正治安岡の執筆一覧

最高裁を国民からの批判禁制の聖域にしてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年5月4日) 憲法記念日にちなんで、朝日新聞が興味ある世論調査を行った。最高裁判例に納得できるか否かを問うものである。端的に言えば、最高最判例批判の世論を問うている。「最高裁はこれでいいのか」を主権者国民に問い

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新型コロナウイルスでフランスの失業率が沸騰  マリーヌ・ルペン大統領誕生の可能性

著者: 村上良太

 新型コロナウイルスで昨年失墜したのが安倍首相とトランプ大統領、ともに右翼政治家でした。彼らが失墜したのは新型コロナウイルスのリスクを軽視していたことが大きな原因でした。安倍首相は五輪開催のために新型コロナウイルスの危険

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第7回(4月)社会批評研究会から/テーマ:「であることとすること」から(丸山真男「日本の思想」岩波新書所収)

著者: 野上俊明

<報告の記録>    ▼和語を使用したこういう表題のつけ方に、鶴見俊輔的なものを感じる。「思想の科学」の鶴見俊輔は、官僚・政治家の後藤新平の孫で父親は国会議員の鶴見祐輔だが、中学時代は不良でアメリカに行かせられ、わずか4

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日本国憲法は常に政権から疎まれ、「改正」の危機を繰り返してきた。現在も、事情は変わらない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年5月3日) 本日は憲法記念日。もちろん、政府も与党もなんの祝意も表さない。政権も保守陣営も、憲法には敵意を剥き出しにしている。それでも日本の民衆が、権力に憎まれる日本国憲法を無傷のままの守り抜いて74年目の憲

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 東京オリパラ開会決行は取り返しのつかない事態を招く。さりとて、中止をしても政権への打撃は深刻である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年5月2日) 河豚は喰いたし命は惜しし。フグはその美味ゆえに喰いたくてたまらんものだが、万が一にもその毒に中ったら元も子もない。さて、東京オリパラである。政権としては予定のとおりに開会に向けて突っ走りたいのだが

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これが、日本学術会議推薦会員候補者6名の任命拒否に関する情報開示請求の内容である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月30日) 菅首相による、日本学術会議推薦会員候補者6名に対する任命拒否問題。批判の世論喚起だけでなく、具体的な法的手続が始まった。その手はじめが、4月26日提出の行政文書開示請求である。 二つのアクション

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ゴールデンウィーク大人食堂(外国人・女性・子ども・誰でも)(5/3 15:00~18:00、5/5 12:00~18:00 東京・四ツ谷 聖イグナチオ教会)

著者: 紅林 進

ゴールデンウィーク大人食堂(外国人・女性・子ども・誰でも)(5/3 15:00~18:00、5/5 12:00~18:00 東京・四ツ谷 聖イグナチオ教会) 案内→https://corona-kinkyu-action

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堪へ難きを堪へ忍び難きを忍び 東京オリンピックを返上せむ

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月29日) 「昭和の日」。天皇制がもたらした戦争の惨禍を反芻し、天皇(裕仁)の戦争責任を熟慮すべき日。そのことを通じての平和希求の日である。 もっとも、天皇(裕仁)の戦争責任についての考え方は一様ではない。

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断捨離のさなか(3)アチーブメントテストいうのがあった

著者: 内野光子

文京区同心町にあった、その中学校へは、都電で通学していた。池袋始発の都電は大塚方面への16番と伝通院、春日町、八重洲口、数寄屋橋行きがあった17番の2路線で、17番は、どれに乗ってもよかった。日ノ出町、大塚坂下、護国寺、

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菅義偉による「学術会議被推薦会員任命拒否」の暴挙を正す法的な闘いが始まった。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月27日) 昨日(4月26日)、学術会議から次期会員として推薦を受けながら、菅義偉によって任命を拒否された6名の研究者が、内閣府と内閣官房に対して、個人情報保護法に基づく自己情報開示の請求書を提出した。 ま

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ミャンマー/二重権力状況下の闘い―市民革命はつづく

著者: 野上俊明

<最新の動き>  4/24アセアンの緊急サミットがインドネシア・ジャカルタで開催され、ミンアウンライン将軍から確約とまでいえないものの、市民抗議者への暴力停止、人道援助、アセアン特使派遣、関係者間の対話促進などで一応の了

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断捨離のさなか(2)小学校時代の絵日記

著者: 内野光子

 敗戦前後の疎開時は別にして、社会人になってから10年ほどで生家を出たのが初めての引っ越しで、それから4回目の当地である。それにもめげず持ち歩いていたことになる品々、資料である。今回、あらためて読み直してみたりすると、小

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司法の現状を改革する「希望への道筋」はどうしたら見えてくるのか。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月25日) 昨日の「司法はこれでいいのか」の集会。テーマの一つが「希望への道筋」であった。司法の現状を「これでいいはずはない」との認識を前提に、いったいいかにすれば司法を真っ当な存在に糺すことが可能なのか。

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断捨離のさなか(1)何を基準に捨てていますか

著者: 内野光子

 二・三年前から始めていた、本や資料の整理なのだが、さっぱり片付かない。新型ウイルス蔓延のさなか、断捨離に専念できるかと思ったが、それもうまくいかない。引っ張り出すものに見入ってしまい、先に進まない。個人的にどうしても手

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「司法はこれでいいのか」と問い続けた50年

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月24日) 本日は、下記のとおりの「司法はこれでいいのか」(現代書館)出版記念集会。望外の多くの人々にご参加いただいた。改めて50年前のことを思い出し、あのときの怒りを抱きつつ過ごした50年であったと思う。

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自治会、住民の高齢化とコロナ禍の中で、どうなっていくのか

著者: 内野光子

 新年度、自治会の班長の番が回ってきた。私たちの自治会は、かつての新興住宅地、三つの丁目が併さっての650世帯、35班ほどがある。私たちの班は、17世帯。かつては20数世帯だったのが、ぽつぽつと自治会自体を脱ける世帯も現

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5月1日中止のお知らせ/世界資本主義フォーラム(矢吹晋)は、6月以降に延期します

著者: 矢沢国光

5月1日(土)本郷会館で開催予定のフォーラム(矢吹晋「習近平政権と社会主義」)は、変異型ウィルスが猛威をふるっているため、中止します。開催日時・会場は、あらためて設定し、決まり次第、お知らせします。 問い合わせ先 矢沢y

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お願いだからバッハさん、東京に来ないでください。あなただけは来ちゃいけない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月23日) 今東京は、新型コロナ蔓延の第4波。非常にきつい最中なんですよ。あなたが来ると、確実にこの波は高く大きくなるばかり。重症者も死者も増える。あなたは、東京のコロナ対策に邪魔なんです。言わば疫病神。で

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「夫婦別姓確認訴訟」判決が、「婚姻届出のない(別姓)婚」成立を認めたインパクト

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月22日)  注目されていた東京地裁「夫婦別姓確認訴訟」。想田和弘さんと柏木規与子さんの夫妻が原告になって、被告国に対して、「両原告が夫婦であることの確認」を求めた訴えに、昨日(4月21日)判決が出た。報道

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「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」の採決に反対し、改憲手続法抜本改正の慎重審議を求める声明

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月20日) いま、国家・国民の全力を上げて新型コロナの蔓延を防止すべきときである。いたずらに不要不急の課題に注力すべきではない。ましてやこの時期に、火事場泥棒さながらに、疑問点だらけの「改憲手続き法」の審議

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木村三浩氏 戦争犯罪裁判論の実例――『情況』(2021年春)を読む――

著者: 岩田昌征

新左翼系季刊誌『情況』2021年春号が「国防論のタブーをやぶる」なる特集を組んでいる。20世紀末、平成19年度と平成20年度、千葉大学博士課程大学院=社会文化科学研究科(「日本研究専攻」と「都市研究専攻」から成る)の科長

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