inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

世界のノンフィクション秀作を読む(46) Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(下)

著者: 横田 喬

Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(筑摩書房刊、マックリーヴェ阿矢子:訳)――専門知識を持たぬ一主婦による犀の孤児の世にも稀な育成記(下)    ▽成長と変化  ルーファスにとって、

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(444)

著者: 本間宗究(本間裕)

枯渇し始めた世界のマネー 現在、「マネーの枯渇懸念」が、米国を中心にして世界的な広がりを見せ始めているが、このことは、「リフレーション政策の終焉」と「ハイパーインフレの始まり」を表しているものと考えている。つまり、今まで

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世界のノンフィクション秀作を読む(45) Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(上)

著者: 横田 喬

Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(筑摩書房刊、マックリーヴェ阿矢子:訳)――専門知識を持たぬ一主婦による犀の孤児の世にも稀な育成記    イギリス系白人の筆者は二十世紀前半と思しき

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習一強体制の苦境(3) ―毛沢東、鄧小平はどう中国と・・・そして習の中国は?

著者: 田畑光永

 これまで2回(1月5日、6日)、中国で「一強」のはずの習近平体制の、実際はとてもそうは見えない、なにかというと「だんまり」で逃げる癖を指摘してきた。一昨年秋の共産党大会、最終日の開会直前に胡錦涛前総書記が強制退場させら

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今こそ腐敗政治と力依存の政策からの脱却を 世界平和七人委がアピール

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は1月16日、「腐敗政治と力依存の政策からの脱却を」と題するアピールを発表した。  アピールはまず、2012年以来の安倍政権によって引き起こされてきた政治腐敗を列挙する。自民党の派閥によって続

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台湾総統選、民進党・頼氏が当選 ―政治のありかたで大陸へ積極的な働きかけを

著者: 田畑光永

 注目された台湾の総統選挙は民進党の頼清徳氏(現副総統)が当選した。1996年に総統が直接選挙で選ばれるようになって以来、同一政党が3期連続で政権を担うのは初めてである。今回の選挙は大陸の習近平政権が「両岸の統一は歴史の

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】563 IJC国際司法裁判所は西サハラを容認

著者: 平田伊都子

 2024年1月8日、バイデン米大統領が大統領選挙に向けて、第2回目の選挙演説を黒人大学でやりました。 ガザ戦争をイスラエルと共闘しているバイデンは、アメリカのアラブ票を失いました。 そこでバイデンは黒人票を固めようと、

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「私たちの目の前の子供たち以上に団結を大切にしよう」 キューバ革命65周年でラウル・カストロ前議長が演説

著者: 岩垂 弘

 キューバ共和国は今年1月1日、革命65周年を迎えた。これを記念して、この日、同国のサンティアゴ・デ・クーバでラウル・カストロ前国家評議会議長(国家元首)兼閣僚評議会議長(首相)=フィデル・カストロ氏の弟=が演説を行った

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(443)

著者: 本間宗究(本間裕)

干支から見る2024年 「2024年」は「甲辰(きのえ たつ)」という暦となるが、「甲」に関しては、「十干」の始まりであるとともに、「貝割れ」、すなわち、「その後の十年間に関して、新たな芽が出る状態」を意味している。また

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世界のノンフィクション秀作を読む(44) R・ステフォフ(サイエンス・ライター、生・没年不詳)の『ダーウィン』(大月書店:刊)――世界を揺るがした進化の革命(下)

著者: 横田 喬

◇第四章 理論の誕生   <種とは何か>種は、生物分類学の基本単位だ。近代分類学の基礎を築いたスウェーデンのC・リンネはあらゆる生き物を植物界と動物界とに二分した(現代の生物学者は、植物界・動物界・菌界・他に微小な単細胞

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世界のノンフィクション秀作を読む(43) R・ステフォフ(サイエンス・ライター、生・没年不詳)の『ダーウィン』(大月書店:刊)――世界を揺るがした進化の革命(上)

著者: 横田 喬

 十九世紀イギリスの哲学者H・スペンサーはチャールズ・ダーウィン(1809~1882)の進化論を支持し、「適者生存」という概念を産み出した。これが極端化すると、人種差別主義者の正当化に利用され、ナチスのユダヤ人迫害に利用

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】562 民族浄化、民族排除は凶悪国家犯罪

著者: 平田伊都子

 アメリカが幇助、というよりアメリカ主犯の、イスラエルによるパレスチナ人ジェノサイド(民族大虐殺)は、年が明けてもおさまらず、元旦も、イスラエルは156人のガザ市民を爆撃で殺しました。 2023年10月7日にガザ戦争が始

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習一強体制の苦境(2)―恒例の重要会議開かず、さらに・・・

著者: 田畑光永

 昨日の(1)では「説明せずは唯一の逃げ道」というサブタイトルで、中國では昨年後半に外交部長、国防部長という就任まもない重要閣僚が公式の理由説明がないままに解任され、さらに年末には軍幹部で退職後に全人代、政協会議といった

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海峡両岸論 第158号 2024.01.03発行 - 米中台に驚きの「取引」を提言 パラダイムシフト受け米盲従転換を -

著者: 岡田 充

過ぎた年は国際秩序をめぐるパラダイム(主要規範)転換が鮮明になった一年だった。まず、米一極支配を支えてきた「ワシントンコンセンサス」の終焉。(写真「THE WASHINGTON CONSENSUS」3rd Februar

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習一強体制の苦境(1)―「説明せず」は唯一の逃げ道

著者: 田畑光永

 中国の習近平国家主席(以下、敬称略)は昨年の大晦日の夜、国民向けのテレビ演説で「一部の企業が経営上の圧力を受けており、一部の大衆の就職、生活は困難に直面している。一部の地方は洪水、台風や地震などで被害を受けている。われ

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2025年を再び「国際協同組合年」に 国連が宣言、13年ぶり実施へ

著者: 岩垂 弘

 協同組合の全国組織「日本協同組合連携機構(JCA)」のホームページを閲覧していたら、「えっ」と、興味深いニュースが目に止まった。11月3日に国連総会が、2025年を「国際協同組合年」とする宣言をしたというニュースだった

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】561 「神は瓦礫の中」

著者: 平田伊都子

 「神様はどこ?」黒いアバーヤ(民族衣装)を灰塵まみれにされたガザの女性たちは、カメラに向かって叫びました。「神なんてどこにいるんだ?」と、ガザの老人も訴えました。   人々の背後ではイスラエル軍の爆弾がさく裂し、イスラ

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「今だけ、金だけ、自分だけ」的生き方が頂点に 2023年の日本を顧みる

著者: 岩垂 弘

 今年、2023年も暮れる。1年を顧みてわが胸を満たす感慨は「敗戦からこれまで78年間を暮らしてみて、今年は最悪の1年だったな」というなんともやりきれない思いである。  「日本は地に堕ちた」「腐敗・堕落の日本」「どうしょ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(442)

著者: 本間宗究(本間裕)

金融界のホーキング放射 今回の「金(ゴールド)価格の2000ドル越え」が意味するものは「金融界のホーキング放射の始まり」であり、また、「金(ゴールド)に対する国債の敗北」のようにも感じている。つまり、「1980年代の初頭

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世界のノンフィクション秀作を読む(歳末番外編) 市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』(下)

著者: 横田 喬

市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』<紀行文集『欧米の隅々』(素粒社刊)から抜粋> 希代の文章家の自由闊達で躍動感あふれる才筆(下)  (ピラミッドの)下りは十二三分もあれば足りる。下へ

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世界のノンフィクション秀作を読む(歳末番外編) 市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』(上)

著者: 横田 喬

市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』<紀行文集『欧米の隅々』(素粒社刊)から抜粋> ――稀代の文章家の自由闊達で躍動感あふれる才筆(上)    筆者、市河晴子は英語学者・市河三

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】560 「これは植民地戦争だ」ラシド歴史学者

著者: 平田伊都子

 パレスチナはイスラエルの植民地です。 西サハラはモロッコの植民地です。   両地域の住民は、国連憲章と国連決議が保障する<自決権>に護られて、独立を目指し、植民地支配国と長い闘争を続けてきました。 ただ、あまりにも事件

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