福島反原発ツアー“割り勘=白タク”逮捕へのアピールへの賛同者を募っています
- 2017年 1月 27日
- 交流の広場
- 太田光征
【至急】Fw: 福島反原発ツアー“割り勘=白タク”逮捕へのアピールへの賛同者を募っています
大畑です。
よろしくお願い致します。
賛同していただける方は以下までご連絡御願いします。
長内経男 携 帯:090-1267-1252
メール:osanai@jca.apc.org
北浦和の長内(市民じゃ~なる)です。
1月19日、知人から「反原発の人たち3人逮捕が新聞に出ているのを知っていますか」との電話があり、もちろん知る由もなく驚きました。
一体どんなことで逮捕されたのか知るために、直ぐネットで検索すると、東京新聞(1月19日)埼玉web版
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201701/CK2017011902000160.html)に、「反原発活動が目的とみられるツアーを企画し、無許可で参加者をワゴン車に乗せて運行したとして、県警は18日、道路運送法違反(一般旅客自動車運送事業の無許可経営)の疑いで、(中略)3容疑者を逮捕」したとあり、「2015年9月5日、無許可でワゴン車に数人を乗せ、さいたま市大宮区から福島県楢葉町までを日帰りで往復し、1人あたり約4千円を受け取った」ことが、逮捕の理由になっていました。
昨年のオール埼玉総行動の大宮・鐘塚公園の集会の時(3月6日)、「この前、レンタカーを借り、ガソリン代と高速代でかかった費用を割勘にしたら、県警に白タク容疑で埼玉反原発アクションのメンバー宅がガサ入れ(家宅捜索)された」と聞いていたのですが、そんなこじ付けの理由でガサ入れはひどいと感じながら、1年近く経って逮捕にまでなるとは思いもよりませんでした。
こうした割勘は、仲間内やクループで広く利用されていて、弾圧対象の人々が誰であれ、これが刑事弾圧の手法となることを認めてはならないと思います。
今回の件を「特定の人々」への逮捕と見過ごせば、いずれその口実は私たちの誰かに及ぶかも知れないのです。
そこで、弾圧された当事者の埼玉反原発アクションのメンバーに連絡をとり、「これまでの経緯は脇に置き、割勘弾圧に対する反撃で可能な協力をする」ことを伝えるとともに、状況をうかがいました。
それによると、3人の内、2人が川越署、1人が浦和西署に留置され、10日間の拘留延長が付き、1月26日に拘留理由開示公判がもたれる予定だそうです。
彼らの活動に無条件で協力するつもりはありませんが、割勘弾圧に対しては反撃していきたいと思います。
協力してくださる方は、長内までご連絡ください。
●以下、アピールです。
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反原発福島ツアーで“割り勘=白タク”逮捕はあり得ません
去る1月18日、埼玉県警が埼玉で反原発活動をしている3人を逮捕しました。
東京新聞埼玉版(1月19日付)によると、「反原発活動が目的とみられるツアーを企画し、無許可で参加者をワゴン車に乗せて運行したとして、県警は18日、道路運送法違反(一般旅客自動車運送事業の無許可経営)の疑いで、(中略)3容疑者を逮捕」し、その理由について「2015年9月5日、無許可でワゴン車に数人を乗せ、さいたま市大宮区から福島県楢葉町までを日帰りで往復し、1人あたり約4千円を受け取った」と報道しています。
道路運送法で禁止されているいわゆる「白タク行為」とは、許可を得ている道路運送業者の利益を意図的・反復的に侵犯することを指し、有り体にいえば業者の真似をして金を稼ぐ行為のことです。
しかし、遠出イベント等に際し、レンタカー代・ガソリン代・高速代等を利用者で割り勘にすることは、(業者の利益を侵したり金儲けの目的ではなく)広く一般的になされています。特に東日本大震災後、ボランティアでこうしたやり方で現地入りした例が数多くあり、反原発ツアーでの割り勘を「白タク」視、言い換えれば犯罪視することは著しく市民感覚にそぐいません。
埼玉県警がそのことを犯罪容疑として反原発ツアーに対してだけ被せる捜査手法に特定の意図を感じさせます。
また、さいたま地方裁判所が埼玉県警の逮捕状請求に唯々諾々と応じたことは、法の番人として市民感覚を逸脱した無責任極まりないことです。
そして、埼玉県警がこの事件の記者発表に際し、被逮捕者の個人情報を必要以上に明らかにしたことは意図的な印象誘導のそしりをまぬがれません。
また、関係者の政治的立場により法を拡大利用することは、法の公平性に著しく悖ります。
さらに、報道機関がそうした県警の発表を鵜呑みのまま記事としたことは、反原発などの社会正義のための活動を萎縮させることに加担する行為であり、被逮捕者の人権に回復しがたいダメージを与えています。
こうした割り勘を今回、捜査機関が「白タク」(犯罪視)としていることについて、「特定の人々への逮捕」と見過ごせば、いずれその口実は私たちの誰かに及ぶかも知れないという危惧を抱かざるを得ません。
・埼玉県警は捜査手法に割り勘=「白タク」を使わないでください。
・被逮捕者を直ちに釈放してくだい。
2017年1月26日
福島反原発ツアー“割り勘=白タク”逮捕を許さない市民の会
連絡先 090-1267-1252(長内経男)
090-3815-0199(堀本秀生)
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