(2020年10月2日) 昨10月1日が国慶節であった。1949年10月1日、毛沢東が天安門で「中華人民共和国成立了!」と高らかに宣言したとき、北京の空は飽くまでも高く、飽くまでも青く澄みわたり、多くの人々が新しい歴史が
本文を読む中国の執筆一覧
「天安門事件犠牲者追悼集会」弾圧に国際的な批判の声を。
著者: 澤藤統一郎(2020年9月21日) 天安門事件は、1989年6月4日の出来事である。この日、当時昂揚した民衆の民主化運動を、中国政府(共産党)が人民解放軍の武力をもって弾圧した。中国の現代史における恥辱の日として記憶されなければな
本文を読む「九一八事変」の日に、日本の罪を思う。
著者: 澤藤統一郎(2020年9月18日) 9月18日である。中国現代史に忘れることのできない日。そして、日本の歴史を学ぶ者にとっても忘れてはならない日。満州事変の端緒となった、柳条湖事件勃発の日である。 柳条湖事件とは、関東軍自作自演の
本文を読む中国による「民族文化ジェノサイド」を防止する有効な手立ては?
著者: 澤藤統一郎(2020年9月12日) 中国の香港民主派への弾圧の印象が強烈で、以来この大国の人権状況が気にかかってならない。香港以前には、チベット・ウイグルに対する弾圧が問題とされており、香港後は台湾だろうと思っていたら、突然に内モ
本文を読む戦前の日本では天皇への不敬言動が犯罪だった。今の香港では「打倒共産党」発言が起訴される。
著者: 澤藤統一郎(2020年9月10日) 本日(9月10日)の赤旗国際面に《香港 「扇動」で民主派起訴 英国統治時代の法根拠》という【香港=時事】の記事。恐い話だが避けて通れることではない。せめて声を上げよう。これは、私たち自身の問題で
本文を読む中国当局は、「香港国家安全維持法」批判の国際世論に耳を傾けよ。
著者: 澤藤統一郎(2020年9月7日) 独善性の強い国と言えば、長くアメリカがトップの地位を保ってきた。大戦後の歴史を通じて世界の警察官を任じてきたが、「割に合わない」として今その役割から降りようとしている。替わって、その座を占めつつあ
本文を読む皇軍の蛮行を擁護する高校生の意見に衝撃
著者: 澤藤統一郎(2020年9月4日) 第2回「平和を願う文京戦争展・漫画展」コロナ禍に負けず成功! 皆様の財政的ご支援に感謝申し上げます というご通知をいただいた。 この企画については、下記のURLを参照されたい。 http://ar
本文を読む中国の圧力による香港教科書の改悪ー「愛国教育」とは政権に従順たれと教え込むこと
著者: 澤藤統一郎(2020年8月27日) 香港教育当局が「愛国教育」を重視する中国の習近平指導部の意向を受け、学校で使う教科書への管理を強化している。今年の検定では複数の出版社が当局の修正要求を受け、香港に「三権分立」の仕組みがあると
本文を読む「中国は社会主義か」という討論について
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(321)―― 昨年12月、京都現代中国研究所とかもがわ出版共催で、「中国は社会主義か」というシンポジウムが京都で開かれた。討論の主題は、中国を経済社会構成体としてどうとらえるか、社会主義とか資本主義と
本文を読むトランプも習近平もどこまでやるのか! 世界の指導者なら頭を冷やせ。
著者: 田畑光永米中両国、というより、トランプ大統領(以下、敬称略)と習近平国家主席(以下、同)という2人の国家指導者、それも失礼ながらいずれもそれほど賢明とは見えない人物どうしの意地の張り合いが、ただでさえコロナウイルスの蔓延という
本文を読むコントロールの効かない権力の恐怖 ー 中国習近平政権への徹底批判を
著者: 澤藤統一郎(2020年8月11日) いよいよ、習近平政権が香港の民主派に牙を剥いた。一つは、メディアに対する弾圧であり、もう一つは民主的活動家の逮捕である。「香港国家安全維持法」が武器とされている。これは対岸の火事という事態ではな
本文を読むモンゴル語を失うモンゴル人
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(320)―― このほど、中国内モンゴル自治区では、2020年第2学期(9月?)からいくつかの市や旗(モンゴル人地域の行政単位で中国本土の県にあたる)において学校教育のすべてを「国家通用語」(=漢語すな
本文を読む「第2回 平和を願う 文京戦争展・漫画展」開催のお知らせ
著者: 澤藤統一郎(2020年8月4日) 期間:2020年8月10日(月)~12日(水) 時間:8月10日 13:00~18:00 8月11日 10:00~18:00 8月12日 10:00~16:00 場所:文京シビックセン
本文を読むこのようにして政権批判勢力が潰されていく
著者: 澤藤統一郎(2020年7月27日) 昨日(7月26日)の毎日新聞朝刊に、「中国『不動産王』、共産党党籍剥奪 指導部批判問題視か」の記事。その全文が次のとおり。 「中国共産党北京市西城区規律検査委員会は23日、「不動産王」として知ら
本文を読む『チベット民族文化辞典』の刊行をたたえる
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(319)―― このほど、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所から『チベット牧畜文化辞典』が刊行された。この辞典は言語学・文化人類学・歴史学・生態学・農学にわたる日本人とチベット人研究者の共同研
本文を読む「夜明けはいつ来る」 -許章潤教授の逮捕・解職事件
著者: 田畑光永一流大学の有名教授を買春容疑で逮捕、それも20名もの警官が教授宅におしかけて連行、そして6日後に本人は帰宅を許されたが、その時すでに勤務先の大学は「道徳的退廃」を理由に教授をすべての職から解任、つまりクビを決定していた
本文を読むこれが、法輪功を邪教と決め付ける根拠?
著者: 澤藤統一郎(2020年7月16日) 7月13日、当ブログに「法輪功を邪教として弾圧する、中国政府の言い分に耳を傾ける。」という記事を掲載した。 http://article9.jp/wordpress/?p=15223 この表題は
本文を読む中印国境紛争が示唆するもの(続)
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(318)―― https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2020/07/c7ad9f1b026d280d62ae66e544c99bb9.pdf 初出:「リベラル
本文を読む中印国境紛争が示唆するもの
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(317)―― 6月18日AFP通信は、インド軍の発表によるとして、6月15日に標高約4500メートルのヒマラヤ山中で、インド軍と中国軍の間で数百人の衝突が発生し、インド側には少なくとも20人の死者が出
本文を読む法輪功を邪教として弾圧する、中国政府の言い分に耳を傾ける。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月13日) 私は信仰をもたない。信ずべき宗教に関心はない。しかし、信仰の自由には大きな関心をもっている。権力による宗教弾圧にも、社会的同調圧力による宗教差別にも敏感でありたいと思う。信仰が人格の中核をなすと
本文を読むなんてことをしてくれたんだ! トランプのはた迷惑―ボルトン回顧録から
著者: 田畑光永香港に中國が先月30日から「香港国家安全維持法」を適用したことをめぐって、中国と西側諸国との対立が先鋭化している。香港では昨年6月以来、香港当局が逮捕した逃亡犯を中国に送り返すといういわゆる「逃亡犯条令」に反対する香港
本文を読む中国批判の「謬論」と、中国政府の言う「事実・真相」。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月11日) 《中華人民共和国駐日本国大使館》のホームページの内容が興味深い。いろんなことを教えてくれる。考えさせられる。国家とは何なのか、権力とは、そのホンネとは。そして、個人の尊厳とは。民主主義の無力や「
本文を読む香港の二人の枢機卿、深刻な立場の違い。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月9日) 本日(7月9日)の毎日新聞朝刊8面右肩に、「教皇講話、香港に触れず」の見出しで大きな記事。「急きょ変更、中国にそんたく?」という小見出しがある。 日曜日恒例の教皇講話。事前に配布された予定原稿には
本文を読む星の見えぬ七夕に、香港の憂鬱を思う。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月7日) 本日は七夕。あいにくのコロナ禍のさなかに列島豪雨の模様。東京も星空は見えない。 心ならずも引き裂かれた二つの魂が相寄る図は微笑ましくも美しい。しかし、二つの魂が惹かれ合うでもなく相寄るでもなく、一
本文を読む野蛮の跳梁が文明を圧殺した、香港の現状を憂うる。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月2日) 有史以来の人類の歩みは、野蛮から文明への進化であった。もっと正確には、人類は、野蛮を排して文明を構築しようと努力を積み重ねてきた。もちろん、歴史が一直線に進化してきたわけではなく、これが法則という
本文を読む人権侵害大国・中国を相手に、どのような「希望」を語れるだろうか。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月1日) 本日・7月1日は、香港がイギリスから中国に返還された日。アヘン戦争で中国から割譲された香港は、1997年の今日、今度は強引に中国に戻された。50年間(2047年まで)は、一国二制度で高度の自治を約
本文を読む中国最新人権事情 ー おぞましい天皇制時代なみではないか。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月21日) わが国の戦前は野蛮な時代だった。野蛮極まる天皇制跋扈の時代であった。その象徴が治安維持法である。1925年制定の治安維持法第1条は、「国体ヲ変革シ、又ハ私有財産制度ヲ否認スルコトヲ目的トシテ、結
本文を読む海峡両岸論 第115号 2020.6.11発行 - 主権防衛に「レッドライン」引く 国家安全法は「反分裂法」の香港版 -
著者: 岡田 充北京で開かれていた中国全国人民代表大会(全人代=国会)=写真 多維新聞=は28日、香港独立や政権転覆、外部勢力の介入を禁じる「国家安全法」(国安法)の制定を採択して閉幕した。貿易戦争、台湾、香港、新型コロナウイルスなど
本文を読む「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(15)
著者: 田畑光永3月24日 封城62日目。私のこの記録も第60回、最終回としていいだろう。 全く偶然だが、今日、通告を見た。武漢以外の地区はすべて封鎖が解かれ、緑の健康カードで自由に行動できることになった。そして武漢市は4月8日に
本文を読む「封城」(ロックダウン)下の武漢の暮らし - 方方女史の『武漢日記』(14)
著者: 田畑光永3月21日 封城59日目、なんとまあ長いこと。昨日のあの大きかった太陽が今日は突然暗くなった。午後にはいくらか雨も落ちてきた。この時期、中庭の樹木や花に雨はとっても必要だ。2,3日前、武漢大学の桜は満開だったのに、樹の
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