時代をみるの執筆一覧

安倍政権の支持率はなぜ高いのか(4)    ―改憲論争を見て考え込む―

著者: 半澤健市

 一つの改憲論争◆を見て、私は考え込んでいる。 それは、有料ネット放送局「デモクラテレビTV」の討論番組(「デモクラTV本会議」、初回放映は2016年8月27日)で、今井一(市民運動家、ジャーナリスト)と孫崎享(元外務官

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ネトウヨ・産経グループの差別記事に負けるなー蓮舫候補にエールを送る

著者: 澤藤統一郎

戦争と差別は、緊密に結びついてきた。差別こそは、平和や共生の最大の敵である。人種や民族間の差別意識が憎悪や猜疑を生む、これなくしては戦争も戦争準備も成り立たない。だから、戦争や戦争準備をたくらむ勢力は、必ず差別意識の醸成

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脱原発運動、反転攻勢へ - 9月22日(秋分の日)に大規模集会へ ー

著者: 岩垂 弘

 「さようなら原発 さようなら戦争大集会」と銘打った集会が、9月22日(木、秋分の日)、東京・代々木公園B地区・けやき並木で開かれる。原発の再稼働を推進する安倍政権と電力業界に対し再稼働停止を迫ろうという狙いで、脱原発を

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近ごろ気になることー「天皇を護憲の守護神のごとく見てよいのか」

著者: 澤藤統一郎

「憲法日記」と題した当ブログ。本日で連続更新1256回となる。3年5か月と7日。毎回が何の節目でもない積み重ねの一コマ。毎日途切れることなく、飽きることなくよく続くものと、自分でも感心している。 ときおり、読者から励まし

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「議論段階から社会実験へ」ヨーロッパでのベーシックインカム事情

著者: 澤藤統一郎

本日の東京新聞「暮らし」欄(17面)に、興味深い解説記事が出ている。 「ベーシックインカム(BI)」「『全ての人にお金』で脱貧困?」という大きな見出し。続く中見出が、読者の目を惹く。 「欧州で来年から社会実験」 「フィン

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「差別がまかりとおる国の国旗に敬意は払えない」ーキャパニックの勇気

著者: 澤藤統一郎

ハフィントンポスト(日本版)やロイターが、写真とともに生き生きと伝えている。「米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)サンフランシスコ・フォーティナイナーズのクォーターバック、コリン・キャパニック(28)は1日、サン

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国家に子の命を奪われ、靖国に子の魂を奪われー「九段の母」の二重の悲劇

著者: 澤藤統一郎

8月31日の当ブログで紹介した、2008(平成20)年8月靖國神社社頭掲示の立山英夫「遺書」には後日談がある。 陸軍歩兵見習士官立山英夫は、日中戦争開始直後の1937年8月、初陣での斥候任務の途中で戦死した。その血まみれ

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この国の治山治水はいったいどうなっているのか - 岩手県岩泉町の浸水被害に思う -

著者: 岩垂 弘

 台風10号が岩手県に上陸し、東北と北海道に豪雨による被害をもたらした。とくに岩手県岩泉町では小本川の氾濫により、高齢者のグループホームの入居者9人が濁流にのまれて亡くなるという悲惨な事態となった。同町では、他に今なお孤

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「NHK・ワンセグ裁判」さいたま地裁判決を評価する

著者: 澤藤統一郎

高市早苗総務相は昨日(9月2日)の記者会見で、さいたま地裁が、「ワンセグ放送を受信できる携帯電話を持っているだけではNHKの受信料を支払う義務はない」と判断したことについて、「携帯受信機も受信契約締結義務の対象と考えてい

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色あせない山本宣治(やません)の訴え - 87年前に右翼に刺殺された労農党代議士を偲ぶ -

著者: 岩垂 弘

 8月は、誰しも物故者と“出会う”月である。今年も8月にはお盆があったから、その期間中はあの世から里帰りしてきた祖先に“出会えた”し、加えて、広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦記念日と続いたから、私たちは戦争で亡くなったお

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「改憲か、護憲か」ではなく、いま敢えて「壊憲か、活憲か」を問う。

著者: 澤藤統一郎

明日(9月3日)、下記のとおり「壊憲か、活憲か」(ブックレットロゴス)の出版記念討論集会がある。 と き  2016年9月3日(土)午後1時30分 ところ  明治大学リバティタワー6F(1064教室) 司 会  平岡 厚

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言論支配者たちの呪縛を解け!ねじ曲がった1マイル:イズラエル・シャミール

著者: 童子丸開(スペイン・バルセロナ在住)

バルセロナの童子丸開です。 今回も危機的な現代を鋭くえぐるシャミールの記事(拙訳)です。 権力は「金力・暴力・情報力」の三位一体ですが、ここで言う「暴力」は、その延長として軍事力(テロの利用を含む)政治力を指します。最初

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転向を強要してはならない。良心に鞭打ってはならない。ー「服務事故再発防止研修」強行に抗議する。

著者: 澤藤統一郎

本日、服務事故再発防止研修受講を強いられているT教諭を代理して、代理人弁護士の澤藤から抗議と要請を申しあげる。直接には、東京都教職員研修センター総務課長に申しあげるが、抗議と要請の相手は、東京都教育委員会と都知事だ。これ

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IPPNWドイツ支部 – アレックス・ローゼン(Alex Rosen) 小児科医による批判:如何に福島医大が彼ら自身の調査をサボタージュしているか

著者: グローガー理恵(ドイツ在住)

ご紹介させていただきますアレックス・ローゼン医師の論評は、2016年6月15日に福島民友オンラインに掲載された「甲状腺検査の在り方は 『受けない意思も尊重』」と題された記事に基づいたものです。福島民友の記事は、甲状腺検査

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ブルキニ禁止条例の効力を停止した、フランス立憲主義事情

著者: 澤藤統一郎

フランスの憲法事情や司法制度には馴染みが薄い。戦前はドイツ法、戦後はアメリカ法を受継したとされる我が国の法制度には、フランス法の影が薄いということなのだろう。しかし、リベラルの本場であり、元祖市民革命の祖国フランスである

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「『平成天皇制』ーこれはむき出しの権力だ。」

著者: 澤藤統一郎

8月も終わりに近い。8月は戦争を語り継ぐときだが、同時に天皇制を論ずべきときでもある。71年前の敗戦は、軍国主義と戦争の時代の終焉であったが、同時に野蛮な神権天皇制の終焉でもあった。しかし、軍国主義と臣民支配の道具であっ

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会長への立候補は認めないー岩手県海区漁業調整委員会の暴挙

著者: 澤藤統一郎

私は、今猛烈に怒っている。怒りの直接の相手は、岩手県の水産行政だ。そして、この県の姑息なやり方に加担しあるいは傍観する諸勢力にもである。このやり口は、おそらくは岩手県政だけではない。この遅れた国日本、形だけの民主主義国日

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訴訟を手段として憲法を活かすー憲法訴訟(政教分離訴訟)の経験から

著者: 澤藤統一郎

憲法訴訟の実践は、私の職業生活における究極のテーマ。 このほど、「壊憲か、活憲か」(ブックレットロゴス№12)に「訴訟を手段として『憲法を活かす」─岩手靖国訴訟を振り返って」の小論を収めた。 同書は、次の4編から成る。

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ポケモン現象ー官邸に棲息するモンスターをゲットしよう

著者: 澤藤統一郎

できるだけ、散歩をするよう心がけている。 幸い、近所の散歩コースには恵まれている。定番の行く先は上野公園。東大本郷キャンパスを赤門からはいって鉄門から抜ける。右に元キャノン機関があった旧岩崎邸を見ながら無縁坂を下って不忍

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