暴論珍説メモ(149) 残り任期も少なくなった米オバマ大統領がいわば8年のオバマ政治の置き土産として、「核兵器の先制不使用」を宣言することを考えていると伝えられている。他国から核攻撃を受けない限り、自らは核兵器を使うこと
本文を読む時代をみるの執筆一覧
2020年「パンとサーカス」に喜々とする市民になるなかれ。
著者: 澤藤統一郎ようやく、リオ・オリンピックの狂騒が終わった。ところがメディアは、「さあ、次はいよいよ東京オリンピック」「この感動を東京につなげよう」という。この狂騒が、そっくり東京に来るのかと思うとやりきれない。2020年8月には、本
本文を読む次期NHK会長選への賛同署名に添えられたメッセージより(3)
著者: 醍醐聡2016年8月23日 全国の19のNHK視聴者団体は目下、連名で、「次期NHK会長選考にあたり、籾井現会長の再任に絶対反対し、推薦・公募制の採用を求める」署名運動を始めた。 署名は用紙による集約とネット署名による集約を
本文を読むむのたけじ逝くー「おれなんか70より80と、ますます頭良くなってきた」
著者: 澤藤統一郎昨日(8月21日)、むのたけじが亡くなった。享年101。 戦争に加担した自分の責任を厳しく問い、再びの戦争の惨禍を招くことのないよう社会に発信を続けた、憲法の理念を体現するごとき人生。その良心の灯がひとつ消えた。この人の
本文を読む国民が「天皇を思いやる」という滑稽
著者: 澤藤統一郎昨日(8月20日)の「毎日」朝刊に、天皇の生前退位をめぐる70歳男性の投書が掲載された。続いて、今日(8月21日)は、「天皇陛下の『お気持ち』に感銘」(76歳男性)、「生前退位実現へ法律改正を」(89歳女性)と続いている
本文を読む「辺野古・違法確認訴訟」ー公正な裁判が行われているのか。
著者: 澤藤統一郎国が沖縄県を訴えた「辺野古・違法確認訴訟」が昨日(8月19日)第2回口頭弁論で結審した。7月22日提訴で8月5日に第1回口頭弁論。この日、判決までの日程が決まった。そして、決まった日程のとおりわずか2回の期日での結審。9
本文を読む憲法の理念に真逆の首相をもつ、ねじれた日本の不幸。
著者: 澤藤統一郎下記は、一昨日(8月17日)の赤旗7面(文化欄)に載ったエッセイ。タイトルは、「君をハグしていい?」というもの。筆者西川悟平(1974年生)はニューヨーク在住で、「7本指のピアニスト」として知られている人だという。印象に
本文を読む野田聖子と、その長男真輝君に声援を送る。
著者: 澤藤統一郎昨日(8月17日)の毎日新聞夕刊。鬱陶しいオリンピック報道の紙面に埋もれるような「特集ワイド」。野田聖子のインタビュー記事。 「相模原殺傷事件」「感じた嫌悪『いつか起きる…』」「長男が障害持つ野田聖子衆院議員」という見出
本文を読む「へそ曲がり宣言」
著者: 澤藤統一郎有史以来連綿として、一つの妖怪が我が物顔に日本の社会を徘徊している。最近、むやみにその妖怪の威勢がよい。――妖怪の名は「同調圧力」。この妖怪、別名を「長いものには巻かれろ」「出る釘は打たれる」とも言う。「附和雷同」「寄ら
本文を読む次期NHK会長選への賛同署名に添えられたメッセージより (2)
著者: 醍醐聡2016年8月17日 全国の19のNHK視聴者団体は8月11日から連名で、「次期NHK会長選考にあたり、籾井現会長の再任に絶対反対し、推薦・公募制の採用を求める」署名運動を始めた。署名は用紙による集約とネット署名による
本文を読む「戦争は絶対に駄目」「ダメなものはダメ」ーこれが9条の真髄ではないか。
著者: 澤藤統一郎昨日(8月15日)の政府主催「全国戦没者追悼式」の最高齢参列者は、フィリピンで夫を亡くした東京都の101歳、中野佳寿さん。この人の言葉が、各紙に紹介されている。「戦争は絶対に駄目」というもの。何と力強い言葉だろう。その通
本文を読む65年前の夏、日本は朝鮮戦争のさなかにあった!
著者: 加藤哲郎2016.8.15 8月15日です。この日が「終戦記念日」とされるのは日本だけで、韓国ではこれが植民地からの解放記念日=「光復節」になります。米英など旧連合国の多くにとっては、71年前の1945年9月2日の戦艦ミズーリ
本文を読む敗戦の日に想い起こす原爆の詩歌
著者: 醍醐聡2016年8月15日 8月15日になると私は自分が惹きつけられた詩歌を想い起す。そして、万言にも優る詩歌の力―――記憶を伝承する力―――を再認識させられる。中でも、年中行事的な神妙でお行儀のよい「平和への願い」よりも、
本文を読む8月15日は、「平和の日」。
著者: 澤藤統一郎8月15日である。この日を何と命名すればよいのだろう。連合国側や被侵略国側にとっては大いに意気上がる国民的な祝祭の日である。この日(あるいは降伏文書調印の9月2日)を「戦勝記念日」とし、「解放記念日」、「光復節」などとす
本文を読む天皇の「お気持ち」と天皇制のはざま
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(148) 天皇が「生前退位」を望んでいる、という報道を最初に目にした時の感想は「この人は偉いな」というものだった。ほとんど同世代の一員だから分かる、と言っては不遜に過ぎるかも知れないが、自分の高齢を理由に
本文を読む靖國神社とは、次の戦争を展望し「新たな英霊」を作る装置なのだ。
著者: 澤藤統一郎明日8月15日は敗戦の日。戦争国家・大日本帝国が滅亡して、平和国家・日本が新生した日。天皇の日本が死んで、国民の日本が生まれた日。どういうわけか、その日を選んでの靖國神社参拝者が多い。 靖國神社の案内にはこうある。 「明
本文を読む次期NHK会長選への賛同署名に添えられたメッセージより (1)
著者: 醍醐聡2016年8月14日 全国の19のNHK視聴者団体は8月11日から連名で、「次期NHK会長選考にあたり、籾井現会長の再任に絶対反対し、推薦・公募制の採用を求める」署名運動を始めた。 署名は用紙による集約とネット署名によ
本文を読む天皇崇拝の「信仰」と「マインドコントロール」からの脱却、それが歴史の進化だ。
著者: 澤藤統一郎天皇が生前退位の希望をつぶやいて以来、「ヘイカおいたわしや」の類の反響に驚いてばかり。つくづく、この国はおかしいと思う。この国には主権者マインドが育っていない。いまだに多くの国民が臣民根性から抜け出せないままなのだ。なる
本文を読む9条立憲の幣原喜重郎と、壊憲のアベ晋三。
著者: 澤藤統一郎各紙がオリンピック一色で辟易していたところに、本日の東京新聞朝刊一面トップは憲法制定経過に関する報道だった。「9条は幣原首相が提案」「マッカーサー、書簡に明記」「『押しつけ憲法』否定の新史料」というもの。 ここで言う「マ
本文を読む安倍政権の支持率はなぜ高いのか(3) ― 青木理『日本会議の正体』を読んで ―
著者: 半澤健市第三次安倍内閣が2016年8月4日に発足した。 防衛相稲田朋美を、メディアは「保守派」「タカ派」と呼ぶだけで、「日本会議」の中核人物とは紹介していない。都知事選で290万票を獲得し、増田寛也(自公)と鳥越俊太郎(民・共
本文を読む次期NHK会長選考に関する要望署名運動へのご協力のお願い
著者: 澤藤統一郎下記の、各地17の視聴者団体が、今日(8月11日)から連名で、NHK経営委員会長宛先にした、署名運動を始めた。 この署名運動への賛同と拡散への協力要請の通知を受けた。 私も署名をして、多くの方への賛同と拡散への協力を要請
本文を読む次期NHK会長:籾井現会長の再任反対、推薦・公募制を求める署名運動、スタート
著者: 醍醐聡2016年8月11日 3項目の要望署名運動、今日から NHK経営委員会は、来年1月に籾井勝人・現会長の任期が満了するのに伴い、目下、次期NHK会長の選考を進めている。 私が共同代表の1人になっている「NHKを監視・激励
本文を読むナガサキは『北東アジア非核兵器地帯』の創設を呼びかけている
著者: 澤藤統一郎8月9日、世界が長崎の祈りに耳を傾けるべき日。 「長崎原爆の日」の平和祈念式典での田上富久市長の平和宣言は、例年具体的課題に切り込むことで話題となる。薄っぺらなコピペのアベ挨拶との対比での話題も例年のこと。 具体的で分か
本文を読む「本郷・湯島九条の会」は、平和を守るため、ますます元気に街宣を続けます。
著者: 澤藤統一郎本郷にお住まいの皆さま、三丁目交差点をご通行中の皆さま。こちらは地元の「本郷・湯島九条の会」です。憲法を守ろう、憲法の眼目である平和を守ろう。憲法9条を守り抜いて、絶対に戦争は繰り返してはいけない。アベ自民党政権の危険な
本文を読むオバマ大統領の広島訪問を巡る議論白熱化 - 被爆71年の8・6広島を歩く -
著者: 岩垂 弘8月6日は、米軍機から広島市に原爆が投下されてから71年。この日を中心に、広島では原爆に生命を奪われた人たちを悼む慰霊の行事や、核廃絶を求める集会が展開された。猛暑の炎天下、全国から多くの人々がこれらの行事や集会に集ま
本文を読むあらためて国民主権を確認しよう。天皇生前退位の可否は、主権者の意思次第なのだ。
著者: 澤藤統一郎言うまでもないことだが、国民が主権者。その主権者の意思に基づいて天皇という公務員の職種が設けられている。天皇は、憲法遵守義務を負う公務員の筆頭に挙げられ、他の公務員と同様に国民全体に奉仕の義務を負う。その天皇は、日本国憲
本文を読む「日本国憲法は、原爆死没者の遺言」ーアベ首相は、この語りかけに真摯に答えよ。
著者: 澤藤統一郎8月は、戦争と平和を考える季節。とりわけ上旬は、原爆の犠牲を見つめ直すとき。中旬はあらためて戦争の原因と敗戦の決断が遅れた理由を考え直すとき。そして下旬は、日本再生の理念を再確認するときではないか。加えて、今年の8月には
本文を読む映像で知った演劇人のむごたらしい被爆死 ~被爆71年 桜隊原爆忌に参加して~
著者: 醍醐聡2016年8月7日 昨日、目黒の五百羅漢寺で開かれた「被爆71年 桜隊原爆忌」に参加した。朝から、この夏一番と思える夏の日射しがきつかった。私は3回目の参加だが、今年は連れ合いと一緒に出掛けた。 被爆71年 桜隊原
本文を読む稲田朋美核容認防衛大臣誕生の悪夢
著者: 澤藤統一郎都知事選の敗北を引きずっての8月である。脱力感が抜けないまま、はや原爆忌。この間、内閣改造があって、えっ? 稲田朋美が防衛大臣だと?。悪い冗談はほどほどに、と言わざるを得ないできごと。共和党の大統領候補となったトランプ同
本文を読む中国の人権派弁護士弾圧の報に、治安維持法時代の弁護士受難を思う。
著者: 澤藤統一郎時事や共同の配信記事によると、中国の「人権派弁護士」に対する弾圧がエスカレートして、有罪判決が相次いでいる。かつての天皇制政府による治安維持法による弾圧にも似た理不尽が今も現実に起こっているのだ。隣国の問題として座視する
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