いたところでは、「15分のお昼寝」が身体によいのだとか。 「15分のお昼寝」というのは、15分だけ、目を閉じて横に
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(11)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)第4章 1793年のフィヒテ――フィヒテの「フランス革命論」 第1章、第2章において明らかにし、また、みてきたように、1790年代初頭のドイツの知的情況を展望するということは、とりもなおさず、ライン河を隔てた隣国フランス
本文を読む学問の道を歩む―7―
著者: 石塚正英ある会議に出席するため、2005年5月7日に千代田区神田に出向いた折、少々早く着いたので、久しぶりに古書店をめぐってみた。洋書の崇文荘書店で、偶然にもアーノルド・トインビー『歴史の研究』全12巻を目にした。揃いで550
本文を読む器官としてのメディア―3・完―
著者: やすい・ゆたか8.「メディアの身体化」の是非 川口:パソコンの普及もインターネットの発展によってますます加速するとされていますね。世界中から情報を受信し、世界中に情報をパーソナルにも発信できるようになっているわけですから、それを利用し
本文を読む音楽と余裕
著者: 木村洋平最近、僕は、札幌で、三日ほど、地元のミュージシャンたちが活躍するLIVEを観た。みな、手売りで自主制作CDを売っているような若者たち。Ustreamでインターネット配信したり、路上で演奏したり。とても活気がある。楽しかっ
本文を読む器官としてのメディア―2―
著者: やすい・ゆたか5.大衆社会とマス・メディア 川口:リベラル・デモクラシーを前提とした社会にあって、民間のマス・メディアはどういう意味で器官なんですか。 やすい:リベラル・デモクラシーの政治体制、それも議会制民主主義の下では、形式上では
本文を読む学問の道を歩む―6―
著者: 石塚正英1990年代を通じて、フェティシズム研究の一助としてフレイザー『金枝篇』に関心を持ってきた私は、2004年から『金枝篇』(全8巻+別巻の完結版、のちに全10巻に変更、国書刊行会)の監修に着手した。以下に序文を引用するこ
本文を読む器官としてのメディア―1―
著者: やすい・ゆたか1.組織体フェティシズム論 川口:やすいさんは「器官としてのメディア」と言われますが、「器官」というのは「機関」の誤りではないのですか? やすい:社会システム全体を一つの身体のごとく有機的な全体として捉えますと、メディア
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(10)
著者: 二本柳隆著(石塚正英編)6.結語 ヘルダーの「ナショナリズム」の展望 「ヘルダーが始めは18世紀啓蒙思潮の諸理想を擁護する典型的な、ほとんど型にはまった一人、つまり人道主義者、四海同胞主義者、平和主義者であったことは、誰もが認めているようだ。
本文を読むポスト福島の哲学
著者: 永倉千夏子東洋大学国際哲宅研究センター主催連続講演会 2012年7月4日(水)17:30〜20:30 東洋大学白山キャンパス 連続講演会第一回では、次の講演がなされた。一ノ瀬正樹氏(東京大学教授)による「放射能問題の被害性−−哲
本文を読む学問の道を歩む―5―
著者: 石塚正英学問の道は地中海に通じていた。2000年夏、2001年夏と、私は連続してマルタ島に出かけてフィールド調査を行なった。そのうち、2年目は、まずイタリアのミラノに立ち寄って、市中のカテドラル(完成まで500年を費やしたあの
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