正治安岡の執筆一覧

「法と民主主義」最新号紹介 ― 特集「原発と人権」と、禰屋町子さんとの「ランチ」など。

著者: 澤藤統一郎

「法と民主主義」は年10回刊。2・3月と8・9月が合併号となる。このほど本年(2018年)8・9月号(№531)が発刊となった。 編集委員の一人である私が言うのもやや気が引けるが、原発問題に関心をもつ法律家・ジャーナリス

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深まる中緬関係 一帯一路戦略への組み込まれと高まる懸念

著者: 野上俊明

 地元紙イラワジ紙で、この9月、ナンルインという若い女性記者が、注目すべき論説記事を二本書いています。総勢50人を超えるイラワジ紙記者の半数以上が女性記者で、しかも年々彼女たちの取材能力が向上しているのは、目立たないもの

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「変えよう選挙制度の会」10月例会「スウェーデン総選挙第2弾!スライドで見るスウェーデン選挙」

著者: 紅林 進

「変えよう選挙制度の会」10月例会 「スウェーデン総選挙第2弾!スライドで見るスウェーデン選挙」  「変えよう選挙制度の会」は、市民の自由な選挙運動参加を妨げ、また民意を正しく反映しない、現行の選挙制度や公職選挙法を、民

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ヤマトを変えるのは沖縄から、明日の知事選からだ。― 「アジぶら通信が紹介する玉城デニーの人間像」

著者: 澤藤統一郎

明日(9月30日)は、いよいよ沖縄知事選挙。嵐の中の選挙の様相だが、天候だけでなくこの選挙が象徴する政治状況も大きな嵐の中にある。「オール沖縄」側の勝利は、アベ政権に大きな打撃を与えて、日本の政治状況を変革する展望につな

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意見の近親性は意見の簒奪を正当化しない──周回遅れの読書報告(その75)

著者: 脇野町善造

 古い週刊誌(『エコノミスト』1999年11月2日号)に、金子勝『反グローバリズム』に対する間宮洋介の書評が掲載されている。「精緻な議論で、米主導のグローバリズムを切る」という小見出しが付されている。この小見出しからも判

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沖縄知事選挙明後日に ― フェイク選挙との闘いだ

著者: 澤藤統一郎

ひとつの地方選挙が、これほどにも注目されることは珍しい。その沖縄知事選挙の投開票が明後日、9月30日に迫ってきた。 この選挙の帰趨は、アベ政権の外交や安保政策の前途を占うことになる。改憲阻止運動の成否にも大きく影響する。

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アメリカの若者に社会主義旋風。さて、わが国では?

著者: 澤藤統一郎

昨日(9月25日)の赤旗、1面左肩に「米 若者が社会主義旋風」「格差問い予備選で番狂わせ次々」と大きな見出し。さらに3面にも大きな見出しの大型記事が続いている。「社会主義旋風起こす米国の青年」「わたしたちは資本主義の失敗

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国連「家族農業の10年」と「小規模伝統漁業・養殖業に関する国際年」

著者: 澤藤統一郎

「浜の一揆」訴訟の控訴審。第2回法廷が来週火曜日。10月2日(火)午後1時30分、仙台高裁101号法廷である。 当方(控訴人・漁民側)が準備書面を提出し主張を述べることになる。この法廷で、二平章氏(北日本漁業経済学会会長

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DHCテレビ番組のYouTube配信一部停止 ― 「差別的動画」通報運動の盛り上がり

著者: 澤藤統一郎

インターネット動画配信事業者である「DHCテレビ」、フルネームは「株式会社DHCテレビジョン」。あの吉田嘉明が代表取締役会長の任にあり、株主は株式会社ディーエイチシーだけという一人会社。この業者が配信する番組「ニュース女

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《消費せよ、しかし沈黙せよ》― 試練に立つ現代民主主義 ―

著者: 内田 弘

[アフリカからの留学生の密かな訴え] 以前に、この「ちきゅう座」でつぎのような経験談を書いたことがある。  かつて、3月下旬のイースターで閑散としている或る外国の学生食堂で朝食をとっていると、「ご一緒してよろしいでしょう

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投票用紙に特定の候補者名を記載した場面を撮影して報告を求める」行為には、公職選挙法第228条1項(投票干渉罪)に該当する疑いがある

著者: 澤藤統一郎

9月20日付のリテラに、横田一記者が、インパクトのある記事を掲載している。「沖縄県知事選で佐喜真陣営が公共事業予算アップをエサに建設業者を選挙運動に動員! 投票した人リストまで提出させ…」と題するもの。今、沖縄で何が起こ

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「異邦人たれ」──周回遅れの読書報告(その74)

著者: 脇野町善造

 昔、抜粋を書き写したカードを小さな箱のなかに入れて机の上においていたことがあった。かっこよく言えば、「未整理カードボックス」とでもいうものである。実際には随分長いこと整理してないカードボックスもあった。ある時、意を決し

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「新潮45」への批判と新潮社の本の撤去運動

著者: 村上良太

  自民党の杉田水脈衆院議員が「『LGBT』への支援の度が過ぎる」という文章を「新潮45」(8月号)に寄稿した結果、それが性的少数者であるLGBTの人々だけでなく、普通の市民にもあまりにもひどいと大きな批判を呼んだ。実際

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連続2000回目の蟷螂の斧。今後も意気軒昂に振りかざし続けよう。

著者: 澤藤統一郎

 本日で、「憲法日記」連続2000回である。2013年4月1日から連続更新を広言し、この日を第1回として本日が2000回目。2000日間、およそ5年6か月。毎日途切れなく書き続けてきたことになる。しかし、達成感には大きく

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沖縄知事選序盤情勢 「デニー優勢なれども予断を許さず」

著者: 澤藤統一郎

注目の沖縄知事選。その帰趨が、辺野古新基地建設の成否を大きく左右する。のみならず、政局や改憲問題にも大きな影響を及ぼさざるを得ない。 沖縄とは、安保体制と日本国憲法体制との矛盾の結節点である。安保体制派(政権与党)と、日

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憲法と落語(その4) ― 「名人長二」では、無茶苦茶な刑事司法が語られている。

著者: 澤藤統一郎

三遊亭圓朝とは、言わずと知れた落語界の大名跡。大名人として「大圓朝」とさえ言われる。大看板、大真打ち、大師匠。どこまでも「大」の付く別格の噺家。その技倆は伝説にのみ残されているが、幕末から明治の人とて録音はない。だから、

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昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。

著者: 澤藤統一郎

 昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。   選挙だもの。脅すくらいのことはあるだろう。   そんなことでへこたれてはいけない。それをいかに乗り越えるかだ。 昔はもっと激しかった。こんなもんじゃなかった。  政治

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東京都知事は、熊谷市の爪の垢を煎じて飲むべし。

著者: 澤藤統一郎

毎日新聞・9月12日(水)夕刊の「特集ワイド」は、「関東大震災から95年 虐殺された朝鮮人の遺族来日」と題する文字通りワイドな記事。毎日は、いま日本のメディアがなすべき仕事をよくしていると思う。 中見出しに、「否定の動き

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「反スターリニストとしてのイギリス共産党」──周回遅れの読書報告(その73)

著者: 脇野町善造

 伊東光晴『現代経済の変貌』については、すでに(その19)で言及している。したがってその本についてもう一度書くということは、ある意味では「反則」である。しかし、(その19)では忘れていたことがあることに気づいた。「反則」

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岡口基一判事に対する懲戒申立はスラップだ。

著者: 澤藤統一郎

岡口基一判事に対する「分限裁判」の行方に目が離せない。9月11日、最高裁で開かれた審問のあとの記者会見で、同判事は、「適正手続きが踏まれておらず、ありえないことが起きている」「今回の表現ごときで処分されたら、他の表現もで

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どこへいく文民政権 アウンサン・スーチー、ロイター記者への実刑判決を擁護

著者: 野上俊明

 去る13日、ベトナムの首都ハノイでの世界経済フォーラムの東南アジア諸国連合(ASEAN)会議に出席中のスーチー国家顧問は、ロイター記者への実刑判決についてはじめてコメントしました。ある程度は予想されたことですが、コメン

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9歳女児の国歌斉唱拒否に脱帽 ― オーストラリア国歌の先住民差別に抗議

著者: 澤藤統一郎

アメリカではなく、オーストラリア国歌の斉唱拒否が話題となっている。拒否者が9歳の女児だということと、これに保守派の政治家が大仰に噛みついたことで、大きなニュースになった。いろんなことを考えさせられるし、考えなければならな

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