消費税の執筆一覧

右であれ左であれ、ポピュリズムは社会の存立基盤を毀損する - 日本でもヨーロッパでも、左派の退潮が著しい -

著者: 盛田常夫

 選挙で有権者の支持を得なければならない政党にとって、国民の短期的目線に訴え、国民の即時的要求に応えるポピュリズム政策は必要不可欠になっている。有権者のほとんどは日々の生活のことで精一杯だから、社会の中長期のことには関心

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17年ぶりの消費増税と新聞社説 -批判の視点を失わない東京新聞-

著者: 安原和雄

 17年ぶりの消費増税である。これを大手紙社説はどう受け止めているのか。残念ながら増税容認の姿勢が多数である。明確な批判の姿勢を堅持しているのは東京新聞のみである。讀賣と日経は以前から国家権力の側に身を寄せてきたので、い

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2014年春から消費税引き上げ -安倍政権の増税路線を批判する-

著者: 安原和雄

安倍政権は2014年春から消費税率を現行の5%から8%へ引き上げることを決めた。消費税率はやがて10%へと引き上げられる含みである。安倍政権のこの増税路線を新聞メディアはどう論じたか。大手紙社説では消費税上げを批判したの

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明日、消費税増税に反対する共同記者会見~植草一秀氏、斎藤貴男氏、鶴田廣巳氏と4人で~

著者: 醍醐聡

安倍首相は10月早々にも消費税増税を表明する意向を固めたと伝えられている。しかし、社会保障の充実のため、という今回の消費税増税の大義名分は完全に崩れ、むしろ、社会保障の全般的な切り下げがまかり通る中での消費税増税という不

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消費税上げをめぐる朝日記者対論 -「増税は深刻な事態招く」に軍配-

著者: 安原和雄

同じ新聞社内の記者が実名で賛否を論じ合うのは珍しい。朝日新聞は消費税引き上げを巡って記者対論を実践した。批判派は「消費増税は深刻な事態を招く」と論じ、一方容認派は「消費増税を先送りする口実は、もう許されない」と譲らない。

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参議院中央公聴会で一体改革関連法案について意見を陳述

著者: 醍醐聡

昨日(8月6日)午後、参議院「社会保障と税の一体改革に関する特別委員会」が開催した中央公聴会に公述人の1人として出席し、意見を述べるとともに、その後、同委員会に所属する8会派の議員との間で質疑を交わした。公述人と公述人に

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「ドジョウ内閣」は発足したけれど -新聞社説の批判力を採点する-

著者: 安原和雄

社説で野田内閣を「ドジョウ内閣」と呼んでいるのは東京新聞である。野田佳彦首相が民主党代表選で自らを地味なドジョウにたとえたことに始まる。詩人相田みつをさんの「どじょうがさ金魚のまねすることねんだよなあ」にちなんだもので、

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「菅直人首相、小沢切りを宣言」「6月にも消費税の方向性出す」

著者: 瀬戸栄一

 菅直人首相は4日、年頭の記者会見で小沢一郎元代表に対し、国会政治倫理審査会での通常国会召集前の説明を改めて求めると同時に「政治家としての出所進退を明らかにし、裁判に専念されるのであれば、そうされるべきだ。本人が自らそう

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消費税の増税は雇用の増加・景気の回復につながるのか? ~小野善康氏の見解への批判と対案~

著者: 醍醐 聡

増税と経済成長の両立を説く小野善康氏の見解  7月16日の『朝日新聞』に「増税の知恵袋、首相に苦言」と題して次のような記事が掲載された。  「菅直人首相の「知恵袋」とされる小野善康大阪大教授は15日、日本記者クラブで講演

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消費税増税は本当に参院選の争点なのか-「増税なしの財政再建はありえぬ」は常識

著者: 早房長治

7月11日の参院選が24日公示され、選挙戦がスタートした。だが、雲行きは序盤から異様である。菅直人首相が17日、民主党の参院選マニフェストを発表する記者会見で消費税増税に言及したのをきっかけに、これがにわかに参院選の争点

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