広島の執筆一覧

被爆78年、広島は再び立ち上がった 核抑止論に固執したG7批判の大合唱

著者: 岩垂 弘

 広島は8月6日、「被爆78年」を迎えた。ウクライナ戦争で核兵器が使われるのではないかという危機感が世界に広がる中、広島市では、この日を中心に、市当局や平和団体などによるさまざまな催しが行われたが、それらに共通していたの

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G7広島サミットを批判する市民集会を開こう 広島で市民による準備会が発足

著者: 岩垂 弘

 G7広島サミットが2023年5月19日(金)~21日(日)、広島市内で開催されるが、広島の市民団体が、同サミットを徹底的に批判する市民集会を開こうと準備を進めている。  G7サミットとは、首相官邸のHPによれば、自由、

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広島市・平和団体と首相の間の深い溝明らかに 「8・6広島」 核禁条約を巡って

著者: 岩垂 弘

 広島は8月6日、「被爆77年」を迎えた。核戦争が勃発するのではないかという危機感が世界に広がる中、広島市で、この日を中心に、市当局や平和団体よってさまざまな催しが行われたが、それらを通じて鮮明になったのは、広島市や平和

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旧陸軍被服支廠を耐震化して保存へ 市民らの要望で広島県が方針転換

著者: 岩垂 弘

 「解体」か「保存」かで問題になっていた広島市の被爆建物「旧陸軍被服支廠」が、持ち主の広島県が、これまでの方針を転換し、同被服支廠を耐震化して保存を図ることになった。同県が5月19日に正式に表明したもので、これまで被服支

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核兵器と戦争の廃絶に向け行動を 平和アピール七人委が被爆75年で訴え

著者: 岩垂 弘

世界平和アピール七人委員会は8月1日、「核兵器と戦争の廃絶に向けて今こそ行動を―広島・長崎被爆75周年―」と題するアピールを発表した。8月6日に広島が、同9日に長崎が被爆75周年を迎えるのにあたり、今こそ核兵器と戦争の廃

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様変わりのヒロシマ・ナガサキ コロナ禍で記念行事・集会が縮小や形態変更へ

著者: 岩垂 弘

 「広島原爆の日」の8月6日と「長崎原爆の日」の8月9日が近づいた。今年は「被爆75年」という節目の年とあって、どちらも例年を上回る大衆的盛り上がりが期待されていたが、新型コロナウイルス感染のパンデミックの影響をもろに受

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「無辜の絵画」派の画家たちに光をあてる コロナ禍で幻と化した広島市現代美術館の展覧会

著者: 岩垂 弘

 5月30日から7月19日まで広島市現代美術館で開催される予定だった同美術館と中国新聞社主催の特別展「無辜の絵画 靉光、竣介と戦時期の画家」が新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となった。準備に2年かけた展覧会だ

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旧陸軍被服支廠が「解体先送り」に 広島の被爆建物、市民らの要望で

著者: 岩垂 弘

 「解体」か「保存」かで問題になっていた広島市の被爆建物「旧陸軍被服支廠」が、2020度中は解体を免れることになった。解体を目指す持ち主の広島県が、世論の動向を見て「2020年度としてきた解体着手を先送りし、1年後をめど

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旧陸軍被服支廠を保存して - 広島の被爆建物解体の動きに反対の声 -

著者: 岩垂 弘

 「原爆を浴びても生き残った被爆建物は歴史的にも文化的にも貴重な人類の遺産。決して解体してはならない」。そんな声が、広島と東京で高まりつつある。今年は広島・長崎の被爆から75年。この問題は、原爆被爆を日本人としてどう考え

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広島の演劇集団が群像劇『河』の京都公演へ - 被爆直後の峠三吉らの苦闘を描く -

著者: 岩垂 弘

「ちちをかえせ/ははをかえせ……」の詩で知られる広島の被爆詩人・峠三吉(1917~1953年)と、その仲間たちの敗戦直後の活動を描いた群像劇『河』が、広島の演劇集団の手で9月の8、9両日、京都市北区で上演される。演劇集団

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「日本政府は核禁条約に署名・批准せよ」 - 「8・6広島」で安倍政権批判の声相次ぐ -

著者: 岩垂 弘

 「日本政府は核兵器禁止条約(核禁条約)に署名・批准せよ」。8月6日は、米軍機によって広島に原爆が投下されてから73年。この日を中心に、今年も広島で原爆の犠牲となった人々を悼む慰霊の行事や、核兵器廃絶を求める大会・集会が

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核兵器禁止条約に不参加の日本政府を糾弾 - 被爆72年の「8・6広島」を歩く -

著者: 岩垂 弘

 8月6日は、米軍機が広島市に原爆を投下してから72年。この日を中心に、今年も広島では原爆の犠牲となった人々を悼む慰霊の行事や、核廃絶を求める集会が繰り広げられた。酷暑の炎天下、全国から多くの人々がこれらの行事や集会に集

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■短信■  ヒロシマを理解するための講座 - トークセッション<ヒロシマ・2016連続講座> -

著者: リベラル21

 今年1月から東京で始まったトークセッション<ヒロシマ・2016連続講座>の9月以降のラインアップが決まった。これは、元高校教員の竹内良男さん(東京都立川市)が始めたもので、「戦争と平和」の問題にさまざまな形で取り組んで

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オバマ大統領の広島訪問を巡る議論白熱化 - 被爆71年の8・6広島を歩く -

著者: 岩垂 弘

 8月6日は、米軍機から広島市に原爆が投下されてから71年。この日を中心に、広島では原爆に生命を奪われた人たちを悼む慰霊の行事や、核廃絶を求める集会が展開された。猛暑の炎天下、全国から多くの人々がこれらの行事や集会に集ま

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オバマ大統領の広島演説の一節を誤訳? - 朝鮮人犠牲者数の表現で -

著者: 岩垂 弘

 5月27日にオバマ米大統領が広島で行った演説に対し各新聞社がつけた翻訳で、一部の新聞社が誤訳をしたのではとの指摘が、ヒロシマに関心をもつ人々の間から出ている。被爆した朝鮮人について言及した部分の翻訳についてだが、オバマ

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バラク・オバマは広島へ何しに来るのか(4) ―高村薫の文章に共感する―

著者: 半澤健市

 高村薫の連載「作家的覚書」のタイトルは、「2016年のヒロシマ」であった(『図書』、岩波書店、16年8月号)。 彼女はオバマ米大統領の広島訪問を、「私にはひどく不思議に感じられた」と書いている。私(半澤)は、高村のわず

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狙いは政治的レガシー(遺産)づくりか - オバマ米大統領の広島訪問 -

著者: 岩垂 弘

 さながら“オバマ・フィーバー”であった。オバマ米大統領の広島訪問についてのマスメディアの報道ぶりである。大統領の演説に対しても称賛する論評が大半であった。が、半世紀にわたって広島・長崎の被爆の惨状を見つめつつ、核兵器の

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食い足りぬオバマ広島スピーチ - プラハ演説から7年後「核なき世界」は進んでいない -

著者: 伊藤力司

伊勢志摩サミットに出席したオバマ米大統領が5月27日夕、短時間広島を訪問し原爆死没者慰霊碑に献花し「私たちは恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気をもたなければならない」と演説した。大統領はこの後高齢の被爆者

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バラク・オバマは広島に何しに来るのか ― 憲法記念日に原爆投下を考える ―

著者: 半澤健市

 オバマ米大統領が2016年5月の伊勢志摩サミット出席のついでに広島を訪問するという。 被爆者を含む多くの日本人がそれを歓迎していると報道されている。 81歳の一日本人である私には、なぜそうなるのか理解できない。「そうな

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「安保法案反対」の声渦巻く -被爆70年の8・6広島を歩く-

著者: 岩垂 弘

 8月6日は、人類史上初めての核爆弾が米軍機から広島市に投下されてから70年。この日を中心に広島では原爆に生命を奪われた人たちに対する慰霊の行事や、核兵器廃絶を求める集会が繰り広げられた。「被爆70年」という節目の年に当

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世界記憶遺産登録で広島市が共同申請へ -峠三吉ら3人の原爆文学資料-

著者: 岩垂 弘

 今年は「被爆70年」。それを機に、広島市の市民団体「広島文学資料保全の会」(代表、土屋時子さん)は広島で被爆した作家の文学資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界記憶遺産」 に登録するための活動をしているが、同会

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「世界記憶遺産」申請は峠三吉ら3人に -広島の市民団体が17年登録を目指す-

著者: 岩垂 弘

 今年は「被爆70年」。それを機に広島で被爆した作家の文学資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界記憶遺産」 に登録するための活動をしている広島市の市民団体は、このほど、遺産への登録を申請するのは峠三吉ら3人の作品

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集団的自衛権行使と原発再稼働を許さず -被爆69年の「8・6広島」が発した声-

著者: 岩垂 弘

 広島に原爆が投下されてから69年にあたる8月6日を中心に、広島市内でこれを記念する多彩な行事や集会が開かれた。主催したのは平和団体、労働団体、市民団体、自治体とさまざまで、全国から多くの人々が集まった。可能な限りそれら

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残してほしい東日本大震災の遺構 -対照的だった被爆都市・広島と長崎の対応-

著者: 岩垂 弘

 東日本大震災による被害を伝える遺構の撤去が進んでいる、とのニュースに接するたびに、私は「見るのがつらい、という地元の人たちの気持ちは痛いほど分かるが、大震災の被害を永く、具体的に後世に伝え得る、かけがえのないモニュメン

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原爆も原発もいらない 強まる「脱原発を」の声――8・6広島

著者: 岩垂 弘

 原子力の軍事利用も平和利用(原子力発電)もいけない――日本では広島・長崎への原爆投下以来、原子力の軍事利用には反対だが平和利用はいいことだ、との考え方が国民の間で多数を占めてきたが、どちらもよくないという考え方が被爆か

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巨星墜つ ―― 広島のシンボル・庄野直美氏が死去 -原爆被害の実相解明に尽力-

著者: 岩垂 弘

 「巨星墜つ」。その人の訃報に接して、まず私の脳裏に浮かんできたのは、そうした思いだった。その人とは、庄野直美・広島女学院大学名誉教授。2月18日、肺炎のため86歳で亡くなったが、庄野氏こそ、広島の反核平和運動のシンボル

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