西にウクライナあれば、東に台湾海峡で・・・などとなっては大変、というのは、国籍を問わず年頭にあたっての多くの人の思いであったろう。ところが、新年早々の日米首脳会談で「台湾有事」がまるで既定の事実であるかのように、防衛費
本文を読む中国の執筆一覧
中国コロナ感染10億人
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(412)―― 日本など数ヶ国が中国は新規感染者数の増加が深刻だとみて、中国・マカオからの直行便での入国者に入国前72時間前の陰性証明書、到着時PCR検査を求めるなど水際対策を強化した。これに対して中国
本文を読む中国コロナ感染10億人
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(412)―― 日本など数ヶ国が中国は新規感染者数の増加が深刻だとみて、中国・マカオからの直行便での入国者に入国前72時間前の陰性証明書、到着時PCR検査を求めるなど水際対策を強化した。これに対して中国
本文を読むコロナの次は汚職高官退治 ― なぜか目まぐるしい中国政治
著者: 田畑光永去年秋まではあんなに厳しく「ゼロ・コロナ」を唱えて、「隔離」だ「ロックダウン」だと、人を縛る政策を事もなげに強行していた中国がここへきて、突如、いわゆる「乙類乙管」と称する緩和政策に転じたために、今度は開いた門からあふ
本文を読む中国青少年の「落ちる」という気持はどこから来るか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(411)―― 正月2日夜、中国河南省の地方都市鹿邑県で若者が禁止されている爆竹を鳴らし、これを制止しようとした警察と衝突する事件があった。若者らは警察車の上に飛び乗って腕を振り回して英雄気取りで大声
本文を読む単純な「台湾有事論」は危険な迷路に ― 今、何が問題かを見つめよう
著者: 田畑光永前回(6日)の本欄では、今年の世界の「10大リスク」について、米で行われたアンケート結果を取り上げ、1位の(ならずもの国家ロシア)に次ぐ2位が(最大化する習権力)であった、と紹介した。今回は日中両国で昨年夏に行われたア
本文を読む冷静、鋭利な視点で「新疆ウイグル自治区」を見れば
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(410)―― まず恥を申します。 去年12月8日拙稿「八ヶ岳山麓から(405)」に「中国当局が行った『結対認親(結婚促進)』活動の中で、『漢人と親戚になる』ことへの大量の騒動があり、ウイグル女性強
本文を読む民主主義の欠如⇔人命の軽視⇔平和に対する脅威
著者: 澤藤統一郎(2023年1月4日) 暗いニュースばかりが続く。本日、読売に「北朝鮮、李容浩元外相を処刑か…在英国大使館勤務経験の外務省関係者らも」という記事。この人、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の首席代表だった。北朝鮮を代表する
本文を読む中国共産党の野蛮が、香港の文明を制圧している。
著者: 澤藤統一郎(2023年1月2日) 新年にふさわしい明るい話題ではない。それでも、野蛮な大国の現実について警鐘を鳴らし続けねばならない。 我々は、香港についての報道を通じて、野蛮と文明との角逐を垣間見ている。残念ながら、そこでは
本文を読む脱ゼロコロナ政策へ舵を切る中国の苦悩
著者: 澤藤統一郎(2022年12月29日) 新型コロナの猛威は、中国における武漢の発症から、世界に知られるところとなった。その武漢での蔓延を中国当局が総力をあげて制圧したとき、世界は舌を巻いた。あの巨大都市をロックダウンし、全住民に繰
本文を読む「大軍拡」への中国の反応
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(408)―― 岸田政権は12月16日、国家安全保障戦略など安保関連3文書を閣議決定した。同文書は、安全保障上の対象に中国と北朝鮮、ロシアの3カ国を明記し、中国の軍事動向を「最大の戦略的な挑戦」と位置
本文を読む中国―わからないぞ!習一強体制の行方(下) 迂闊に口にできない不動産ピンチ
著者: 田畑光永以上、20回党大会での「習独裁完成」の内実についての私の推測を述べた。当たっているか否かはわからないが、なぜそう考えるかを以下に述べる。 今、中国の政権は大変な難題に直面している。もとよりどこの国にも難題はあるものだ
本文を読む中国―わからないぞ!習一強体制の行方(上) 側近で固めたのか、側近しかいないのか
著者: 田畑光永中国共産党は去る10月16日から第20回党大会を開き、同22日に新たな中央委員と同候補合わせて376人を選挙で選び、また腐敗摘発にあたる中央規律検査委員133人を選んで、幕を閉じた。そして翌日、新しい中央委員会(205
本文を読む司法の独立を貫く香港高裁の裁判官に励まされる。
著者: 澤藤統一郎(2022年12月16日) 中国は師である。多くのことを教えてくれる貴重な存在。民主主義や人権についての恰好の反面教師。けっして、ああなってはならないのだ。 とりわけ、香港から見える中国の姿が教訓に満ちている。おそら
本文を読む海峡両岸論 第145号 2022.12.15発行 - 「嫌中世論」に頼る対中外交の危うさ Z世代の中国好感度と世代格差 -
著者: 岡田 充岸田文雄首相が2020年11月17日、バンコクで習近平中国国家主席と3年ぶりの日中首脳会談(写真 中国外交部HP)を行い、悪化する関係の仕切り直しをした。岸田の対中外交には、関係改善に否定的な「嫌中世論」と自民党右派の
本文を読む「南京事件をなかったことにしたい」人々と、「あったかなかったか分からないことにしてしまいたい」人々と。
著者: 澤藤統一郎(2022年12月15日) 毎年12月13日が、中国の「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」である。現在、「国家哀悼日」とされて、日中戦争の全犠牲者を悼む日ともされている。この「南京大虐殺」こそは、侵略者としての皇軍が中国の民
本文を読む中国監視社会の恐るべき姿を見よ。日本の権力者に、この真似をさせてはならない。
著者: 澤藤統一郎(2022年12月12日) 江戸時代の農民一揆の多くは一定の成功を収めた。領主は一揆の要求を容れて事態を収拾せざるを得なかった。しかし、秩序を紊乱した者の罪を放置することはできず、首謀者は厳しく罰せられた。だから、一揆
本文を読む「市民弾圧の旗幟を鮮明にし、独裁政権を守り抜いた」偉大な江沢民
著者: 澤藤統一郎(2022年12月7日) 11月30日、江沢民が亡くなった。私の心象の中で《尊敬すべき中国》から《野蛮な中国》へ変容したあの時期の、歴史の転換を象徴する人物の一人。この人に対する敬意のもちあわせはないし、弔意もさらさら
本文を読むロックダウン反対デモの陰で
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(405)―― 中国の都市封鎖政策に反対するほとんど全国的なデモの力は地方政府だけでなく中国共産党中央をも動かし、ロックダウン政策は若干緩められる方針が出された。 デモがまず上海中心部のウルムチ中路
本文を読む国歌とは本来内発的に歌われるもので、法で強制されて歌うべきものではない。
著者: 澤藤統一郎(2022年12月5日) 中国国歌「義勇軍行進曲」は、抗日戦争のさなかに作られ、侵略者である皇軍との闘いの中で唱われたものである。それが、中華人民共和国成立後に国歌となった。刑事罰をもって国民に国歌の尊重を強制する国歌
本文を読む閉じ込められた人々の願いと「反体制」
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(404)―― 中国の大都市では軒並み、長期化する新型コロナウイルス感染症対策に抗議するデモが発生している。複数のメディアのニュースをまとめると、先週11月26日夜には、上海のウイグル人が多く住む「ウ
本文を読む白い紙に、書かれざる文字を読む。
著者: 澤藤統一郎(2022年11月28日) 真っ白い一枚の紙。 デモの市民の一人の手に、 高く掲げられたその紙の白さが、 万人の心を打つ。 万言の言葉を伝える。 この白い紙には、 どんな字も、どんな文章も書ける。 どんな形も、どんな色も
本文を読む中国のロックダウン政策はいつまで続くか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(403)―― 日本では、11月24日新型コロナウイルス感染者数は13万3361人となり、連日右肩上がりが止まらない。第8波がやってきたのだ。 一方日本政府の新型コロナ感染防止の規制は緩和の一途をた
本文を読む中国国歌と「香港準国歌」仁川で対決
著者: 澤藤統一郎(2022年11月24日) 昨日に続いての、国歌の話題。香港を押さえ込んだ中国は香港の民衆に中国国歌(「義勇行進曲」)を強制した。中国への国家忠誠(即ち、習近平共産党への忠誠)を刑罰をもって強制したのだ。これが、中国の
本文を読む果たして、中国にジャーナリズムは存在するか。
著者: 澤藤統一郎(2022年11月18日) 昨日、タイのバンコックで、3年ぶりとなる日中首脳会談が実現した。「両首脳は、今後の日中関係の発展に向けて、首脳間も含めあらゆるレベルで緊密に意思疎通することで一致した」と報道されている。結構
本文を読むショルツ訪中をどうみるか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(401)―― 11月4日、ドイツのショルツ首相が中国を訪れ、3期目に入ったばかりの中国共産党総書記習近平国家主席と会談した。両首脳はロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる対応や、拡大を続けてきた
本文を読む海峡両岸論 第144号 2022.11.07発行 - 民意は台湾統一防ぐ万能薬か 「法統」から独立封じる中国 -
著者: 岡田 充中国共産党の第20回党大会(10月16~22日)は、習近平総書記の3期目続投を決め「習一強体制」を強化した。台湾問題で習は、統一攻勢を強める姿勢を打ち出した。しかし党規約改定では、統一を急ぐ記述や武力行使の表現はなく中
本文を読む「ウクライナ戦争は欧米国家が原因だ」
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(399)―― ロシア軍は10月10、11日と、ウクライナ各地の主要都市に対し、ミサイルで発電所などのインフラ攻撃を行った。中国でも、クリミア橋爆破とその報復攻撃についてのニュースがあっ
本文を読むこれが、非文明国家・中国の刑事司法だ。
著者: 澤藤統一郎(2022年10月30日) 文明とは、権力統御の達成度をいう。野蛮とは、統御されない権力が猛威を振るう時代状況の別名である。文明は、権力の横暴を防止して人権を擁護するために、権力統御の制度を整えてきた。法の支配、立憲主
本文を読む「独裁者」へと走る三代目 ― 中国共産党大会を考える 8
著者: 田畑光永中国共産党の第20回大会が終わって、はや 1週間が過ぎた。だいぶ前から、習近平の総書記3選ははたして成功するか?と議論を呼んでいたわりには、胡錦涛前総書記の「いやいや連れ出され事件」(10月24日の本欄6に概要)という
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