inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

パレスチナ国家は1967年の国境線に -オバマ大統領、中東和平で思い切った提案-

著者: 伊藤力司

アラブ世界で民衆革命が燃え続け、米国の宿敵ウサマ・ビンラディン殺害の余燼が消え去らぬ5月19日(日本時間20日未明)、オバマ米大統領は新たなアメリカの中東政策について重要演説を行った。この中で大統領は中東和平の枠組みとし

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都心から自宅まで歩いて帰る -首都直下型大地震の日に備えて-

著者: 安原和雄

 私はすでに後期高齢者2年生である。住まいは東京都のはずれであるが、都心にはしばしば出掛ける。たまたま都心に居て、予想されている首都直下型大地震に遭った場合、どうするか。「いのちあっての物種」だが、大破壊と大混乱、交通機

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「道州制導入実験」と「復興ビジネス」に突っ走る宮城県の震災復興計画(1)

著者: 広原盛明

~関西から(12)~ 東電福島第1原発事故がいっこうに収束の気配を見せない。それどころか、東電がこれまで否定し続けてきた第1号炉の“メルトダウン”が5月12日になってようやく明るみに出た。壊れていた圧力容器の水位計を取り

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「戦後との訣別」を意味する「脱原発」の方向を、「自主・民主・公開」の国民的討論で!

著者: 加藤哲郎

2011.5.15   本サイトの特設ページ「イマジン」が立ち上がったのは、2001年9月のことでした。アメリカにおける9・11同時多発テロ、それへの「報復」としてのアフガニスタン・イラク戦争に反対してのものでした。その

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裁判なしの死刑執行では文明国とは言えない -ビンラディン殺害に国際的な批判-

著者: 伊藤力司

オバマ米大統領は、米海軍の特殊部隊SEALSが国際テロ組織アルカイダの首領ウサマ・ビンラディン容疑者のパキスタンの隠れ家で殺害したことを「正義が行われた」と自賛。大多数のアメリカ人は9・11同時多発テロの「仇を討った」と

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麻生邸リアリティツアー事件国家賠償訴訟(麻生国賠訴訟)の支援要請

著者: 松岡宥二

麻生邸見学ツアーで不当逮捕され、国賠訴訟で公安条例と闘う訴訟団のサウンドデモは、大きな共感を呼び、5月7日の代々木公園から渋谷へのデモは、15000人も集りました。そのサウンドデモの中心が彼らです。サウンドデモにはこれま

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「天譴説」への反発――芥川龍之介と柳田国男 -先人は「大事件」をどう考えたか(3)-

著者: 半澤健市

《『羅生門』の作者による渋沢栄一批判》  渋沢栄一らの天譴(てんけん)説に「反発した若い文学者連」の一人に芥川龍之介がいた。『羅生門』では人心の荒廃を描いた作家は「大震に際せる感想」にいう。 ▼この大震を天譴と思へとは澁

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「簡素な暮らしと経済」を合い言葉に -大惨事後の新聞投書にみる意識変化-

著者: 安原和雄

 あの「3.11」大震災と原発惨事から2か月が経った。大惨事後の新聞投書から見えてくるものは何か。脱原発・自然エネルギー重視をひたすら望む声であり、同時に安全神話に安住して原発惨事を招いた政官財を厳しく批判して止まない姿

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日中関係を考えるための基礎文献 -王元の著作*について-

著者: 木村英亮

*王元『中華民国の権力構造における帰国留学生の位置づけ、南京政府(1928~1949年)を中心として』、白帝社、2010  本研究は日本の中国侵略期に留学生として日本に学んだ中国人の帰国後の活動をテーマとした著作である。

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イエメン独裁者を倒した女性パワー -3か月前には想像できなかった革命的変化-

著者: 伊藤力司

チュニジア、エジプトで長期独裁者を倒したアラブ民衆の革命運動はとどまるところを知らない。イエメン、リビア、シリア、バーレーンとなお流血の闘争が続いているが、イエメンでは30年以上も独裁権力を行使してきたサレハ大統領が、隣

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関東大震災における「天譴(てんけん)説」論議 -先人は「大事件」をどう考えたか(2)-

著者: 半澤健市

 東日本大震災を、我欲に走った人間への天罰だ、と言った都知事石原慎太郎は世論の猛反発を受けて発言を撤回し謝罪した。東京の電力を供給する東北が大損害を受ける一方、軽微な被害で済んでいる首長のいうべき言葉ではなかった。石原の

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観てほしい「写真展 沖縄・終わらない戦後」 -米軍基地撤去を求め続ける沖縄の人たち-

著者: 岩垂 弘

 5月4日付の朝日新聞は、内部告発サイト・ウィキリークスが入手した米外交公電(在日米大使館から国務省あての公電)を掲載したが、それによると、日米両国政府は沖縄県民が求めている米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県外・国外移設に

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テロ根絶のためにこそ平和憲法を -2011年憲法記念日の社説を読んで-

著者: 安原和雄

 本年2011年の憲法記念日の新聞社説はこれまでと違って憲法論議一色ではない。国際テロ組織アルカイダの指導者、ビンラディン容疑者が米軍によって殺害されたニュースが飛び込んできたためである。従来通りの憲法論議派とテロ論議派

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普天間日米合意の欺瞞判明 -ウィキリークス公電を朝日が報道-

著者: 坂井定雄

待っていた。ついに出た! 5月4日朝日朝刊の特ダネである。ウィキリークス(WL)が入手した膨大な日米関係の公電が、いつ、どのように日本で報道されるか待っていた。 この日報道されたのは、米軍再編計画による普天間基地移設につ

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東北「復興」は被災地の実情と先人の知恵を踏まえ、若者たちの希望を汲んで! 原発情報は「原子力村」やマスコミに頼らず、ウェブを駆使して脱原発・エネルギー転換へ!

著者: 加藤哲郎

2011.5.1  世界を揺るがした3・11から50日、東日本大震災の 12都道県1万4662人、警察に届け出のあった行方不明者1万1019人(4月30日午後4時現在)のいのちは、ふだんなら家族・親族・友人に見送られ、し

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なぜビンラディンを生け捕りにしなかったのか -欧米はイスラムとの共存に真剣な努力を-

著者: 伊藤力司

米国がパキスタンで国際テロ組織アルカイダの首領ウサマ・ビンラディンを殺害したというニュースを聞いて第一番に頭に浮かんだことは、何故彼を生け捕りにして9・11事件の裁判にかけようとしなかったかというという疑問である。9.1

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社会福祉国家・デンマークをモデルに -『世界一幸福な国の人づくり』に着目-

著者: 安原和雄

 北欧の小国、デンマークが熱い視線を浴びている。明治・大正期の宗教家、内村鑑三は、著書『デンマルク国の話』(岩波文庫)で「侮(あなど)るべからざる国」と指摘し、今、その社会福祉国家としてのあり方が「世界一幸福な国」として

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「原発のない経済考えよう」 -傾聴すべき浜矩子教授の発言-

著者: 岩垂 弘

 「原発なしでいける日本経済を」。経済関係の評論で知られるエコノミストの浜矩子・同志社大学教授が、東京電力の福島第一原子力発電所事故を受けて、そう語った。連合通信社のインタビューに答えたものだが、注目すべき発言と言ってい

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東日本大震災復興構想会議・検討部会を国民に完全公開せよ

著者: 広原盛明

関西から(10) 4月20日、東日本大震災の復興ビジョンを策定する復興構想会議の下部組織、検討部会が首相官邸で初会合を開いた。会合後、部会長を務める飯尾潤氏が記者会見を開き、いろんなことはいったが、復興で必要となる財源に

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連載・やさしい仏教経済学-(41・完)変革は「四苦八苦」を克服できるのか

著者: 安原和雄

連載・やさしい仏教経済学(41・完)  仏教経済学(思想)は政治・経済・社会さらに人間自身の生き方の変革をめざしている。なぜなら現世は地獄さながらの様相を呈しているからである。そういう現世の変革を意図しない社会科学とりわ

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復旧なくして復興なし~被災地は蒙昧なロマンの実験場ではない~

著者: 醍醐聡

 政府は大震災からの東日本の復興策の青写真を検討する「復興構想会議」を立ち上げ、14日、首相官邸で初会合を開いた。議長には五百旗頭真氏(防衛大学校長)が選ばれ、委員には内館牧子(脚本家)、玄侑宗久(臨済宗住職)、中鉢良治

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今こそ原発報道の検証を -世界最悪レベルとなった福島原発事故-

著者: 岩垂 弘

 世界を恐怖に陥れた東京電力福島第一原子力発電所の事故は、4月12日、経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会よにより、国際的な事故評価尺度の「レベル7」に引き上げられた。ついに原子力史上最悪とされる1986年のチ

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4.30緊急シンポジム「原発事故とメディア」のお知らせ

著者: 開かれたNHKをめざす全国連絡会

私も参加している「開かれたNHKをめざす全国連絡会」は4月30日、メディア総合研究所と共催で、次のようなシンポジウムを開催することになった。   緊急シンポジウム 「原発事故とメディア」    基調講演:広河隆一さん(フ

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緊急事態において“復興構想”を議論する東日本大震災復興構想会議の愚かさ

著者: 広原盛明

 関西から(9)  4月14日、政府の東日本大震災復興構想会議が首相官邸で初会合を開いた。復興構想会議が設置された趣旨は、「未曾有の被害をもたらした東日本大震災からの復興に当たっては、被災者、被災地の住民のみならず、今を

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「唯一のヒバク国日本」の意味が変わった! 危機を地球的危機として認識し対処することこそ危機管理!

著者: 加藤哲郎

 2011.4.15  3月11日の東日本大震災から1か月、この国はいま、歴史的な危機のなかにあります。大地震と、それに続く大津波は、過去の歴史にないわけではありませんが、「天災」というべき危機でした。すでに3万人近いい

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