グローバル共同体の破裂 「米中の対立」から始まった「グローバル共同体の内部分裂」は、現在、亀裂の度合いを増すとともに、間もなく、「グローバル共同体の破裂」にまで進展するものと考えている。つまり、「風船の破裂」と同様のメカ
本文を読むinukoroおやじの執筆一覧
ロシアに似てきた中国の口調、それでいいのですか? ―日米比を「北大西洋条約」になぞらえるとは
著者: 田畑光永先ごろの岸田首相のアメリカ訪問が歴代首相のワシントン詣でといささか趣を異にした点をさがせば、11日にフィリピンのマルコス大統領を交えて三国首脳会談が開かれたことだろう。 それもたまたま訪米時期が重なったからというのでは
本文を読む映画「ガザに生きる―ガザ攻撃」の上映へ 土井敏邦監督のトークも
著者: リベラル21土井敏邦監督のトークも 昨年10月から続いているイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃で、これまでに3万人を超すパレスチナ人が亡くなりました。多くは女性と子ども言われています。こうした悲劇の背景にあるのは何なのか
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(64) 小林司(精神科医・作家)の『ザメンホフ』(下)
著者: 横田 喬小林司(精神科医・作家)の『ザメンホフ』(原書房:刊) ――エスペラント(世界共通語)を創ったユダヤ人医師の物語(下) ◇伸びゆく言葉 度々の試行錯誤により、エスペランティストたちは権威に頼ることの誤り、団結の必要
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(63) 小林司(精神科医・作家)の『ザメンホフ』(上)
著者: 横田 喬小林司(精神科医・作家)の『ザメンホフ』(原書房:刊) ――エスペラント(世界共通語)を創ったユダヤ人医師の物語(上) ザメンホフ(1859~1917)は差別と偏見に苦しむユダヤ人としての苦闘の中から世界共通語としての
本文を読む中国は南シナ海問題にどう取り組むつもりか
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(466)ーー “ASEANは交渉相手ではない” 3月29日、中国外交部前副部長の劉振民氏は、2024年ボアオ・アジア・フォーラム年次総会の南シナ海をテーマとしたフォーラムで「東南アジア人民は団結自強
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】576 パレスチナ国家承認のサンチェスは西サハラも?
著者: 平田伊都子あのグアポ、ペドロ・サンチェス・スペイン首相(52)が、ガザ戦争停戦を巡って大活躍しています。 グアポ(Guapo)はスペイン語で美男子の意味、サンチェス首相の仇名です。 本当に惚れ惚れするイイ男です。お父さんに似た、
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(456)
著者: 本間宗究(本間裕)大谷選手の両界曼荼羅 仏教の熱心な信者であった「宮沢賢治」の出身地である「花巻」で学び、「人生の両界曼荼羅」を駆使しながら、世界の有名人となった「大谷翔平選手」については、「東洋の時代」の始まりを告げる出来事の一つのよう
本文を読むスロバキアに権威主義の大統領誕生とか ・・・ますます分からなくなる世界
著者: 田畑光永昨9日、朝刊を見て驚いた。中欧のスロバキアに親ロ派の大統領が誕生したそうで、見出しには「欧州、権威主義勢力に勢い」(『日経』)とある。 記事によれば、同国で6日に投開票が行われた大統領選挙で、「親ロシアの強権的な現政
本文を読むブダベスト通信 大谷選手通訳の横領事件に思う
著者: 盛田常夫2024 年 NO. 7 4 月 5 日 金額の大きさを別とすれば、大谷選手の通訳による横領事件は何も珍しいことではない。小さな会社だけでなく、大きな会社でも、あるいは非営利組織でも、お金の出し入れを一
本文を読む韓国の総選挙(つづき)
著者: 小原 紘韓国通信NO742 前回号で韓国の総選挙が混戦状態とお伝えした。保守系各紙は連日、野党攻撃の記事で溢れかえる。記事の大半は野党「共に民主党」の党首の李在明(イ・ジェミョン)と新党を結成した曹国(チョ・グク)個人への集中
本文を読む重要経済安保情報保護法案は廃案とせよ 世界平和七人委が緊急アピール
著者: 岩垂 弘重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律案(重要経済安保情報保護法案)が4月5日、衆院内閣委員会で可決され、9日にも衆院本会議で可決される見通しとなった。これに対し、世界平和アピール七人委員会は8日、「『重要経済安保情
本文を読む海峡両岸論 第161号 2024・04・07発行 平和統一を実行に移す習近平指導部 馬英九氏ら各党派・団体と対話開始
著者: 岡田 充中国が2023年から習近平の台湾平和統一政策を具体的に進め、台湾総統選を経た24年からは実行に移す構えだ。「中国は一つであり台湾の主権と領土は分割できない」との現状認識の下、台湾が実効支配する領域を無視し主権を行使する
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(62) ガイア・ヴィンスの『気候崩壊後の人類大移動』(下)
著者: 横田 喬ガイア・ヴィンスの『気候崩壊後の人類大移動』(河出書房新社刊、小坂恵理:訳) ――環境難民の世紀を生き延びる知恵(下) ◇新しいコスモポリタン 今日はヨーロッパでもアジアでもアメリカでも、移民への敵意が露骨な時代を
本文を読む酔生夢死 根本治療
著者: 岡田 充1月の入院に続いて3月末、再び誤嚥性肺炎を起こし入院・治療生活に戻ってしまった。今回の入院で初めて「下の世話」になった。孫のような若い女性看護師からおむつを替えてもらい、排せつの処理をしてもらうのは想像するだに「恥辱」だ
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】575 出鼻を挫かれたネタニヤフ・バイデン偽善工作
著者: 平田伊都子4月1日は、エイプリルフール・4月馬鹿です。 ウソをついてもいいというこの日、どんな嘘が飛び出してくるのかと楽しみにしていました。 ところが、「ウソ~~!」と、大声を上げるテロが、続発しました。 一つ目は駐シリア・イラ
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(61) ガイア・ヴィンスの『気候崩壊後の人類大移動』(上)
著者: 横田 喬ガイア・ヴィンスの『気候崩壊後の人類大移動』(河出書房新社刊、小坂恵理:訳) ――環境難民の世紀を生き延びる知恵(上) イギリスの著名な女性サイエンス・ライターの筆者は、近年の地球温暖化による顕著な環境変
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(455)
著者: 本間宗究(本間裕)日本の金利 現在、「日本の金利」に対する予想意見が数多く見受けられるが、この問題に関する注意点としては、「金利を決めるのが、日銀などの中央銀行ではなく、世界的な市場動向である」という事実が指摘できるものと考えている。つま
本文を読む韓国の総選挙
著者: 小原 紘韓国通信NO741 韓国の総選挙が今月10日に迫ってきた(議員定数300 小選挙区254/比例46)。 おととし5月に発足した尹錫悦政権の評価が問われる選挙だが韓国のどのメディアも情勢は混戦状態と伝える。独断的な政権
本文を読む中国経済不況論は事実誤認か
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(465)―― はじめに このところ、中国の論壇では自国経済を高く評価する評論が続いている。私が見た代表的なものは、「誤った認識を除き、中国経済の大勢を見よ」という「環球時報」(2024・03・19)
本文を読む21世紀の日本は、毒性健康食品や時代遅れの政党をうむ怪物になったのか?
著者: 加藤哲郎2024. 4.1 ●いつの頃からでしょうか、日本の大きな新聞広告やテレビCMと言えば、自動車か家電製品・化粧品だった世界に、健康食品がやたら目立つようになり、定着しました。高度経済成長の時代は、家庭電化の「三種の神器」
本文を読む陽春、どこへ―ウクライナ、ガザに思う
著者: 田畑光永陽春である。なんと心地よい響きの言葉だろうか、と思う。正確に言えば、と思っていた。しかし、一昨年の2月、ロシアのウクライナ侵攻以来、世の中にこんな不条理が発生するのだ、という事実に驚かされて、春の暖かさにもどこか、誰か
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(60) 小笠原弘幸の『ケマル・アタチュルク』(下)
著者: 横田 喬小笠原弘幸(九州大大学院准教授:イスラム文明史)の『ケマル・アタチュルク』 (中公新書)――現代トルコ建国の父の横顔(下) ◇国民闘争の聖戦士(下) 第一次大戦に敗れたトルコに対し西隣のギリシャが1919年、一方的に
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】574 よぐ、ケッばった満月停戦だども?
著者: 平田伊都子ケバルは<頑張る>の意味、<気張る>が語源の青森弁(津軽弁)で、訳すと<よく頑張った!>となります。 3月24日、幕内に入りその最初の場所で優勝したご存知<尊富士>に、故郷青森のジっちゃとバっちゃが贈った言葉は「よぐ。
本文を読む世界のノンフィクション秀作を読む(59) 小笠原弘幸の『ケマル・アタチュルク』(上)
著者: 横田 喬小笠原弘幸(九州大学大学院准教授:イスラム文明史)の『ケマル・アタチュルク』 (中公新書) ――現代トルコ建国の父の横顔(上) 旧オスマン帝国の英雄で新生トルコ建国の父とされるケマル(1881~1938)。その救国の英
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(454)
著者: 本間宗究(本間裕)西洋諸国の国家債務爆弾 現在においても、「景気が悪くなると金利が下がる」というような意見が、マスコミで頻繁に見受けられるが、この点には、大きな注意が必要であり、実際には、「景気の悪化」と「金利の上昇」が同時に発生する事態
本文を読む老後の不安の第1は「生活費・金銭面」 生協組合員へのアンケート
著者: 岩垂 弘「人生100年時代」と言われる。確かに私たちは長生きになったが、そのことを両手を挙げて喜んでいるわけにはいかない。なぜなら、これからの老後も何らかの生活上の不安がつきまとうのではないかという思いが多くの人たちの心につき
本文を読む3.20「さようなら原発全国集会」
著者: 小原 紘韓国通信NO740 祝日で原宿駅前は若者たちで大賑わいだった。ブラカードやノボリを持ち会場の代々木公園に向かう人たちと彼らは明らかに「異人種」だった。小雨が降り肌寒かった。 福島第一原発事故からまる13年、いまだに緊
本文を読む苦闘するフィリピンの対中国外交
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(464)―― はじめに 3月24日、フィリピン政府は、23日午前、軍事拠点がある南シナ海スプラトリー諸島のアユンギン環礁(セカンド・トーマス環礁)に向かっていた補給船が、中国海警局の船から放水砲を受
本文を読む日朝関係の膠着を破る鍵とは何か 日朝国交交渉三〇年検証会議が提言の集い
著者: リベラル21日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国交正常化交渉が始まって33年になるが、依然として膠着状態が続く。こうした状況の中でどうしたらよいかと検討を続けてきた学者らのグループ「日朝国交交渉三〇年検証会議」(連絡先、和田
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