マルクス主義をプロデュースしたフリードリヒ・エンゲルス 

著者: 浅川 修史

世俗に生きる人間の理想型  マルクス主義を単純化しすぎて(弁証法的唯物論など)後世に伝えたと、一部の識者から批判されているフリードリヒ・エンゲルス(1820年から1895年)。エンゲルスはマルクスのパトロンとして終生支え

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今日的視点からみた官僚制の思想史 -書評 野口雅弘著『官僚制批判の論理と心理―デモクラシーの友と敵』(中公新書) -

著者: 半澤健市

《誰がやっても同じか》  2009年9月に「政権交代」があった。2年が経過したいま、民主党政権―正確には民主党主導政権―は、完全に官僚に取り込まれた。「官僚主導から政治主導へ」のスローガンはどこへ消えたのか。これが大方の

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「大スクリーンで良質な映像を観て、みんなで語り考えませんか? スペースたんぽぽワンコイン(500円)上映会」など 地震と原発事故情報 その191

著者: たんぽぽ舎

4つの情報をお知らせします(10月3日) ★1.大スクリーンで良質な映像を観て、みんなで語り考えませんか?    スペースたんぽぽワンコイン(500円)上映会        〔毎月第1・3木曜日 19:00より(開場18

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「スペースたんぽぽ・学習会のお知らせ」など 地震と原発事故情報 その190

著者: たんぽぽ舎

3つの情報をお知らせします(10月2日) ★1.スペースたんぽぽ・学習会のお知らせ    「東京電力を刑事告発して」、ほか      明石昇二郎(ルポライター)、広瀬 隆(作家、ビデオ出演)、      槌田 敦(物理学

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「原爆から原発、原発から原爆」の轍を繰り返さず、放射線汚染大国で生き抜く、新たな想像力を!

著者: 加藤哲郎

2011. 10.2  9月末までヨーロッパ4か国をまわって、帰国しました。まだ時差ボケがひどく、久しぶりの更新も遅れました。ドイツからスウェーデン、フィンランドは深い秋、セーター・コートなしでは肌寒い季節でした。イギリ

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「品川宣言」―福島原発事故からいのちと食を守るネットワーク

著者: 松元保昭

みなさまへ   松元 安全な食品を生産する産地と消費者を結ぶ「産消提携運動」を長年追求してきた全国の提携者団体が衆知を重ねて出来上がった「品川宣言」をお届けします。 放射能汚染は、福島をはじめ全国の農畜産業者、水産業者を

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提言:〈3.11〉以後の〈私たち〉と〈パレスチナ〉―ヨルダンへの原発輸出の動きから問われるもの

著者: ミーダーン

○はじめに 3月11日のあの巨大な地震と津波、そしてそれに続く福島第一原子力発電所での事故から、半年あまりが過ぎました。天災によるとてつもない被害だけでなく、四つの原子炉で水素爆発や炉心溶融といった事態が生じ、原発周辺地

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大震災・原発事故と日本経済 ―復旧・復興路線の選択肢を考える―

著者: 伊藤誠

1 大震災・ 原発事故の衝撃 二〇一一年三月一一日午後二時四六分、マグニチュード九・〇の巨大地震が三陸沖太平洋プレート縁辺部海溝付近における長大な連鎖的地殻破壊を震源として発生した。そのエネルギーは一九二三年の関東大震災

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市民・科学者国際会議:放射線による健康リスク~福島「国際専門家会議」を検証する~

著者: 岩田渉

10月12日に代々木オリンピックセンターで下記の趣旨で「市民・科学者国際会議」を開催する運びとなりました。午前・午後には低線量被ばくの健康リスクを研究されてきた4名の専門家のかたがたの基調講演、そして18:00からは国際

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クルマが「敵」になった若い女性 「貧乏道」を究める男性 資本主義への根底的なレボルト?

著者: 浅川 修史

 クルマ、持ち家、ブランドもの、高級レストランなど高価な消費財に関して、若者の○○離れが指摘されている。国内の新車販売はバブル期に比べて激減した。今や日本の自動車メーカーは海外で稼いでいるのが実情である。クルマはたんなる

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「原発依存」「沖縄依存」から脱却を ─ 野田民主党政権の試金石

著者: 池田龍夫

野田佳彦政権の課題は山積しているが、「原発」「普天間」の打開策を国民は注視している。2つの難題に共通した〝差別〟の構造が、深刻な対立を生む要因と考えられるからだ。余程の決意を持って立ち向かわなければ、こじれにこじれた糸を

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孫崎享氏のTwitterより“朝生感想、彼我の違い、普天間、軍事バランス、情報共有”など

著者: 「ちきゅう座」編集部

■2011年10月01日(土) 朝生感想 ・朝まで生テレビ(感想):普天基地の辺野古移転はない。ないことを合意する対応が現政権の問題。もっと大きいことは多くの人の安全保障への対応。独立国であれば、外国軍隊の駐留をやめても

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<読書ノート>樋口陽一『いま、憲法は「時代遅れ」か』を読んで

著者: 宇井 宙

 本の帯に「もう一つの「憲法」入門――個人と国家にとって、この天災と人災の時代を生き抜くために、いま、何が必要か?」とある。仙台ご出身の樋口氏は、本書の校正刷に朱を入れて返そうとした矢先に3.11大震災に遭遇されたとまえ

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ノーベル平和賞のマータイさん逝く -「モッタイナイ」を国際語に育てる-

著者: 安原和雄

 ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが亡くなった。マータイさんは2005年に初めて来日したとき、日本語の「モッタイナイ」に出会って、感激し、早速地球規模で普及に努め、今では「MOTTAINAI(もったいない)」

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