(メール転送です)村田光平元スイス大使からのメール (1)核セキュリティ・サミット及び国連倫理サミット (2)原発事故再発の危険性を訴える + 若干のこと
- 2016年 2月 29日
- 評論・紹介・意見
- 田中一郎
(最初に若干のお知らせ、その他です)
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1.田中龍作ジャーナル 「警察として認めない」ハチ公前集会を強行扱い 表現の自由危うし
http://tanakaryusaku.jp/2016/02/00013085
2.被爆者、伊方原発差し止め提訴へ 16人、広島地裁に
▽共同通信
http://this.kiji.is/76610228899481078?c=39546741839462401
▽東京新聞(共同配信)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016022801001610.html
▽広島ホームテレビ
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2016-02-28&c=&id=2016-02-281
▽中国放送(RCC)
http://news.rcc.jp/?i=25797&#a
※動画あり
3.2016年4月23日(土) 伊方原発再稼働阻止大集会
松山市 城山公園で開催予定だそうです。詳細未定。
4.机の上の空 大沼安史の個人新聞
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/01/index.html
2016-01-06
〔フクイチ核惨事の真相 米NRC(原子力規制委)情報公開文書で判明〕◆ 3号機MOX炉大爆発 ―― 放射能プルームは、こう流れた! 放射性ヨウ素の拡散も予想されていた! ◎ 日本では隠蔽された「SPEEDI・フクイチ放射能拡散予測」が米市民団体が米国の市民団体「エンフォーマブル」がNRCの情報公開で入手し、ネットで公開!
(このブログにある米国の市民団体「エンフォーマブル」というのはどういう団体なのでしょうか? ご存知の方がおられたらご教授ください:田中一郎)
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1.(メール転送です)村田光平元スイス大使からのメール:核セキュリティ・サミット及び国連倫理サミット
Subject: 核セキュリティ・サミット及び国連倫理サミット
皆様
習近平主席宛書簡(お届けしたものにミスプリがありましたので私の署名入りのもの及び英訳)及びケネディ大使宛メッセージをお届けいたします。
ケネディ大使には鳩山友紀夫元総理の私に対するご示唆に言及し、3月末開催の核セキューリティ・サミットで地球倫理に加え、福島危機と核テロ対策をも取り上げる場としての国連倫理サミットの開催につて意図表明するようにオバマ大統領に動いていただくことを願っている旨伝えました。
英文で発信したところ既に下記の要人からの賛同のメールが寄せられております。セキューリティ・サミット2016はオバマ大統領としてイニシャティヴを取る最後のチャンスだけに期待が許されると思われます。
因みにオバマ大統領と親しいJohn Roos 前駐日米大使からは、在任中に私の活動がオバマ大統領の核廃絶のヴィジョンに向けて力を合わせることの重要性を思い起こすものであるとして謝意を表明する書簡を頂いております。
中国首脳宛には既に10年以上に亘り発信を続けてきております。目的は核廃絶です。中国が数百もの原発を作れば無事故でも日本は甚大な被害を受けます。在日中国大使館からも中国首脳への発信は原発の安全への配慮を強めるものとして評価されております。天津科技大学での講義を行い、同大学の名誉教授の称号を付与されたのはその証左です。毎年中国大使館の国祭日には駐日大使に招かれてきております。
福島での放射能被害に関する海外からの衝撃的情報が増えつつあります。
http://www.viralalternativenews.com/2016/02/28-signs-that-west-coast-is-being.html
Fukushima Onsite Inspection Shows Hopeless Contamination – Arnie Gunderson
ベルギーの老朽化し爆発を起こした原発の再稼働反対運動がドイツのアーヘン市民
(80万の署名)を中心に盛り上がっております。
福島危機は国家の危機ですが電力会社の経営危機として対応され、安全の保証されない原発の再稼働が進められていることに、小泉元総理を始め心ある国民は厳しい非難の声を挙げ出しております。東京五輪をどう思うかは良識の有無のリトマス試験紙となったと思われます。ご理解とご支援をお願い申し上げます。
村田光平
記
From: Mani Shankar Aiyar (Former Indian Minister for Perolium and NaturalGas)
Sent: Thursday, February 18, 2016 9:10 PM
To: mitsu
Subject: Re: Nuclear Security Summit
Dear Mitsuhei,
Thank you for sharing with me your messages to President Xi Jinping and Ambassador Caroline Kennedy. Of course, you are assured of my understanding and support in the many initiatives you are taking to make our planet safe from nuclear weapons.
With best wishes,
Mani
—–Original Message—–
From: vsaighal (Former Indian Major General)
Sent: Thursday, February 18, 2016 10:13 PM
To: mitsu
Subject: Re: Nuclear Security Summit
Professor,
i fully endorse your views. These are also reflected in the book Third Millennium Equipoise that you have sent to many people since we first met.
regards
vs
—–Original Message—–
From: Scilla Elworthy
Sent: Friday, February 19, 2016 5:16 AM
To: mitsu
Subject: Re: Nuclear Security Summit
Congratulations on your good letters to President Xi Jinping and Ambassador Caroline Kennedy.
I hope you get personal replies,
You have my support,
Dr. Scilla Elworthy(Three times nominnee for the Nobel Peace Prize)
Founder: Oxford Research Group
Founder: Peace Direct
Co-Founder: Rising Women Rising World
Councillor of the World Future Council
From: Martin Vosseler (Co-Founder of IPPNW/Switzerland)
Sent: Friday, February 19, 2016 5:37 AM
To: mitsu
Subject: Aw: Nuclear Security Summit
Dear Mitsuhei,
thank you so much.
It’s so important too address the Chinese leader. China is one of the main promoters of nuclear power. It perpetuates the nuclear madness that should end now. I hope deeply that your important message will be heard.
With my warmest greetings,
Martin
From: R K Pachauri(Former president of IPPC, Nobel Peace Prize 2007)
Sent: Saturday, February 20, 2016 6:14 PM
Dear Ambassador Murata,
Thank you very much for your email of yesterday with copies of the letters that you have written to Ambassador Caroline Kennedy and President Xi Jinping.
I am happy that you are continuing with your vigorous efforts towards what you believe in.
With kind regards,
Yours sincerely,
R.K. Pachauri
2.(メール転送です)村田光平元スイス大使からのメール:原発事故再発の危険性を訴える
皆様
Robert Hunziker記者の記事が出ました。昨秋以来五度目の記事であり、米西岸の住民を中心とする米国民に影響を及ぼすこと必至と思われます。
http://www.counterpunch.org/2016/02/26/fukushimas-5th-year-of-full-blown-crisis/
東電の廃炉責任者の「廃炉技術は未だ無く、廃炉の過程でミスを犯せば地域のみならず世界中が重大な影響を被る」との見解を伝えています。また、ベラルーシの森林地帯に存在する300もの診療施設で治療中の、放射能により癌を患う子供たち(遺伝もしくは環境が原因)のすさまじい「生き地獄」ぶり(奇形児、精神病、奇行)を描くなど、原発の罪深さを伝えております。
さらに、Georgetown Universityの放射能専門家による「現場は放射能レベルは低く作業員で発病した例はない」との指摘に対し、オシドリ・マコ氏による作業員死亡の隠蔽など衝撃的反論を紹介しております(この事例は2年前MITが福島事故で住民を避難させたのは科学的根拠に欠けるとした驚愕の研究を公にした事例を想起させます)。
また、戦艦Ronald Reaganに搭乗し「トモダチ」作戦 に参加して被爆し、1名は死亡、更に癌、白血病、脳腫瘍等々数多くの苦しい症状を抱えた200名の若い米軍兵士による東電に対する訴訟にも言及しております。末尾には、原子力の登場は人類の未曾有の惨事を招くに至るであろうとのアインシュタインの予言が引用されております。
なお、Robert Hunziker記者は、ご報告したとおりロンドンに本社のある国際的に知られた雑誌World Financial Review Jan/Feb 2016にも寄稿するなど、国際的にも注目されて出しております。同記者の筆力と情熱は誠に目を見張らせるものがあります。
福島事故発生から5年を経過し、隠蔽されてきた事実が種々明らかにされ出しました。事故の影響と放射能の恐ろしさを矮小化する動きの限界です。安全が保証されないまま強行されている再稼働を国民、そして国際社会がいつまでも放置するとは思われません。原発に関しては「専門家より市民の直感」の正しさが立証されております。その寿命を40年から60年に安全を保証しない専門家が無責任に延ばすことなど誠に論外といえます。
福島事故を予見し警告を発し続けたものとして、原発事故の再発が現実に接近しつつあることを極めて深刻に憂慮し、内外に全力で日夜発信を続けております。
皆様のご指導とご支援を改めてお願い申し上げます。
村田光平
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5933:160229〕
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