何も持つものはなかった。未来はなかった。だから二人は小さなことにこだわった。 ―アルンダティ・ロイ、『小さきものたちの神』(工藤惺文訳) 三鷹市美術ギャラリーで2021年12月4日から収蔵作
本文を読むマルチチュードの執筆一覧
評論 プロレタリアートとマルチチュード
著者: 宮内広利ドゥルーズは、国家の起源をマルクス同様、「アジア的専制国家」と認めているが、その「原国家」について次のように述べている。 ≪国家はすでに出現する前から、これらの原始人社会がその社会の存続のために祓いのける現勢的な極限と
本文を読むマルチチュードの現出または遅蒔きの覚醒
著者: ブルマン!だよね振り返れば、春先からのジャスミン革命が魁となり、中国を経ていよいよ、ウォール街とTOKYOも 「占拠」の奔流に洗われている。国境を越えた名もなき大衆によるインターネット上の体制への対抗運動、ネグリ=ハートの描いた絵面通り
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