前回(「その27」で)、「春雁吾ニ似タリ 吾雁ニ似タリ 洛陽場裏花ニ背イテ帰ル」という直江山城の漢詩のことにふれた。この漢詩は戦後の読売新聞が生んだ最高のコラムニストの一人である細川忠雄が、半世紀近くも前にコラムで紹介
本文を読む正治安岡の執筆一覧
前門の虎でも後門の狼でもなく、鳩をこそ選択を。
著者: 澤藤統一郎激動の臨時国会冒頭解散の一日(9月28日)が明けて。メデイアの報道は、《アベ与党》対《小池新党》対立の構図で充ち満ちている。あたかも、有権者の選択肢はこの二者しかないかのごとくだ。しかし、どちらを選んでも、改憲勢力である
本文を読む日本版「オリーブの樹」=「希望の党」への冷めた期待 混沌政局の行方
著者: 矢沢国光めまぐるしい「政局」展開の最大のサプライズは、前原民進党代表の「民進党の(実質的な)解党、希望の党への合流」提案だ。9月28日民進党両院議員総会での前原代表の「われわれはどんな手段を使っても、安倍政権を止めなければいけ
本文を読む憲法学者90名の疑惑隠し解散批判緊急声明
著者: 澤藤統一郎政治情勢の一寸先は闇、とはよく言ったもの。 9月1日の民進党臨時党大会における代表選挙が始まりだった。前原新代表の幹事長人事の不手際から、野党側の態勢不備とみての政権側からの解散風。まさかと思っているうちに解散が現実のも
本文を読むリセットおばさんの「希望リセット党」綱領を読む
著者: 澤藤統一郎へぇ? 「日本をリセット」? いったいぜんたい、そりゃなんのことかね? 若狭と細野ら、おじさんたちのぐたぐたな協議を「リッセット」ということなら意味は明瞭だ。意味が明瞭なだけに、この「リセットおばさん」の人間性もよく見え
本文を読む比較近現代史からみた『資本論』
著者: 内田弘以下の論文は、本年9月16日(土)、武蔵大学(江古田キャンパス)で行われた「『資本論』初版刊行150周年記念シンポジウム」で筆者(内田弘)が行った報告の要旨(フルペーパー)である。Webページ「21世紀におけるマルクス
本文を読む「つなぐ会」が、明日への希望をつなごうとしている。
著者: 澤藤統一郎世は挙げての総選挙モード。アベ政権の疑惑隠し解散が目前である。あらためて、アベ晋三という人物の解散理由説明に接して、どうしてまたこんなオジさんにわが国の政権が預けられているのかと情けない。保守政治家のなかにも、これよりは
本文を読む9/28(木)安保法制違憲訴訟 第5回国家賠償訴訟期日@東京地裁/「私たちは戦争を許さない-安保法制の憲法違反を訴える」市民大集会@日本教育会館
著者: 紅林進2016年4月26日、安保法制違憲国家賠償請求訴訟、及び差止請求訴訟が東京地裁に提起されました。 私たちの自由と権利、そして平和憲法を不断の努力によって保持しなければならないと、弁護団は決意を固めたのです。 これに応えて
本文を読む丁寧に説明すれば、解散の大義は「こくなんとっぱ」
著者: 澤藤統一郎本当は、自分でも恥ずかしい。「国難突破解散」だなんてね。我ながら、よくもまあ大袈裟に言えるもんですよね。照れくさがらないで。でもね、私も政治家のはしくれですからね。 私にだって、ほんの少しですけど知性のカケラくらいは残っ
本文を読む熊本の野党間選挙協力の動向に注目
著者: 澤藤統一郎総選挙が近い。きたる選挙ではアベ政権の凋落を見たい。できることなら、その断末魔を見届けたい。 護憲派議席拡大という朗報を聞きたい。かつてのごとく、議会の中に「堅固な3分の1の壁」の再構築を期待したい。 そのためには、まず
本文を読む社会学者の見たマルクス(連載 第2回)
著者: 片桐幸雄目次 Ⅰ 生涯 1. 共産主義者たらんとの決意と、フリードリッヒ・エンゲルスとの出会いまで(1819-1843年) 2. 疾風怒濤-ロンドン移住まで(1843-1850年) 3. 『経済学批判
本文を読む周回遅れの読書報告(その27)関矢留作のこと
著者: 脇野町善造関矢留作という農業経済学者がいた。講座派に近い人物であるが、若くして死んだ。その人物のことを知っている人間はほんの僅かであろう。私も、長岡新吉(当時北海道大学経済学部教授)の『日本資本主義論争の群像』という本を読むまで
本文を読む変えよう選挙制度の会10月例会「ドイツの2017年総選挙結果と選挙制度について ~揺らぐ小選挙区比例代表併用制~」
著者: 紅林進市民の自由な選挙運動参加を妨げ、また民意を正しく反映できていない、現行の選挙 制度や公職選挙法を、民意が正しく反映され、市民が自由に参加できる選挙制度に変 えようと活動しています「変えよう選挙制度の会」では、10月例会を
本文を読むご質問には丁寧にご説明いたしましょう
著者: 澤藤統一郎えっ? 解散には大義が必要ではないか、ですって? そんなもの不要に決まっているでしょう。解散は総理の専権事項ですし、解散についてのウソは許されるんでございますよ。これこそ、疑うことのできない永田町の常識ではないですか。常
本文を読む安倍親分とその手下どもは何を盗んだのか
著者: 澤藤統一郎阪口徳雄君は、大阪で活躍の同期(23期)弁護士。弁護士としてのスタート時の事情から、同期では唯一の有名人。何とも元気はつらつで、昔と少しも変わらない。徹底した市民派として、情報公開・株主オンブズ・政治資金規正問題などに精
本文を読む「日の丸・君が代」強制は違憲ー予防訴訟難波判決から11年
著者: 澤藤統一郎9月21日。あの日の感激と興奮から11年となった。2006年の9月21日。私たちは、東京地裁で、公権力による「日の丸・君が代」強制は憲法19条(思想・良心の自由の保障)に反して違憲無効、との判決を得た。 その主文第1項は
本文を読むオーイ、藤原くん。アベ晋三じゃダメだ。
著者: 澤藤統一郎藤原寛一君は、小・中・高を通じて一緒に育った友人。学校生活だけでなく寮生活もともにした仲。高校時代は同じクラブ活動の仲間でもあった。とはいえ、同じ境遇で育って、同じ時代を生きてきても人は同じようにはならないのが面白い。彼
本文を読む松井一郎はん、そりゃちゃう。まちごうてまっせ。
著者: 澤藤統一郎今朝(9月19日)の新聞に、あんさんのコメントが掲載されてましたな。 「解散批判、負け犬の遠ぼえ」ちゅうやっちゃ。えろう違和感ありまんな。どないしても一言いわんなならん。 これは、失言とはちゃいまんな。あんさんの素がよう
本文を読む「9・18」を忘れてはならない―謀略によって侵略を開始した日本こそ
著者: 澤藤統一郎本日の朝刊各紙は、9月28日臨時国会での冒頭解散が確定したごとくの報道。政権の総選挙の投開票が10月22日だろうという。官邸のリークが紙上におどっているのだ。官邸は、その反応を見ているのだろう。 実に腹立たしい。冒頭解散
本文を読むテント日誌9月16日(土)経産省前テントひろば1807日後(9・11から2197日)
著者: 経産省前テントひろば慌ただしくも座り込みは続く 9月12日(火) 昨夜遅くまでの、F氏不当逮捕に対する丸の内警察署への抗議行動、その後の打ち合わせに続き今日も、早朝からテント運営緊急会議を行う。 F氏からの差し入れ要望の手配等の分担を確認し
本文を読む原発メーカー訴訟 控訴審 第1回期日@東京高裁
著者: 紅林進原発メーカーの製造物責任を問う原発メーカー訴訟の控訴審の第一回裁判が、9月19日(火)、東京高裁で行われます。 メーカーに製造物責任があるのは当然ですが、原発メーカーのみ、原子力損害賠償法(原賠法)により免責されています
本文を読む韓国内の核武装容認論台頭を憂うる
著者: 澤藤統一郎憲法9条の恒久平和主義は、抑止論と対決し続けてきた。 抑止論は、「自国の武力の整備は、相手国の武力行使抑止の効果を持つ」「武力の整備を欠いた非武装無防備は、相手国の武力行使を誘発する」「武力の権衡あってこそ相互の攻撃を自
本文を読むベオグラード、平壌、Jアラート
著者: 岩田昌征ベオグラードの日刊紙『ポリティカ』(2017年9月6日)の1面と3面に「北朝鮮に行ったセルビア人観光団――神々の如き領袖達」なる長い記事が載っていた。要約し紹介する。 観光代理店主のフィリプ・ミサロヴリェヴィチが率い
本文を読む周回遅れの読書報告(その26)小泉喜三郎と武田百合子(下)
著者: 脇野町善造義父の家には3週間程度の予定で出かけた。しかし、思わぬトラブル(この詳細については省く)に巻き込まれ、滞在は6週間近くに伸びた。それで、滞在中に読もうと思って持っていった本を全部読み終えてしまい、読む本がなくなってしま
本文を読むこんなの要らない。返上しよう、薄汚い東京オリンピック。
著者: 澤藤統一郎英紙「ガーディアン」が一昨日(9月14日)報じたところによると、ブラジルの捜査当局は、「東京五輪招致に買収疑惑あり」との結論を出したという。捜査は、リオ五輪と東京五輪の両者に行われていたというが、私の関心は自ずと東京の招
本文を読む判決は 目出度さ・無念 相半ば ― 東京「君が代」裁判(4次訴訟)判決
著者: 澤藤統一郎本日(9月15日)13時10分、東京地裁527号法廷において、東京「君が代」裁判(4次訴訟)の判決が言い渡された。 東京「君が代」裁判は、悪名高き「10・23通達」関連訴訟のメインをなす懲戒処分取消訴訟で、今回の判決は原
本文を読む北朝鮮の「核脅威」を追い風にする安倍政権
著者: 矢沢国光9月15日(金)朝7時、TBSラジオのニュース番組を聞いていたら、突然「Jアラート」で中断された。北朝鮮が日本上空を横切るミサイルを発射したから待避せよ、という。 他の局に切り替えてみたら、NHKはもとより民放局も
本文を読む百合子女王の(屁)理屈
著者: 澤藤統一郎えっ? なんですって? もう一度言ってごらんなさい? 「都民ファーストの会」の代表交代のプロセスが不透明ですって? いったい誰がそんなこと言っているの? そんなこと、この私の前で言えること? あなたもあなたよね。以前私に
本文を読む9/29(金)「供託金違憲訴訟」第五回裁判(@東京地裁)傍聴とネット署名のお願い
著者: 紅林進選挙に立候補するためには、町村議会議員を除き、供託金を選挙管理員会に供託する必要があると日本の現行の「公職選挙法」で規定されています。 しかもその供託金の額は、日本は各国と比べ、飛び抜けて高く、世界一の高額です。 衆議院
本文を読む東京「君が代」裁判(4次訴訟)の9月15日判決にご注目を
著者: 澤藤統一郎明後日(9月15日)13時10分、東京地裁527号法廷において、東京「君が代」裁判(4次訴訟)の判決言い渡しがある。その後14時30分からは、日比谷公園内の「日比谷図書文化会館」地下1階大ホールで「判決報告集会」が開かれ
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