敵を知り己を知れば百戦危うからず、敵を侮り己を知らずば百戦危うし、志位議長の発言を読んで思うこと このところ赤旗には、志位議長の発言や訴えが異常な頻度と比重で連打されている。それも全紙1面、2面を使っての大型記事だ。いっ
本文を読む共産党の執筆一覧
共産党はいま存亡の岐路に立っている(その51)
著者: 広原盛明独左翼党の総選挙躍進を大きく取り上げた「しんぶん赤旗」(3月4日)はいったい何を伝えようとしたのか 3月4日の赤旗は興味深い紙面だった。1つは1面と3面で大きく取り上げた独左翼党の総選挙躍進の記事、もう1つは6面全紙を使
本文を読む田村智子委員長は共産党の代表ではないのか、志位議長が衆院本会議、予算委員会で代表質問に立つ不思議、田村委員長就任1年を顧みて(3)
著者: 広原盛明共産党はいま存亡の岐路に立っている(その50) 何度も目を疑ったが、共産党機関紙「しんぶん赤旗」が連日1面トップで報じているのだから、やはりこれが共産党の真実の姿なのだろう。他でもない。志位議長が2月13日の衆院本会議で
本文を読むフジテレビと日本共産党
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(508)―― フジテレビのガバナンス 週刊文春報道に端を発したタレント中居正広の絡むスキャンダルが巨大企業のフジサンケイ・グループの中核であるフジテレビ・トップの2人の辞任に発展した。信濃毎日新聞(1
本文を読む「党活動=党勢拡大運動」では党活動は衰退する、「500万要求対話運動」の提起は日常活動欠如の裏返しでしかない、田村委員長就任1年を顧みて(2)、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その49)
著者: 広原盛明日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が発行危機に直面しているという。だが、「100万人読者回復・10億円募金」(赤旗2025年1月12日)を掲げた拡大運動は、出だしから勢いがない。「1月の党勢拡大の結果について」(赤旗2月
本文を読む日本共産党の得票と議席の後退の最大の原因は、自力の不足ではなく政党イメージの悪化と政党支持率の低下にある、田村委員長就任1年を顧みて、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その48)
著者: 広原盛明日本共産党の田村智子委員長が女性初の党首に就任してから、今年1月18日で1年を迎えた。朝日新聞(1月19日)の大型記事は、「ソフト路線 タムトモ共産党は再興なるか」との見出しで、田村委員長の就任1年を振り返っている。小見
本文を読むこんなときに「東アジアの平和構築への提言」学習会とは?
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(470)―― 「政治資金規制法」をめぐる与野党間のやりとりが熾烈になって、自民党はいよいよ追い詰められた。共産党の「赤旗日曜版」(5月19日付)と一緒に配られた後援会ニュースによると23日(木)に緊
本文を読む島根の地殻変動を、能登の被災者救援やパレスチナ支援の運動につなぐ想像力を!
著者: 加藤哲郎2024. 5.1 ●4月28日投票の衆議院補欠選挙は、島根1区・長崎3区・東京15区と、すべて立憲民主党の勝利となりました。特に保守王国島根での、統一教会に汚染された自民党との直接対決で、立憲民主党女性候補が圧勝したの
本文を読む21世紀の日本は、毒性健康食品や時代遅れの政党をうむ怪物になったのか?
著者: 加藤哲郎2024. 4.1 ●いつの頃からでしょうか、日本の大きな新聞広告やテレビCMと言えば、自動車か家電製品・化粧品だった世界に、健康食品がやたら目立つようになり、定着しました。高度経済成長の時代は、家庭電化の「三種の神器」
本文を読む学者の共産党批判と党理論幹部の反批判をめぐって(続)
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(463)―― はじめに さきに、中央大学教授中北浩爾氏の共産党批判(東京新聞のインタービュー記事2024・02・11)に対する共産党理論委員会事務局長谷本諭氏の反批判を紹介し、あわせて私見を書いたと
本文を読むバブル景気と政治改革:1989年から2024年へ!
著者: 加藤哲郎2024. 3.1 ●東京証券取引所の日経平均株価は、1989年12月29日以来34年ぶりの高値で、4万円台の大台も間近とのこと、バブル景気の再来です。確かに1989年、東欧革命・冷戦崩壊の頃は、「24時間たたかえますか
本文を読む学者の共産党批判と党理論幹部の反批判をめぐって
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(462)―― はじめに この2月21日、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、党理論委員会事務局長・谷本諭氏の「共産党を論ずるなら事実にもとづく議論を――中北浩爾氏の批判にこたえる」という論文を掲載した
本文を読む共産党の党員除名に対する批判と反批判をめぐって
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(459)―― はじめに この1月15~18日第29回共産党大会が開かれた。党大会のテーマのひとつは、「かもがわ出版」編集主幹松竹伸幸氏の復党問題であった。 松竹氏は、全党員の直接選挙による「党首公
本文を読むしっかりしてくれ、共産党!!
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(458)―― 元旦の共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の1面に、志位和夫委員長の12月末東南アジア3ヶ国訪問記事が登場した。全5ページにわたる「東アジアの平和構築へ/東南アジア3カ国/発見と感動の9日間
本文を読む共産党のASEAN認識は間違っていないか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(451)―― はじめに 来年1月開催の共産党第28回大会決議案は、ASEAN(東南アジア諸国連合)について概略次のように記している。 「ASEANは……徹底した粘り強い対話の努力を積み重ね、この地
本文を読む民主集中制の記憶
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(450)―― はじめに 共産党は、日本の他の政党と比べて、理論を大変に重んじる政党である。ところが、21世紀に入って指導者の不破哲三や志位和夫の議論に、マルクス主義か否かではなく、常識的にだれが考え
本文を読む多数者革命とちぐはぐな党運営
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(449)―― はじめに わたしは社会主義の未来を信じない。だが、共産党を支持する。日本民族の対米従属状態からの脱出を目指しているからである。かつての社会党が今も存在していれば、社会党も支持していたは
本文を読む共産党のもう一つの衰退現象
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(446)― さきの、第9回中央委員会総会での志位和夫幹部会委員長の挨拶は、著しい党勢後退のために焦慮に満ちたものになった。共産党はいま、党員、機関紙「赤旗」の読者、支持者の減少、それから来る財政難に悩
本文を読む日本共産党第9回中央委員会総会について思うこと
著者: 阿部治平―八ヶ岳山麓から(445)― いま日本には左翼政党は共産党しかない。だがこの党は停滞というよりは衰弱している。革新リベラル派にとっても大きな問題である。共産党が社会党同様、このままずるずる自然死への道をずり落ちてゆくの
本文を読む歪曲された歴史――『日本共産党の百年』の感想
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(440)ーー このたび日本共産党出版局から出版された 『日本共産党の百年』(以下『百年史』)をようやく入手することができた。専制主義的天皇制のもと、天皇制の打倒と労働者階級の解放とプロレタリア独裁を
本文を読む共産党は安全保障政策を変えたのか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(439)―― 今年2月、突如、日本共産党が新聞社説やSNSなどに登場した。共産党は衰弱の一途をたどり、この数年メディアに取り上げられることも少なくなっていたから、かなり驚いた。ことは、かもがわ出版編
本文を読む共産党の体質とイメージを変えるための若干の提案 機関紙赤旗に「討議欄」を設けてはどうか
著者: 広原盛明共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の全盛期には、赤旗1紙で世の中のことが全てわかると言われていた。赤旗を購読すれば、他の新聞を読まなくても必要な情報が得られるという意味だろう。私は(乏しい家計をやりくりして)当時から各紙数
本文を読む〝旧いままの共産党〟では21世紀に生き残れない。衆参5補選 統一地方選挙後半戦の結果から(その2)
著者: 広原盛明冒頭に、京都市内で開かれた選挙報告集会での渡辺京都府委員会委員長の発言を紹介しよう。京都新聞(4月26日)が伝えたのは、「京都の共産、トップが『異例』の謝罪、統一地方選で歴史的大敗、京都市長選どう挑む」という見出しの選
本文を読む曖昧な日本ではなく、普遍性を求めて
著者: 加藤哲郎●2023・4・1 日本特有の新年度です。本来なら1月1日なり世界標準の9月で区切ればいいものを、1886年に国の会計年度に合わせて公教育は4月入学とし、保守勢力が「ニッポン人にはサクラの季節が切れ目」などと主張して、そ
本文を読む「善意」に満ちた共産党批判
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(420)―― 大塚茂樹著『「日本左翼史」に挑む――私の日本共産党論』(かもがわ出版)を読んだ。 まず本書にあるエピソードを紹介しましょう。かつての共産党指導者宮本顕治氏の業績を論じたなかでの話であ
本文を読む「政党のあり方」と「社会のあり方」は別物か、社会と政党は相互規定的関係にある、共産党党首公選問題を考える(その3=完)
著者: 広原盛明このところ、共産党機関紙「赤旗」の論調が少し変わってきたかに見える。2月の初めころは「党攻撃とかく乱の宣言――松竹伸幸氏の言動について」(2月8日)と激しく糾弾し、「日本共産党はこうした攻撃を断固としてはねのけ、前進す
本文を読む松竹除名に足を取られた共産党‐―友人へのメール
著者: 阿部治平--八ヶ岳山麓から(418)-- Y君へ 先日は凍みるなかの立ち話だったので、共産党の松竹信幸氏除名問題についてあまり詳しい話はできなかった。それであらためて、ぼくが松竹除名に抗議して「しんぶん赤旗」の購読をやめた理由
本文を読むピタリと止んだ共産党機関紙「赤旗」の〝松竹除名問題キャンペーン〟「撃ち方止め!」との号令が天から下ったからか、共産党党首公選問題を考える(その2)
著者: 広原盛明松竹伸幸氏の『シン・日本共産党宣言、ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)が1月19日に刊行されて以来、共産党が機関紙「赤旗」で(機関銃のように)連日繰り広げてきた〝松竹除名問題キャンペーン“がこのところ
本文を読む政党は国民と市民社会の中に存在している、別世界にいるのではない、共産党党首公選問題を考える(その1)
著者: 広原盛明京都はいま大揺れに揺れている。志位共産党委員長に対する異議申し立てをした松竹伸幸氏と鈴木元氏の二人がいずれも京都ゆかりの人物であるからだ。京都は「大学のまち」であり、蜷川府政の伝統もあってリベラルな知識人が多い。かく言
本文を読むひとり、またひとりといなくなる
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(416)―― 2月6日日本共産党が松竹伸幸氏を除名したことについて、私の感じたところを本ブログに書いたばかりであるが(「八ヶ岳山麓から415」)、おそらく次の標的にされるであろう鈴木元氏のこともここ
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