inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

行動する文学者・西田勝さん逝く 社会文学研究や非核自治体運動を主導

著者: 岩垂 弘

 文芸評論家・平和運動家の西田勝さんが7月31日、すい臓がんで亡くなった。92歳だった。西田さんは、文学研究や反核平和運動に大きな業績を残したが、これらの活動を一言でいえば、いずれも、スケールの大きい視点に裏付けられた、

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「8月6日」はどこへ行ってしまったのか ―2021年オリンピック異聞 

著者: 米田佐代子

  オリンピックが始まってから、ただでさえあまり見ないテレビをまったく見なくなりました。もともとニュースと天気予報をべつにするとドキュメント番組しか見ない人で、せいぜいNHKの日曜美術館とか「ダーウインがきた」くらいしか

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田上市長、核兵器禁止条約への参加を求める 長崎原爆76年の平和宣言

著者: 坂井定雄

 長崎では9日、長崎原爆投下から76年を迎え、市内松山町の平和公園で、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われた。田上富久市長は長崎平和宣言を読み上げ、今年1月に発効した核兵器禁止条約について「世界の共通ルールに育て、核兵

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】436 お祭りすんで、、

著者: 平田伊都子

 「私のとなりのおじさんは、神田の生まれで チャキチャキ江戸っ子、お祭りさわぎが大好きで、ねじりはちまき そろいのゆかた、雨が降ろうが ヤリが降ろうが、朝から晩まで おみこしかついで、ワッショイワッショイ、、ソーレ ソレ

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「日本政府は核禁条約に参加せよ」の大合唱 被爆76年の「8・6広島」

著者: 岩垂 弘

 広島は8月6日、「被爆76年」を迎えた。新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大する中、広島市では、この日を中心に、市当局や平和団体よってさまざまな記念の催しが行われたが、各団体の催しがこぞって表明したのは「日本政府は核

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二十世紀文学の名作に触れる(10) 詩聖タゴールの横顔― ―インドの民衆を詩歌で鼓舞した愛国者

著者: 横田 喬

 タゴールは日本と縁が深く、生涯に五回も日本を訪問している。五十代半ばの頃の1916(大正5)年から六十代後半の1929(昭和4)年にかけてで、美術界のリーダー岡倉天心や仏教学者の河口慧海らとの親交が元だ。日本人の自然を

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(319)

著者: 本間宗究(本間裕)

世界の構造と仕組み 数学者の「岡潔博士(1901年-1978年)」は、「世界は法界(ほっかい)、自然界、そして、社会から成り立っている」と理解していたようだ。つまり、「神の意志も包摂した大宇宙」が「法界」を表し、また、そ

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二十世紀文学の名作に触れる(9) タゴールの『ギタンジャリ』――「詩聖」による「歌の捧げ物」

著者: 横田 喬

 1913年にアジア人初のノーベル賞作家となったインドの詩人タゴールは、よく「詩聖」と称えられる。アイルランド出身の高名な詩人イェイツ(1923年にノーベル文学賞受賞)は、タゴールの受賞作『ギタンジャリ』(「歌の捧げ物」

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海峡両岸論 第129号 2021.08.03発行 - 自説を「国際社会」とすり替えるメディア 中国の孤立という虚構をあばく -

著者: 岡田 充

 「国際社会は国安法撤廃を求める声を上げ続けたい」注1  「中国共産党は世界との溝埋める努力を」注2 。  香港、台湾問題や中国を論じるメディアが、「国際社会」や「世界」という言葉を使って中国を批判する文章が目立つ。自己

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】435 追悼 江田五月初代西サハラ議連会長

著者: 平田伊都子

 2021年7月28日午前、江田五月初代西サハラ議員連盟会長が逝去されました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。 西サハラ男性用民族衣装ダラーを手にされる 江田五月初代西サハラ議連会長、説明する筆者  2010年1月、初

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(318)

著者: 本間宗究(本間裕)

統計学の盲点 「目に見える事実しか信用しない」というように、「自然科学の信奉者となった現代人」にとって「統計上の数字」は、「科学の正当性を証明する手段の一つ」となっているようである。つまり、「統計に表れた数字を過信する状

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いま社会進出する女性たち、20年間の戦争死者は24万人 英BBCがまとめたアフガン戦争のデータから

著者: 坂井定雄

 8月末までに、米軍と同盟国軍は2001年9月から戦争を開始したアフガニスタンから、大使館警備など部隊など少数を残し全面撤退する。20年にわたるイスラム武装勢力タリバンとの戦争は終わった。この戦争は、アフガニスタンの国民

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希有・前代未聞のオリンピックが始まった

著者: 小原 紘

韓国通信NO674  感染症パンデミックと政治不信ただ中のオリンピック。開会式は現実と思えない異次元の世界。空しさとやるせなさが漂い正視に忍びないものだった。狂気の沙汰としか言いようがない。選手たちに悲劇を演じさせる主催

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独裁政権と盗聴 ― 盗聴アプリ「ペガサス」事件の続報

著者: 盛田常夫

 ハンガリーのフィデス(Fidesz・ハンガリー市民同盟)政権には「人権侵害」という観念が完全に抜け落ちている。国際的な事件を「国際ヒステリー」(グヤシュ官房長官)と断罪し、一切の言い訳はしない方針のようである。オルバン

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被爆76周年を迎える広島・長崎 ー コロナ禍で今夏も催しは規模縮小かオンライン

著者: 岩垂 弘

今年も「広島原爆の日」(8月6日)、「長崎原爆の日」(8月9日)が近づいた。今年は広島、長崎 両市とも被爆から76年にあたり、両市をはじめ平和団体や市民団体が恒例の催しを計画しているが、新型コロナウイルスの感染拡大が止ま

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広がる盗聴スキャンダル(ハンガリー) ー切り抜けられるかオルバン政権

著者: 盛田常夫

 ハンガリーでは先週末も、官房長官の記者会見で、イスラエル製盗聴ソフト「ペガサス」にかかわるスキャンダルにかんする質問が相次いだ。このソフトウェアを購入したのは、現在明らかになっているところ、ヨーロッパではハンガリーだけ

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】434  ペガサス・スパイウェア

著者: 平田伊都子

 お宅の携帯やパソコンに、何者かが侵入していませんか?  筆者の携帯番号やメールアドレスがモロッコに漏れていると、西サハラ難民政府から注意されたのは2014年11月20日のことでした。   イスラエルの諜報活動や監視シス

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キューバの「反政府デモ」は「作られたデモ」 スマホ時代の米国の介入のかたち

著者: 後藤政子

それはツイッターから始まった  7月11日、キューバで革命後初めて、生活苦にあえぐ市民の反政府デモが行われたことが新聞やテレビで伝えられた。一体、何が起きているのだろう。グランマ紙など現地の新聞の電子版を開いてみると、メ

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痛い腹を探られるのがイヤなのか、それとも・・・ ―中国共産党100年にあたって(5)

著者: 田畑光永

 新型ウイルス・コロナが蔓延し始めてすでに1年半が過ぎた。その間にイギリス株やらインド株やらの新種が現れて、その都度新しい感染の波が広がり、ワクチンを接種した人もかなりの割合に達したはずなのに、波の広がりは一向に下火にな

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感染症の黒世界史に、731部隊・オウム真理教に続き刻まれる、感染拡大オリンピック? 2

著者: 加藤哲郎

 2021.7.23 穴だらけのバブルと、傷だらけの演出と、呪われた復興ブルーインパルス。   (写真左)安倍首相、ブルーインパルス731号乗り込み上機嫌(2013年5月12日午後、宮城県東松島航空自衛隊震災復

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政府が野党指導者や記者をスパイ? ―盗聴事件で揺れるハンガリー政界

著者: 盛田常夫

 先日来、イスラエルの民間企業NSOグループが開発した携帯電話を盗聴するマルウェア(ソフトウェア名「ペガサス」)が、野党の政治家やジャーナリスト、政府に反対する実業家などを標的に、多くの国で使われていることが国際問題化し

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ハンガリーでのコロナワクチン 中国の影を隠すオルバン首相

著者: 盛田常夫

 オルバン首相は16日(先週金曜日)、3回目の接種を8月1日から始めることをラジオのインタビューで発表しました。これまで政府は一貫して3回目の接種に消極的な姿勢を示していましたが、ブダペスト市とセンメルワイス大学の検査結

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(317)

著者: 本間宗究(本間裕)

世界的なインフレ税 6月12日付の日経新聞に掲載された「米国におけるインフレ税の衝撃」に関する記事は、全く納得がいかない内容だった。つまり、「税金の種類」としては、以前から申し上げているように、「見える税金」と「見えない

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】433 オリンピック休戦中の戦闘

著者: 平田伊都子

 2021年7月16日、アントニオ・グテーレス国連事務総長がオリンピック休戦を、ビデオで宣言しました。 オリンピック開催日の前7日とパラリンピック閉会日の後7日を加えた、計59日間は戦争を止めようという呼びかけです。 1

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新疆ウイグル族自治区をどう説明するか ―中国共産党100年にあたって(4)

著者: 田畑光永

 今月1日は中国共産党結党100周年の記念日だった。当日は早朝、7万人あまりを集めて北京の天安門広場で盛大な式典が行われ、習近平国家主席が「台湾統一は歴史的任務」などと威勢のいい演説を行った。それに先立って国営の新華社通

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