ドナウ川の氾濫が話題になる一方で、レバノンのヒズボラを狙った爆発テロに使われたポケットベルを製造販売したのがハンガリーの会社だと報道されるなど、ハンガリーをめぐるニュースが続いています。 ドナウ川の水位は土曜日に最高位に
本文を読む「リベラル21」の執筆一覧
戦狼外交の終焉、中国の対米外交路線は変わりつつある ――八ヶ岳山麓から(487)―
著者: 阿部治平さきに本ブログで、前中国外交部長(外相)秦剛氏の動向について触れたが、そのおり中国共産党中央には対米外交路線をめぐって対立があったらしいと推測を書いた。 ところが、このほど、人民日報傘下の国際紙「環球時報」(2024
本文を読む破綻する維新の教育行政 大阪公立高校の定員割れ問題
著者: 小川 洋大阪の政治は、この10年あまり地域政党である大阪維新の会に圧倒されてきた。しかしいま、その足元が大きく揺れている。大阪経済の起爆剤になると喧伝してきた大阪・関西万博は、その開催が近づくにつれて多数の懸念材料が噴出し、ま
本文を読む21世紀ノーベル文学賞作品を読む(2―下) 『ミゲル・ストリート』(岩波文庫、小沢自然・小野正嗣:訳)を著したV.S.ナイポール(英国、2001年度受賞)の人となり――抑圧的な歴史を直視させた功績
著者: 横田 喬訳者の小沢自然氏(台湾・淡江大学英文学科准教授)は「訳者あとがき」にこう記す。 ――インド移民三世V.S,ナイポールは1932年、イギリス領トリニダード・トバゴに生まれた。『ミゲル・ストリート』は、彼の事実上のデビュ
本文を読む立憲民主党代表選に見る野党共闘の行方、〝保守中道大連合〟は形成されるか、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その36)
著者: 広原盛明9月23日投開票の立憲民主党代表選がいよいよ最終盤に差しかかった。先日の拙ブログでは、枝野氏が〝保守中道路線〟に転換した結果、野田氏との間には基本政策上の違いがなくなり、立憲民主党の立ち位置が全体として「右寄り」に移動
本文を読む21世紀ノーベル文学賞作品を読む(2―上) V.S.ナイポール(英国、2001年度受賞)の『ミゲル・ストリート』(岩波文庫、小沢自然・小野正嗣:訳) ――苦い現実を直視する真摯な姿勢
著者: 横田 喬イギリス領トリニダード・トバゴ生まれのインド移民三世V.S.ナイポール(1932~2018)は2001年度のノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「知覚的な文体と永続的な調査により仕上げられた作品によって抑圧的な歴史の存在
本文を読む韓国通信NO754 9+4
著者: 小原 紘9名が立候補した自民党の総裁選。内々でやる選挙ならともかく、国民を前にして統一教会も裏金も関係ないかのようにはしゃぐ茶番劇に呆れる。「同じ穴のムジナ」が何を喋ろうと知ったことではないが、不信感は一層深まるばかりだ。彼ら
本文を読む中国前外相秦剛はどこへいったか --八ヶ岳山麓から(486)--
著者: 阿部治平この9月8日、「ワシントン・ポスト(WP)」は、去年6月公式の場から突如姿を消した中国の前外交部長(外相)秦剛氏が中国外交部(外務省)傘下の世界知識出版社に配属されたと報じた。WPはアメリカ合衆国の元高官による証言とし
本文を読む原発の再稼働に走る政府と電力会社を糾弾 東京の「さようなら原発全国集会」に5000人
著者: 岩垂 弘東京電力福島第一原子力発電所の事故から13年余を経た9月16日(祝日)、東京の代々木公園で、「命をつなぐ地球環境を 9・16 さようなら原発全国集会」が開かれた。集会を主催したのは、「さようなら原発」一千万署名市民の会
本文を読む■短信■「米国による封鎖に反対する」 駐日キューバ大使がオンライン講演へ
著者: 「リベラル21」駐日キューバ大使館とキューバ研究室は、9月27日(金)、ヒセラ・ガルシア・リベラ駐日キューバ大使によるオンライン講演会を開催します。演題は「米国の封鎖に反対するキューバと世界」。 大使による講演の狙いについて、大使館
本文を読む海上自衛隊再編成と中国の反応 ――八ヶ岳山麓から(485)――
著者: 阿部治平海自改編 防衛省は8月30日、過去最大の8兆5389億円に及ぶ2025年度防衛予算の概算要求と、これに合わせた海上自衛隊改編計画を発表した。防衛省の概算要求資料などからすると、52隻の護衛艦を運用する4つの「護衛艦隊」
本文を読む■短信■ 9/23日(月・祝日)は久保山愛吉さんの命日 第五福竜丸展示館で記念行事
著者: リベラル21今から70年前の1954年の3月1日未明、太平洋のビキニ環礁で米国の水爆実験があり、危険区域外で操業していた静岡県焼津港所属のまぐろ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人が「死の灰」を浴びて被ばく、無線長の久保山愛吉さん(当
本文を読む■短信■ 被爆者の声をうけつぐ映画祭 9月21日(土)、22日(日)、武蔵大学で
著者: リベラル21「第18回被爆者の声をうけつぐ映画祭2024」が9月21日(土)、22日(日)、被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会と武蔵大学社会学部メディア社会学科永田浩三ゼミの主催で、武蔵大学江古田キャンパス8号館8階 武蔵大学5
本文を読む志位議長は欧州訪問で「共産主義と自由=未来社会論」を語るだけでなく、「共産党と自由=現代政党論」についても語るべきだ、党の実態を語らない対外交流は単なる〝表敬訪問〟にしかならない、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その35)
著者: 広原盛明9月7日に立憲代表選が告示され、自民総裁選の候補者もほぼ出揃った現在、テレビ局では〝競馬予想〟まがいの報道が加熱している。これに対して党首公選制に背を向けている共産党は、志位議長の欧州訪問記事を連日掲載して「対抗」して
本文を読む東京・江東区で政治家の不祥事続発は、なぜ? やはり「政治とカネ」。御三家「2世」による覇権争いも
著者: 山田幹夫はじめに――国会議員、都議、区長、区議と、連続不祥事の余波は続く 東京の隅田川と江戸川と東京湾に挟まれた「ゼロメートル地帯」の江東区.。臨海部の豊洲、有明などにはタワーマンションが林立し、マンションやアパートなどの集合
本文を読む中国の研究者はドイツ東部3州議会選挙をどう予想したか ――八ヶ岳山麓から(484)
著者: 阿部治平ドイツ東部3州議会選挙の結果 AfDとBSWの躍進 時事やBBCによると、9月1日に行われたドイツ東部(旧東ドイツ)のチューリンゲンとザクセン両州の州議会議員選挙では、反EU・反移民の極右政党「ドイツのための選択肢(
本文を読む日本国憲法の前文は国連憲章前文を受け入れたもの 2つの大戦への反省と世界平和を保障する為の取り決め
著者: 高山 智<編集委員会から> 横浜市青葉区に「青葉台地域9条の会」という護憲市民組織があります。青葉区在住の有志らを中心に、2006年に創設された組織で、会員40人。毎月、例会を開いて憲法と平和を守るための学習に取り組んでいます
本文を読む宜野湾市長選挙のゆくえ 普天間基地移設のプログラムと連動か
著者: 宮里政充3人の候補者 沖縄の松川正則宜野湾市長急逝に伴う市長選挙が9月1日に告示された。投開票は8日である。候補者は、佐喜真淳氏(60)、桃原功氏(65)、比嘉隆氏(47)の3氏。 比嘉隆氏については情報量が少ない。私が知り
本文を読む■短信■ 現役世代の孤独・孤立の実態と今後の社会のゆくえ / 生協総研が公開研究会
著者: リベラル21公益財団法人・生協総合研究所が10月3日(木)、「現役世代の孤独・孤立の実態と今後の社会のゆくえ」と題する公開研究会を開催します。その狙いを生協総研は次のように言っています。 「人々の孤独・孤立が深刻な社会問題となっ
本文を読む裏金問題解明〟と〝世襲禁止〟を掲げる野田佳彦氏の選挙戦略が注目される理由、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その34)
著者: 広原盛明迷走台風第10号が漸く収まり始めた先日、「久し振りで集まらないか」との声がかかった。口さがない(年老いた)京童連中が一堂に会して忌憚のない意見を述べ合ういつもの放談会のことである。話題はいつも多岐にわたるが、今回は自民
本文を読む日本の高齢者介護制度に何を期待したか ――八ヶ岳山麓から(483)
著者: 阿部治平不思議な論評が中国人民日報国際版の環球時報(2024・08・21)に載った。 表題は「老人介護の難題を日本は24年で解決した」というもので、日本の高齢者介護制度を紹介したものである。不思議だったのは、環球時報が資本主
本文を読む韓国通信NO753 金 敏基さん(73)の死
著者: 小原 紘韓国のシンガーソングライターで、ミュージカル制作者の金敏基(キム・ミンギ)さんが7月21日に亡くなった。彼の代表作「朝露」(1972年)は朴正煕政権時代に発禁処分を受けたが、民主化運動から今日まで歌い継がれ、韓国では知
本文を読む関東大震災、埼玉県北部でも朝鮮人の虐殺 9月1日に県北各地で追悼行事
著者: 岩垂 弘8月29日付の朝日新聞朝刊の埼玉版を見ていて、1つの記事に引きつけられた。「朝鮮人虐殺の犠牲者」「来月 各地で追悼行事」という2本見出しの2段記事だった。なぜ、こうした記事に目が止まったのか。それは、私が埼玉県居住者で
本文を読む■短信■ ガザ攻撃を即時中止せよ 東京水道労組などが署名運動を開始
著者: リベラル21イスラエルによるガザ攻撃が続いています。このため、労働組合が攻撃の即時中止を求める署名活動を始めました。以下は、その訴えです。 イスラエルのガザ軍事攻撃の即時中止を求める労組署名活動の要請
本文を読む■短信■ 今秋も、さようなら原発全国集会 9月16日(月・祝日)、東京・代々木公園で
著者: リベラル21「命をつなぐ地球環境を 9・16さようなら原発全国集会」が、9月16日(月・敬老の日)に東京・渋谷区の代々木公園B地区(NHKホール横)で行われる。 主催は、「さようなら原発」一千万署名市民の会。2011年3月に東京
本文を読む地震予知に科学的根拠はあるか ――八ヶ岳山麓から(482)――
著者: 阿部治平8月8日、日向灘を震源とした地震が発生し、気象庁は南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を初めて発表した。それから1週間、何ごともなく「注意報」は15日に「解除」された。この間、人によっては大地震に備えて食料を買いこ
本文を読む■短信■ 「虎に翼+明治大学」展 明治大学博物館で
著者: リベラル21NHKの連続テレビ小説「虎に翼」が人気を呼んでいるが、それに関する「虎に翼+明治大学」展が、10月28日(月)まで、明治大学博物館(東京都千代田区駿河台1-1。JR中央線・総武線御茶ノ水駅下車)で行われています。 会
本文を読む〝岸田退陣〟で次期総選挙早まる、自民党総裁選に注目が集まり、立憲民主党代表選が名実ともに埋没するおそれ、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その33)
著者: 広原盛明終戦記念日を目前にした8月14日、岸田首相が自民党総裁選に立候補しないと突如表明した。その言い草が振るっている。「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ」とのこと。実際は、国民の政治不
本文を読む21世紀ノーベル文学賞作品を読む(1―下) 高行健の人となり ――祖国を捨て政治亡命者となった中国の作家の反骨の資質
著者: 横田 喬以下は<注>以外は『ある男の聖書』(飯塚容:訳、集英社刊)巻末の「解説」による。 高行健は1940年、中国・江西省(中部の内陸省)に生まれた。父親は銀行員、母親は元女優。51年から六年間、中学・高校は南京第十中学に学ぶ。
本文を読む21世紀ノーベル文学賞作品を読む(1―中) 高行健の『ある男の聖書』(集英社刊、飯塚容:訳)――祖国を捨て政治亡命者となった男の逃亡の記
著者: 横田 喬それまで彼は本当に、党に反対することなど考えもしなかった。誰に反対する必要もなく、ただ自分が夢を見続けられることだけを願っていた。だが彼はその夜、驚いて目を覚まし、自分が険悪な状況に追い込まれていることを知った。大地を
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