時代をみるの執筆一覧

賃金統計をつまみ食いした「賃上げ成果」論のまやかし ~安倍首相の自画自賛を検証する (その3)~

著者: 醍醐聰

2014年12月26日 「賃上げ率2.07%」の出所は?  安倍首相は先の衆院選のさなか、特に後半、アベノミクスの成果のひとつとして、「賃上げ率は、過去15年間で最高(2.07%)」という数字を何度も挙げた。多くのマスコ

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 ウクライナ問題と原油価格―新冷戦が始まったのか

著者: 山田宏明

旧ソ連時代も含めて、ロシアでは初の冬季五輪「ソチ・オリンピック」の開催最中に起きたウクライナの政変は、クリミア半島のロシアの再領土化、これに強く反発する米国とEU諸国のロシアへの経済制裁、ウクライナ国内での新政権派と親露

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就業者数が100万人増えたというけれど ~安倍首相の自画自賛を検証する (その2)~

著者: 醍醐聰

2014年12月22日  この記事では、安倍首相がアベノミクスの成果として挙げる就業者数の増加が安倍政権の経済政策の成果というに値するのかどうかを検証したい。  自民党が12月の衆院総選挙にあたって発表した「重点政策集2

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有効求人倍率は雇用の実態を反映していない ~安倍首相の自画自賛を検証する (その1)~

著者: 醍醐聰

2014年12月21日 有権者はアベノミクスを信任したのか?  衆議院総選挙の投開票日の直後、安倍首相は「アベノミクスをさらに前進させよ、という国民の声をいただいた」(12月15日、NHKニュース)と胸を張った。そうなの

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キューバ外交の勝利・アメリカ外交の敗北 ー両国が国交正常化交渉開始に合意ー

著者: 岩垂 弘

 「キューバ外交の勝利・アメリカ外交の敗北」。外交関係断行中の米国とキューバが国交正常化交渉開始で合意したとのニュースに接した私の脳裏にとっさに浮かんできた文言は、そういうものだった。私にとっても衝撃的な大ニュースだった

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今回総選挙の自民党の絶対得票率は、比例代表選挙で16・99%、 小選挙区で24・49%に過ぎない!

著者: 紅林 進

今回の総選挙で、自民党が圧勝したように言われていますが、棄権者をも含む全有権者の中での得票割合を示す絶対得票率でみれば、自民は比例代表選挙で16・99%、 小選挙区で24・49%に過ぎません。 自民党は、今回の総選挙で、

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総選挙の低投票率の背後にあるもの -絶望感か、無力感か、政治意識の欠如か-

著者: 岩垂 弘 

 「自公圧勝 320超」「自公大勝 3分の2維持」……12月15日朝の新聞の見出しである。公示直後から、各紙が「自民圧勝か」「自民、300議席超す勢い」などと報じていたから、こうした総選挙結果にさして驚かなかった。それよ

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世界は視ている平和主義を捨てた日本を ―BBC世界世論調査、好感度5位に転落―

著者: 鈴木顕介

第2次安倍政権の2年間を問うとした衆院選挙は、日本の国の在り方を根底から覆した外交、安全保障政策についての論議が深まらないまま投票日を迎えようとしている。各紙世論調査では、安倍首相が争点に掲げたアベノミックスの成果を積極

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シリーズ スペイン:崩壊する主権国家「第2部 崩れ落ちる腐肉:(A)あらわにされる『略奪の文化』」

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸です。 続けさまですが、「シリーズ スペイン:崩壊する主権国家」の第2部『崩れ落ちる腐肉:(A)あらわにされる「略奪の文化」』をお送りします。 おそらく日本で起こっていることも、ここに書かれていることを

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昭和16年12月8日 ―戦争はいつも自衛戦争である―

著者: 半澤健市

《「自存自衛」は世界を敵にまわして敗北した》  大東亜戦争の大義は「自存自衛」と「東洋平和」であった。昭和天皇は1941(昭和16)年12月8日に発した『米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書』でこういっている。以下はその一部である

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日本が向かうべき道は非武装永世中立国 -世界平和アピール七人委が憲法問題で訴え-

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は12月5日、「日本の岐路と日本国憲法の重み」と題するアピールを発表した。同委員会は、日本国憲法が危機に瀕しているとの判断から、今回の衆院総選挙にあたっては憲法問題が重視されるべきだとして、こ

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