進む米国離れ・忍び寄る軍事介入の影 「相互関税騒ぎ」は国際社会の力学のもとで、それなりの形で収拾に向かっているが、「米国の裏庭」と言われるラテンアメリカでは未だにトランプ旋風が吹き荒び、米国の軍事介入の可能性も取り沙汰さ
本文を読むKasai_Nobuoの執筆一覧
GDP(国内総生産)物語
著者: 小原 紘韓国通信NO778 わが国の付加価値(生産)合計を意味するGDPが振るわない。長らく続いた世界第二位の席を2010年に中国に奪われ、2013年にはドイツに抜かれ、明日にでもインドに抜かれようとしている。マラソンに例えるな
本文を読む核兵器も戦争もない世界を求めて
著者: 「リベラル21」10/11(土) 有楽町朝日ホールで集会 東京の有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)で、10月11日(土)12時から「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」と題する集会が開かれる。実行委員会の主催だ
本文を読む腐敗、失政の果てのネパール
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(539)―― 9月8日夜から9日にかけて、ネパールのカトマンズを中心に10代、20代のいわゆるZ世代を中心に反政府暴動が勃発した。きっかけは主に欧米系メディア・プラットホームの政府による遮断への抗議だ
本文を読むクチェ演説その後
著者: 盛田常夫最新の世論調査結果 オルバン首相はクチェの演説で、政府の補助金で運営されている調査機関Nézőpont Intézetの「FideszがTisza党を10ポイントリード」という忖度結果に依拠して、秋に総選挙をやれば、Fi
本文を読む学ぶたのしさ 話すよろこび
著者: 小原 紘韓国通信NO777 英語のラジオ講座を聴き始めてから3年になる。入試以来ご無無沙汰していた英語の再挑戦には訳がある。35歳から始めた韓国語の学習は低空飛行を続けているが韓国語一辺倒だった反省がある。この歳になって英語の必
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その70)
著者: 広原盛明〝反動ブロック〟の危険と対決する〝新しい国民的・民主的共同〟の提唱、比例得票数286万票、得票率4.8%の少数政党が、比例得票数3744万票、得票率63.2%の〝反動ブロック〟諸政党に対決するという荒唐無稽な方針、202
本文を読む中国がインドに接近する理由
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(538)―― 中国共産党機関紙人民日報の国際版・環球時報は、この夏インドに対して異例ともいえる友好的な記事を2度にわたって掲載した。 国境地帯の共同開発?7月14日、清華大学国家戦略研究院・銭鋒研究員
本文を読む焦るオルバン・ヴィクトル
著者: 盛田常夫クチェ演説が話題に Fidesz のクチェ集会(Fidesz picnic)7月末のルーマニア・エルデーィ地方での Fidesz 夏の大学(通称 Tusványos)に次いで、9月初旬は Fidesz 秋の陣の出発点とな
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(17-下)
著者: 横田 喬スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(ベラルーシ、1948~)の人となり 沼野充義氏(スラブ文学、東大名誉教授)は『ボタン穴から見た戦争』(岩波書店:刊)の巻末の解説でアレクシエーヴィチの人となりについて、こう記す。彼女は
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(17-中)
著者: 横田 喬スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(ベラルーシ、1948~)『ボタン穴から見た戦争』――白ロシアの子供たちの証言』「はじめに」続き 今日では、この子供たちがあの悲劇の日の最後の目撃者です。この子たちで終わりです!しかも、
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(17-上)
著者: 横田 喬スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『ボタン穴から見た戦争』――白ロシアの子供たちの証言』(岩波書店:刊、三浦みどり:訳)「はじめに」から (ベラルーシ、1948~)の著作に触れ、深く心を打たれた。彼女は2015年度ノーベ
本文を読む亡国の戦争プロパガンダ
著者: 小川 洋早めに摘み取るべき議論 トランプ政権の登場など国際環境の不安定化を反映するかのように、日本でも核武装を唱える政党が相当数の票を集めるなど、かつては見られなかった動きが表面化している。先日の参院選の結果からも明らかなように
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その69)
著者: 広原盛明自民党は全国の党員・党友が投票に参加する総裁選挙を実施する、共産党は志位議長ほか党指導部の〝信任投票〟さえ実施する意思はないのだろうか、2025年参院選の結果から(7) 自民党は紆余曲折があったものの、石破茂総裁が参院選
本文を読むプライヴェットジェット利用を止められないオルバンファミリー
著者: 盛田常夫オルバン首相夫妻が LCC 機でスペイン旅行に出かけたことは本通信でも触れた。来年の選挙を意識したパフォーマンスだと、多くのメディアは夫妻の搭乗時の写真を報じた。ところが、8月21日には側近を連れて、プライヴェットジェッ
本文を読む不安を抱えながら世界一の強国へ向かう中国
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(537)―― 9月3日、中国は北京天安門広場を中心に「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年」を記念する軍事パレードを実施した。これについては、すでに多くの分析や評論があるからここでは私がこのパレ
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その68)
著者: 広原盛明参院選敗北の責任を党中央として〝痛感する〟と言いながら、誰も責任を取らない党指導部の不思議、第6回中央委員会総会決議に見る強烈な前衛意識の存在、2025年参院選の結果から(6) 日本共産党第6回中央委員会総会(6中総)が
本文を読むオルバン城館(ハトヴァンプスタ)をめぐる応酬
著者: 盛田常夫オルバン父へのインタヴューオルバン城館(ハトヴァンプスタの館)をめぐる疑惑は、与党 Fidesz 陣営の頭の 痛い問題になっている。この城館のリノヴェートは 10 年前から始まっており、オルバンを初めとする政権幹部には、
本文を読む二十一世紀ノーベル賞作品を読む(16-下)
著者: 横田 喬パトリック・モディアノ(フランス)の人となり モディアノの著作『パリ環状通り』(講談社刊)の訳者・野村圭介早稲田大学名誉教授は巻末の「あとがき」に、こう記す。 パトリック・モディアノは1945年、パリに生まれ、名門のアン
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(16-中)
著者: 横田 喬パトリック・モディアノの『パリ環状通り』続き パリ・オーステルリッツ駅。彼(父)はタクシーの運転手に行く先を告げる前、少し躊躇した。(その後、実際はアレルマン大通りに住んでいるのに、グルネル河岸に乗りつけたこともある。あ
本文を読む二十一世紀ノーベル賞文学作品を読む(16-上)
著者: 横田 喬パトリック・モディアノ(1945~、フランス)は「現代のマルセル・プルースト」とも評されるフランスの現代作家 彼は2014年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「最も捉え難い人々の運命を召喚し、ナチス・ドイツによるフラン
本文を読むロシアのキーウ爆撃に対するハンガリー政府の姿勢
著者: 盛田常夫8月27日深夜のキーウ爆撃にたいして、EU はロシアを非難する声明を出したが、 EU 加盟 27か国のうち、ハンガリーだけがこの声明に署名しなかった。それどころか、「友好パイプライン(ロシアの原油輸送管)」にたいするウク
本文を読む写真展『パラ-ダイス』のお知らせ
著者:記憶の美術館「朝露館」益子は、9月20日から福島県浪江の「希望の牧場」を撮り続けた韓国の写真家鄭周河さんの作品展を開催する。行政の殺処分から免れ、現在飼育されている牛は現在130頭余り。いのちの尊さは人間も牛も同じ。牧場
本文を読むTICAD9横浜
著者: 小原 紘韓国通信NO776 去る8月22日に閉会した横浜TICAD9(アフリカ開発会議)に49か国が参加、ホスト国日本を中心にアフリカ諸国首脳と経済援助等が話合われた。現在、国連に加盟しているアフリカ諸国は55か国。総人口は13
本文を読む絶望の公明党と日本共産党
著者: 小川 洋参議院選挙の結果を考える(2) 前稿では、今回の参議院選での参政党の大きな得票は、彼らの外国人排斥の主張が大きな要因ではなかったことを指摘した。参政党などの「新興政党」の伸長の原因は二つ。ひとつは、不安定雇用など生活不安
本文を読むムンカーチ爆撃翌日にヴァカンスにでたオルバン・ヴィクトル
著者: 盛田常夫8月21日、ロシアはウクライナ全土にドローンとミサイルの大規模攻撃を仕掛け た。これまでロシアの攻撃とは無縁だったウクライナ西部のハンガリー国境の町ム ンカーチ(ハンガリー国境から 30km)が初めて攻撃対象となり、米国
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その67)
著者: 広原盛明参院選敗北の原因を選挙戦術に矮小化し、党中央の政治責任をあくまで認めようとしない常幹声明と幹部会決定、〝党沈没〟の危機が加速している、2025年参院選の結果から(5) 赤旗(8月19日)に掲載された幹部会決定を読んで「ま
本文を読むガザにおける殺害と飢餓を直ちに止めさせよ
著者: 岩垂 弘世界平和七人委が緊急アピール 世界平和アピール七人委員会は8月29日、「ガザの人びとの殺害と飢餓を止めるために」と題する緊急アピールを発表した。同委員会はこれに先立つ6月20日に「イスラエルによるパレスチナ攻撃と周辺への
本文を読むひとりで軍歌を歌う夏
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(536)―― 7月7日は日本では七夕の祭りだが、中国では「七七(チーチ―)」つまり盧溝橋事件記念日である。1937(昭和12)年7月7日、北京郊外盧溝橋付近で対峙する日中両軍のいずれかの発砲事件を奇貨
本文を読むオルバン城をめぐる一連の騒動
著者: 盛田常夫居城ハットヴァンプスタオルバン首相一家が所有するハットヴァンプスタ(Hatvanpuszta、オーストリア=ハンガリー帝国時代の邸宅農場)が、注目を浴びている。二重帝国時代のモデル農場として建設されたもので、歴史的建造物
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