正治安岡の執筆一覧

ミャンマー、軍事政権の弱体化急速に進む ―タイ首相、だれも知っていることと会見で言及

著者: 野上俊明

 昨年10月に始まった、シャン州コ―カン地区での同胞同盟(三つの少数民族武装組織で構成)による攻勢によって政府軍は大敗北を喫した。次には中国との中継貿易基地であるラショーも包囲され陥落まじかと思われたが、そこで中国が政治

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軍隊に労組は必要か否か――セルビアにおける国防省対軍人兵士労組の衝突と弾圧――

著者: 岩田昌征

 東南欧のバルカン半島の国セルビアでは、伝統的に親ロシア感情が強いが、親NATO感情は1999年のNATO19ヶ国の大空爆の結果弱いとはいえ、親北米西欧の志向は決して弱くない。  後者を代表する週刊誌が『ヴレーメ』Vre

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小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(3) かつての林町、今は高級マンションが

著者: 内野光子

小石川植物園の南側道に突き当たり、塀に沿って左に折れると、今どきにしては立派な火の見やぐら見えてきた。この側道は700m、総面積約16万㎡の植物園は、17世紀徳川幕府の御薬園として設けられ、明治に入って現在の東京大学付属

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小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(2)「太陽のない街」から「植物園」へ~「新福寺」に寄り道

著者: 内野光子

 共同印刷社屋の前では、今では想像できない、谷底の街「太陽のない街」に思いを馳せる。 共同印刷のビル、2019年のときには、工事中で、全面シートで覆われていた。  きょうは入園の予定はないのだが、小石川植物園へと向かう途

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Global Headlines:ウクライナ戦争のもたらすもの

著者: 野上俊明

<はじめに>  ゴルバチョフのペレステロイカのはじまる少し前の頃だったろうか、雑誌「世界」にソ連経済はほとんど石油などの天然資源の切り売りで持っている経済で、早晩行き詰まりくるであろうという趣旨の論文を読んだ記憶がある。

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小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(1)  

著者: 内野光子

 3月にしては、記録的な暑さだったという3月31日、初めてながら『新日本歌人』の文学散歩に参加した。メトロ茗荷谷駅集合、小石川植物園近辺を経て、JR大塚駅解散、約二時間なら、私にも参加できそうであった。それに、茗荷谷は、

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Global Headlines:ガザから子供たちの命と未来を奪う残虐行為を許すな!

著者: 川畑 泰

<はじめに>  ガザにおいてはイスラエルの攻撃により人命、住居、病院、農業が破壊されているだけではなく、教育が破壊されている。アメリカの独立系メディアのトゥルースアウトの3月17日の記事※によると、ガザの学校の四分の三強

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靖国神社がキナくさい。これまでは、安倍晋三だの高市早苗なんぞの右翼政治家と靖国との関係が警戒の対象だった。ところがこのところ、自衛隊と靖国の直接の関係がクローズアップされている。これは危うい。権力中枢が、本気になって戦時を想定しているということなのだから。

著者: 澤藤統一郎

(2024年3月31日) 明日、靖国神社の宮司が交代する。新任の宮司は、自衛隊元海将の大塚海夫。元自衛隊幹部が靖国のトップに就任することの意味は小さくない。なお、10人いる崇敬者総代のうち、2人が自衛隊幕僚長級の元幹部だ

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「機能性表示食品」という、疫病神・安倍晋三の負のレガシー。

著者: 澤藤統一郎

(2024年3月30日) 最近まで、日本に安倍晋三という疫病神が徘徊していた。ずるくてウソつきで、極端な身贔屓で、官僚人事を壟断して「忖度政治」を横行させ、モリ・カケ・サクラ等々の諸事件を引き起こして世論の指弾を受けた…

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オンライン被ばく学習会 参加費無料 能登半島地震の警告 ―柏崎刈羽原発の耐震安全性 4月15日(月)午後7時~10時 講演:立石雅昭さん

著者: 温品惇一

申込み:https://forms.gle/SPC6PULNNK94Xw4i9 元日の能登半島地震は原発の避難計画や耐震性審査があてにならないことを明らかにしました。危機感を抱いた東電柏崎刈羽原発の地元・柏崎市は田中俊一

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新入幕力士の優勝は1914年以来110年ぶりのことだそうな。「大正3年以来」では、さっぱり分かるまい。

著者: 澤藤統一郎

(2024年3月25日)  大相撲春場所は昨日が千秋楽。荒れる春場所の幕内優勝は、青森五所川原出身の尊富士となった。新入幕力士の優勝は、両國勇治郎(その後に梶之助)以来110年ぶりのことだという。当時は江戸時代以来の年二

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風の会・会報「鳴り砂」2024年3月号が発行されました&3.23STOP!女川原発再稼働さようなら原発全国集会in宮城

著者: 舘脇章宏

会報「鳴り砂」2024年3月号が発行されたので、ご紹介いたします https://miyagi-kazenokai.com/ (目次はこのメールの最後) 明日ですが、ぜひご参加よろしくおねがいします!(雨の予報ですが、参

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Global Headlines:ドイツにおける反ファシズム運動

著者: 野上俊明

<はじめに>  1月に始まった極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」反対デモは、またたくまにドイツ全土に広がった。ベルリン、ミュンヘン、ケルン、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘンなどの主要都市に、また抗議行動は旧

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断捨離の手が止まる (2) 戦前期『ポトナム』の気になる歌人たち

著者: 内野光子

 物置同然となってしまった和室のリフォームを思い立ち、生協のワーカーコレクティブの方に依頼、仕訳をしながら、不用品を運び出してもらった。 見違えるほど広くなった!六畳間、思わずごろんと横になりたいくらいだった。が、それか

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「統一教会スラップ・有田訴訟」で敗訴の統一教会 ―― 反省も謝罪もなき判決批判

著者: 澤藤統一郎

(2024年3月17日)  3月12日、統一教会は、有田芳生と日本テレビの両者を被告として仕掛けた東京地裁のスラップ訴訟において、全面敗訴の判決を言い渡された。単なる敗訴というだけではなく、これ以上はない徹底した負けっぷ

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NHK経営委員長・森下俊三とは、安倍政権から送り込まれたNHK支配の尖兵であった。ところが、あまりの無能さでオウンゴールをやらかした。おかげで、NHK経営委員会の醜態と悪質さのみならず、政権の邪悪さをも白日の下に晒すこととなった。その意味では、森下俊三の貢献度は、決して小さくはない。

著者: 澤藤統一郎

(2024年3月15日)  NHKは、「国営放送」ではなく「公共放送」の事業体であるとされる。「国営放送」と揶揄的に呼称されることを極端に嫌って、NHK自身がこう言っている。 「(NHKは)いわゆる特殊法人とされています

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亡命市民とは何者か  「亡命市民の日本風景」出版に際して

著者: 山端伸英

 国籍が属地主義の国では、日本語で所謂「移民一世」の現地で生まれた子供たちは全てその国の「国民」となる。日本ではそうはならない。朝鮮併合をした際も、そうはならなかった。辛淑玉さんの生き方はそのような日本の体制とともにある

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