正治安岡の執筆一覧

世界資本主義フォーラム「宇野段階論とアメリカ資本主義」に参加して

著者: 大谷美芳

ロシア革命後の現代世界は「帝国主義と社会主義革命の時代」と考えていた。しかし、ソ連も中国もベトナムも、社会主義革命が挫折し、ブルジョア革命に終わり、官僚制国家資本主義化した。20世紀の現実は、資本主義の帝国主義段階が継続

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「『桜を見る会』を追及する法律家の会」(仮称)間もなく結成の運びに

著者: 澤藤統一郎

「前門の桜、後門のIR」。 「紙の爆弾」(鹿砦社)3月号の「不祥事連発の安倍政権を倒す 野党再編への道筋」(朝霞唯夫)の冒頭に紹介されている至言。もちろん、自民党幹部にとっての切実な感想である。「桜」「IR」に、「ウグイ

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日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか 司法のあり方を論争的に考える―レジメ

著者: 澤藤統一郎

2月13日に、司法問題での講演を引き受けた。下記の内容である。すこし変わった形のレジメを掲出しておきたい。これをお読みいただいて、なるほど面白そうだと思われた方には、ぜひお越しいただきたい。 ところで、判決は裁判官が言い

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「建国記念の日」に天皇制を問う ― 講演レジメ

著者: 澤藤統一郎

2月11日「建国記念の日」が迫ってきた。「国民の祝日に関する法律」は、この日を「建国をしのび、国を愛する心を養う」としている。もっとも、同法には「建国記念の日」を2月11日にするとは書き込まれていない。「政令で定める日」

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労働者重視の企業統治改革に向けてーー英国の教訓と労使経営協議会法の役割

著者: 高木雄郷

 日産自動車の経営者報酬問題や三菱電機の社員自殺など、企業の不正や不祥事、労働社会問題が相次ぐなか、こうした事態を払拭するための企業統治の改革論議が盛り上がっている。2015年に導入された東京証券取引所と金融庁のコーポレ

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東北へ~今回も短い旅ながら(2)東北大学「「中善並木」

著者: 内野光子

 いつも素通りの仙台、気になっていた、美術館と文学館は是非と思っていた。私は、少々足に自信がなかったので、地下鉄東西線の国際センター下車、まず、目の前から始まる東北大の川内キャンパスに入る。緩い坂を上った交差点を左に折れ

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『六四と一九八九』(石井知章・及川淳子編著)を論ず―天安門流血語るべし忘るべからず―

著者: 岩田昌征

石井知章・及川淳子編著『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』(2020年、白水社)を一読した。令和元年・2019年6月1日に明治大学現代中国研究所が主催した国際シンポジウム「六四・天安門事件を考える」の報告集成

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検察庁よ、安倍官邸の走狗となるなかれ。走狗となると見られることを拒否せよ。

著者: 澤藤統一郎

昨日(2月4日)の衆院予算委員会審議。さすがに野党のエース級を揃えた質問陣。聞かせる質疑が続いた。指摘されている内容はまことにもっともなことばかり。こんなに重要な問題を抱えながら、どうして安倍政権が倒れずに持ちこたえてい

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連続更新2500日目、あらためて自民党「憲法改正草案」を斬る

著者: 澤藤統一郎

当「憲法日記」の掲載は、2013年4月1日に毎日連続更新を広言して始めた。以来、連続更新を続けて、本日が2500日目となる。節目の日にふさわしいテーマを探して、「自民党憲法改正草案批判」とした。これまでも批判はしてきたが

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「2020東京オリパラ」と「東京都ヘイト規制条例」

著者: 澤藤統一郎

日朝協会の機関誌「日本と朝鮮」の2月1日号が届いた。全国版と東京版の両者。どちらもなかなかの充実した内容である。政府間の関係が不正常である今日、市民団体の親韓国・親朝鮮の運動の役割が重要なのだ。機関誌はこれに応える内容と

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新型肺炎の蔓延Iに便乗した「緊急事態条項新設の改憲」論議に最大限の警戒を

著者: 澤藤統一郎

「火事場泥棒」とは最大限の悪罵である。災害に乗じて私利をむさぼろうという、さもしい性根が非難の的となる。「火事場泥棒」にとっては、被害者の不幸は眼中になく、火事は大きければ大きいほど好都合なのだ。 言うまでもなく、「火事

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「マクロンのせいで・・」 パリ東駅でアタック・フランスの女性メンバーが年金改革への抗議のダンスを披露

著者: 村上良太

  フランスでは今、マクロン大統領と政府に対する反対運動の焦点は年金改革への反対にあります。この改革が実現すれば最も被害を被るとされる女性たちが抗議運動を盛り上げています。でもその闘い方がちょっと独特です。表現を通して見

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本日「DHCスラップ『反撃』訴訟」控訴審結審。判決言い渡しは3月18日(水) ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第172弾

著者: 澤藤統一郎

 本日(1月27日)、DHCスラップ「反撃」訴訟の控訴審が、第1回口頭弁論で結審となった。  判決言い渡しは、3月18日(水)13時15分から。東京高裁511号法廷で。 DHC・吉田嘉明の控訴を棄却し、私からの附帯控訴で

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60年前の1960年、50年前の1970年、いま何が変わったのか(1)私の1960年

著者: 内野光子

今年に入って、60年前の1960年が、回顧される特集記事などをときどき見かけるようになった。日米安保条約調印が、60年前の1月18日であったからだ。私は前年の1959年12月に母を亡くしたばかりの大学生だった。調印時の記

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河井案里選挙違反事件でざわつく党内。自民党内からのアベ批判。

著者: 澤藤統一郎

河井克行・案里夫妻の公職選挙法違反事件。最初はさしたる問題に見えなかった。保守の選挙には付きものの「運動員買収事件」がまたぞろ出てきたかという程度。河井克行と安倍晋三との距離感も、選挙区事情も知らないまま、事務方の未熟さ

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ラジ・リ監督の傑作映画「レ・ミゼラブル」 ~郊外をめぐる2つの結末~

著者: 村上良太

  フランスの映画「レ・ミゼラブル」の試写会への誘いが来ました。「レ・ミゼラブル」というと、著名なヴィクトル・ユゴーの小説が想起されますが、この映画ではその小説の舞台となったパリの東17キロにある郊外の町、モンフェルメイ

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1月27日(月)は本件最後の法廷に? ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第171弾

著者: 澤藤統一郎

長かったDHCスラップ訴訟も、先が見えてきた。DHC・吉田嘉明が昨日(1月24日)附帯控訴に対する答弁書を提出した。分量は1ページのみ。その内容から見て、1回結審となる公算が高い。  1月27日(明後日・月曜日)午前11

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あの自民党席からの野次の正体は、天皇制を支えた家父長制の亡霊なのであろう。

著者: 澤藤統一郎

杉田水脈という話題の自民党女性議員。安倍政権にとっても自民党にとっても、たいへん重要な人物で大きな役割を果たしている。いや、議員として何かをなし遂げたというわけでも、優れた政策や見識を示したというわけでもない。単に、安倍

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哀しいかな、議席もカネで買える現実がある。河井案里を当選させた、巨額の安倍マネー」。

著者: 澤藤統一郎

「週刊文春」本日(1月23日)発売号の広告が目を惹く。《秘書4人派遣「安倍丸抱え」で公選法違反》 「河井夫妻『買収』原資は安倍マネー1億5千万円だった」「入出金記録LINE入手」「安倍 菅 全面支援で振り込まれた軍資金は

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