驚いた。花の盛りを過ぎて、東京に雪である。ソメイヨシノは散り始めてはいるが、まだ見頃といってよい。その花に、ぼた雪である。花のついたままの枝折れもあったろう。今年の桜は御難だ。 月に叢雲、花に風。のどかなはずの春にコロナ
本文を読む正治安岡の執筆一覧
当世恐ろしきもの ー 地震・原発・アベ・コロナ
著者: 澤藤統一郎今も昔も、恐いものの筆頭は地震である。動かぬはずの大地の揺らぎほど恐ろしいものはない。3・11のあの衝撃と傷痕が癒えない今、必ず起こるという次の大地震はひたすらに恐い。 次が原発である。安全神話が脆くも崩壊して以来、観念
本文を読む東京高裁「君が代不起立」処分を取り消か逆転判決
著者: 澤藤統一郎一昨日(3月25日)、東京高裁(第9民事部・小川秀樹裁判長)で「河原井・根津09年停職事件」の控訴審判決言い渡しがあった。同判決は、東京地裁判決を主要な部分で変更し、根津公子さんに対する停職6月の懲戒処分を取り消す旨の「
本文を読むコロナ感染の危機を、民主主義の危機にしてはならない。
著者: 澤藤統一郎新型コロナウイルス感染をめぐる世の雰囲気が、尋常でない。昨夜(3月25日)、小池都知事が緊急の記者会見を開き、現状を「感染爆発の重大局面」と表現した。「このままの推移が続けば、ロックダウン(都市の封鎖)を招いてしまう」と
本文を読む森友問題は終わっていない!安倍首相、麻生大臣、大丈夫?
著者: 内野光子3月23日の参議院予算委員会の集中審議を中継で見ていた。コロナ感染拡大対策やそれに伴う経済対策、オリンピック開催動向と森友問題の公文書改ざんにかかわり自殺(2018年3月7日)した近畿財務局職員の手記・遺書が公表されたこ
本文を読む「こんな日本に誰がした」 ー いま、切実に問わなければならない。
著者: 澤藤統一郎本日(3月25日)の毎日新聞第8面「みんなの広場」欄に、市民感情を代表する投書が掲載されている。タイトルが、「こんな日本に誰がした」というもの。大阪の主婦・岡田マチ子さんの叫ぶがごとき文章である。 このタイトルだけでおよ
本文を読むNHKの良心的番組続編制作を妨害した4悪の面々。署名運動にご協力を。
著者: 澤藤統一郎昨日(3月23日)の毎日新聞朝刊1面に、【NHK問題取材班】の記事。お上の発表を鵜呑みに文字にすることが記者の仕事ではない。精力的にNHKと経営委員会に肉薄してお上の嫌がる真実を記事する、こういう記者の存在は貴重である。
本文を読む防衛大学校の卒業式での、あらまほしき首相訓示。
著者: 澤藤統一郎安倍晋三は昨日(3月22日)、防衛大学校の卒業式に臨んで訓示をした。卒業生「諸君」にではなく、彼らを「諸官」と呼んで、幹部自衛官の使命を語った。防衛大学校の伝統としての上級生から下級生への陰湿なイジメが世の話題となる中で
本文を読む3・31『自衛隊も米軍も、日本にはいらない!』出版記念講演会
著者: 宇井 宙皆さま いつもお世話になっております、平和創造研究会の宇井です。 当研究会会員、花岡蔚(しげる)さんのご著書『自衛隊も米軍も、日本にはいらない!』が本年1月、花伝社より出版されましたのを記念しまして、下記の要領で出版記念
本文を読む『阿Q正伝』の総合的にして独創的な研究― 冉秀(ぜん・しゅう)『《阿Q正伝》の作品研究』(日本僑報社、2019年)を読む ―
著者: 内田 弘[魯迅『阿Q正伝』の本格的研究] 1912年以後の中華民国時代の作家・魯迅の代表的な作品は、『阿Q正伝』(1920-1921年公表)である。このことは、大方の魯迅研究者が同意するだろう。 著者・冉秀(ぜん・しゅう:Ra
本文を読む「こんにゃくえんま」境内の「汎太平洋の鐘」と「南洋群島平和慰霊像」。
著者: 澤藤統一郎コロナ風の吹くさなかではあるが、昨日(3月21日)は上野に、本日(22日)は小石川植物園に花を見に出かけた。明日の夕方は六義園の予定。今年は、新宿御苑にだけは、絶対に行かない。 上野は、例年とはうって変わった「宴会禁止」
本文を読む新型コロナウイルス禍は、政府と国民を映す鏡
著者: 野上俊明新型コロナウイスルスは欧米にも拡大して、世界の感染者は3月中旬で16万人を超えているといいます。多くの著名人がそれで亡くなったこともあり、1918年のインフルエンザ・パンデミックは歴史教科書的事実としては知っておりまし
本文を読む日程変更のお知らせ 4月4日予定のフォーラム(小幡道昭氏、貨幣論と現代資本主義)は、■6月6日(土) 午後1時30分-5時 に変更
著者: 矢沢国光4月4日に予定していたフォーラム(小幡道昭氏、貨幣論と現代資本主義)は、中止し、 ■6月6日(土) 午後1時30分-5時 に延期して実施することにしました。会場は、同じ本郷会館を予定しています。 なお、小幡氏が4月4日の
本文を読む目くらましのような?「オーバーシュート」「ロックダウン」って
著者: 内野光子3月19日、夜遅く専門家会議の記者会見が開かれた。前回は患者集団を意味する「クラスター」なる用語が登場したが、今回は、爆発的患者急増を意味する「オーバーシュート」、都市封鎖を意味する「ロックダウン」という言葉が飛び出した
本文を読む「新型コロナウイルス」のパンデミックと「ペスト」
著者: 合澤清今や「新型コロナウイルス」が世界的に大流行(パンデミック)です。パンデミックなどという聞き慣れない言葉に驚かされたのですが、ギリシャ語のパンpan(汎)+demos(大衆)から来ていることを辞書を調べて初めて知りました。
本文を読む河井案里の議員失職は当然として、問題は河井克行起訴が実現するかである。
著者: 澤藤統一郎広島地検が、自民党・河井案里参院議員の選挙運動員3名を逮捕したのが3月3日。その勾留期限が24日に迫っている。昨日(20日)来、処分内容の見通しが、各メディアで語られている。いずれも、「関係者への取材で明らかに」とされて
本文を読む安倍内閣の刑事司法私物化を狙う「検察庁法改正案」を撤回せよ
著者: 澤藤統一郎泥棒は夢を見る。警察官の人事をオレが握ることができれば、安心して仕事ができるんだが…。反社の諸君も夢を見る。検事の人事をオレが握ることができさえれば、心おきなく大きな仕事ができるだろうに…。そして、安倍晋三も夢を見る。検
本文を読むNHKの会長、経営委員長!顔をあげて答弁せよ!~自分の言葉で語れない人々
著者: 内野光子昨夜の日付が変わる頃、NHK総合テレビの11時45分から、来年度NHK予算審議がなされた3月17日開催衆議院総務委員会の録画が放映された。だれがこんな時間に見ますかね。視聴率がもっとも低い時間帯ではとも思う。フルでは、以
本文を読む生徒たちへのコロナ感染防御よりも、「日の丸・君が代」強行が大切なのか。
著者: 澤藤統一郎本日(3月19日)、「卒業式処分をするな!都教委要請行動」。32名の要請団に私も交じって、いくつもの課題について要請と質問を重ねた。 いくつもの課題の根底に、民主主義国家の教育の場にふさわしからぬ「国旗・国歌(日の丸・君
本文を読むDHCスラップ反撃訴訟最終法廷で5度目の勝訴 ―「DHCスラップ訴訟」を許さない・第174弾
著者: 澤藤統一郎本日(3月18日)、コロナ禍のさなかの東京高裁511号法廷で、DHCスラップ反撃訴訟控訴審判決言い渡しがあった。おそらくはこれが、DHC・吉田嘉明と私との一連の訴訟において開かれる最後の法廷となる。 この事件が起きたのが
本文を読む「緊急事態」の名を借りた権力の集中と人権蹂躙的統制に断固反対する ― 宗教者緊急声明紹介
著者: 澤藤統一郎新型コロナウイルス対策のためとする特措法改正には、各界からの反対が強い。宗教界も例外ではない。 「信教の自由」を侵害する新型コロナウイルス対策のための特措法改正に反対する宗教者緊急声明(3月13日付)を紹介する。 呼びか
本文を読む森下俊三NHK経営委員長の辞任を求める署名にご協力を ー (転載・拡散のお願い)
著者: 澤藤統一郎2020年3月16日 放送法を踏みにじり、NHKの番組制作を妨害した 森下俊三氏のNHK経営委員辞任を求める署名運動 へのご協力のお願い 民主主義と国民の知る権利を大切とお考えの皆さま NHKこそは国内最大の影響力を誇
本文を読む9条改憲阻止の会 メール通信 20200315 <特集>新感染症対策からはじまるファシズム
著者: 9条改憲阻止の会3月14日午後6時半からアカデミー文京において新感染症口実の非常時体 制を問う緊急討論集会と題して、緊急事態条項を含む新インフルエンザ特別措 置法の検討を軸に、新コロナウィルスの現状とその対策と政府による対応につ いて批
本文を読むアベ政治はコロナより猛し
著者: 澤藤統一郎コロナ禍・アベ禍のさなかにも季節はめぐる。昨日(3月14日)、東京に開花宣言である。「暖冬で観測史上最速、満開は23日見込み」と報じられている。 「銭湯で上野の花の噂かな」をキーワードに検索したところ、幾つかの私の過去の
本文を読む今日の首相会見~笑顔とワンチームで乗り切る?!
著者: 内野光子一国の首相がする会見とは思えなかった。新コロナウイルス感染拡大対策、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正の成立を受けての会見にしては、新しい政策、具体的な政策が何ら示されなかった。爆発的な感染拡大は見られない、1万人当
本文を読む「緊急事態宣言」とは、かくも危険なものである。
著者: 澤藤統一郎昨日(3月13日)、新型コロナウイルス感染症を適用対象に加える「新型インフルエンザ特措法」の改正法が成立した。3月11日の審議開始からわずか3日間での成立である。内容は、新型コロナを法の適用対象に加えるだけで、ほかの規定
本文を読む首相会見がシナリオに沿った「台本営発表」では知る権利に応えられない。
著者: 澤藤統一郎松尾貴史が、絶好調である。日曜日の朝は、毎日新聞の「松尾貴史のちょっと違和感」が楽しみ。3月8日は「首相会見打ち切り、自宅直帰のワケ 聞かれてなぜ、うろたえる?」というタイトル。分かり易く、面白くて、ためになる。 ついで
本文を読むDHCスラップ反撃訴訟最終(控訴審判決)法廷 ー 3月18日(水)13時15分。東京高裁511号 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第173弾
著者: 澤藤統一郎来週の水曜日・3月18日13時15分。東京高裁511号法廷で、DHCスラップ反撃訴訟控訴審判決言い渡しがある。おそらくはこれが、DHC・吉田嘉明と私との一連の訴訟において開かれる最後の法廷となる。 事件が起きたのが、20
本文を読む4月4日 小幡道昭「貨幣論と現代資本主義」 世界資本主義フォーラムのご案内
著者: 矢沢国光経済学の基本は、「貨幣をどうとらえるか」です。ところが最近、「貨幣は商品交換の中から生まれる」という貨幣論の「常識」を揺るがす問題が、次々と出てきました。 昨年このフォーラムでもとりあげた「MMT(現代貨幣理論)」もその
本文を読む「ヘーゲル弁証法」がレーニンをパラダイム変換した!? 書評:『ヘーゲル弁証法とレーニンの哲学的両義性』ケヴィン・アンダーソン著 小原耕一・竹下睿騏・高屋正一訳(社会評論社2020.1月刊)
著者: 合澤 清この本から受けた最初の印象は、こういう奇抜なアイデア(着想)は、アメリカ人学者に特有なものではなかろうか、という多少の訝しさであった。 しかし、著者の引用から察すると、既にアンリ・ルフェーブルやスラヴォイ・ジジェク、ラー
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