akiyoshiの執筆一覧

戦狼外交の終焉、中国の対米外交路線は変わりつつある ――八ヶ岳山麓から(487)―

著者: 阿部治平

 さきに本ブログで、前中国外交部長(外相)秦剛氏の動向について触れたが、そのおり中国共産党中央には対米外交路線をめぐって対立があったらしいと推測を書いた。  ところが、このほど、人民日報傘下の国際紙「環球時報」(2024

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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(2―下)  『ミゲル・ストリート』(岩波文庫、小沢自然・小野正嗣:訳)を著したV.S.ナイポール(英国、2001年度受賞)の人となり――抑圧的な歴史を直視させた功績

著者: 横田 喬

 訳者の小沢自然氏(台湾・淡江大学英文学科准教授)は「訳者あとがき」にこう記す。  ――インド移民三世V.S,ナイポールは1932年、イギリス領トリニダード・トバゴに生まれた。『ミゲル・ストリート』は、彼の事実上のデビュ

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9/27勾留理由開示公判傍聴の呼びかけ(Re: 9/16激励行動報告(Re: 9・11茨城育樹祭ビラ弾圧への抗議声明(転載歓迎)

著者: なすび

なすびです。  9.11茨城育樹祭ビラ弾圧の当該2人の勾留が延長されました。  救援会より、9/27に行われる勾留理由開示公判の傍聴が呼びかけられています。 9/27(金) 勾留理由開示公判の傍聴を! https://i

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立憲民主党代表選に見る野党共闘の行方、〝保守中道大連合〟は形成されるか、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その36)

著者: 広原盛明

 9月23日投開票の立憲民主党代表選がいよいよ最終盤に差しかかった。先日の拙ブログでは、枝野氏が〝保守中道路線〟に転換した結果、野田氏との間には基本政策上の違いがなくなり、立憲民主党の立ち位置が全体として「右寄り」に移動

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 21世紀ノーベル文学賞作品を読む(2―上)   V.S.ナイポール(英国、2001年度受賞)の『ミゲル・ストリート』(岩波文庫、小沢自然・小野正嗣:訳) ――苦い現実を直視する真摯な姿勢

著者: 横田 喬

 イギリス領トリニダード・トバゴ生まれのインド移民三世V.S.ナイポール(1932~2018)は2001年度のノーベル文学賞を受けた。受賞理由は「知覚的な文体と永続的な調査により仕上げられた作品によって抑圧的な歴史の存在

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ドイツ通信第209号 ドイツの三つの州選挙とアメリカの大統領選挙に共通する問題点(2)

著者: T・K生

9月1日(日)、ドイツ東地域チューリンゲンとザクセン二つの州で行われた選挙結果は、すでに報道され議論されているところだと思いますが、今後は州連立政権の組み合わせに焦点が絞られていきます。   選挙結果が示すのは、極右派(

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原発の再稼働に走る政府と電力会社を糾弾  東京の「さようなら原発全国集会」に5000人 

著者: 岩垂 弘

 東京電力福島第一原子力発電所の事故から13年余を経た9月16日(祝日)、東京の代々木公園で、「命をつなぐ地球環境を 9・16 さようなら原発全国集会」が開かれた。集会を主催したのは、「さようなら原発」一千万署名市民の会

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9.14ちきゅう座主催 第5回「現代史研究会」の報告

著者: ちきゅう座事務局

相変わらずの酷暑(残暑)の中、以下の要領での第5回目現代史研究会を行いました。場所が、いつもの本郷界隈やお茶の水界隈と違うため、少し迷った方もいたかもしれませんが、それでも15人の熱心なご参加がありました。 演題(仮題)

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水俣病が映す近現代史(17)鴨緑江水豊発電所

著者: 葛西伸夫

朝鮮総督の宇垣一成は、水利権を三菱から朝鮮窒素肥料に移した責任を重く感じていたのか、長津湖発電所の工事現場を二度訪れていた。 特に湖畔の風景を気に入り、別荘を構えたいという考えを側近から聞いた久保田豊は、湖畔にバンガロー

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■短信■「米国による封鎖に反対する」 駐日キューバ大使がオンライン講演へ

著者: 「リベラル21」

 駐日キューバ大使館とキューバ研究室は、9月27日(金)、ヒセラ・ガルシア・リベラ駐日キューバ大使によるオンライン講演会を開催します。演題は「米国の封鎖に反対するキューバと世界」。  大使による講演の狙いについて、大使館

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ささや句会 第107回 2024年 8月20日 火曜日

著者: 公子

兼題【終戦日 およびその傍題】   伸び切ったパンツのゴムや敗戦忌                新海あぐり 缶切りに昭和の油垢終戦忌                   守屋明俊 終戦日戦後生まれの喜寿傘寿      

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海上自衛隊再編成と中国の反応 ――八ヶ岳山麓から(485)――

著者: 阿部治平 

海自改編  防衛省は8月30日、過去最大の8兆5389億円に及ぶ2025年度防衛予算の概算要求と、これに合わせた海上自衛隊改編計画を発表した。防衛省の概算要求資料などからすると、52隻の護衛艦を運用する4つの「護衛艦隊」

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■短信■ 9/23日(月・祝日)は久保山愛吉さんの命日 第五福竜丸展示館で記念行事 

著者: リベラル21

 今から70年前の1954年の3月1日未明、太平洋のビキニ環礁で米国の水爆実験があり、危険区域外で操業していた静岡県焼津港所属のまぐろ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人が「死の灰」を浴びて被ばく、無線長の久保山愛吉さん(当

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神奈川新聞にとりあげられました Kanagawa Shimbun reported “Nikkei Diaspora Statement on Japan’s Denial of the Great Kanto Earthquake Korean & Chinese Massacre of 1923”

著者: 「ピースフィロソフィー」

 「1923年の関東大震災後の朝鮮人・中国人大虐殺に関する国家責任を否認する日本政府に対する日系ディアスポラ市民団体による共同声明 Nikkei Diaspora Statement on Japan’s Denial

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■短信■  被爆者の声をうけつぐ映画祭 9月21日(土)、22日(日)、武蔵大学で

著者: リベラル21

 「第18回被爆者の声をうけつぐ映画祭2024」が9月21日(土)、22日(日)、被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会と武蔵大学社会学部メディア社会学科永田浩三ゼミの主催で、武蔵大学江古田キャンパス8号館8階 武蔵大学5

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志位議長は欧州訪問で「共産主義と自由=未来社会論」を語るだけでなく、「共産党と自由=現代政党論」についても語るべきだ、党の実態を語らない対外交流は単なる〝表敬訪問〟にしかならない、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その35)

著者: 広原盛明

 9月7日に立憲代表選が告示され、自民総裁選の候補者もほぼ出揃った現在、テレビ局では〝競馬予想〟まがいの報道が加熱している。これに対して党首公選制に背を向けている共産党は、志位議長の欧州訪問記事を連日掲載して「対抗」して

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東京・江東区で政治家の不祥事続発は、なぜ?  やはり「政治とカネ」。御三家「2世」による覇権争いも

著者: 山田幹夫

はじめに――国会議員、都議、区長、区議と、連続不祥事の余波は続く  東京の隅田川と江戸川と東京湾に挟まれた「ゼロメートル地帯」の江東区.。臨海部の豊洲、有明などにはタワーマンションが林立し、マンションやアパートなどの集合

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【東京・大阪】<署名提出&スタンディングデモ>イスラエルの「死の商人」のドローン買うのか?住友商事!

著者: 杉原浩司

防衛省と輸入代理店4社は、イスラエル製の攻撃型ドローンの導入をやめるど ころか、来年度予算の概算要求にしっかりと取得費を盛り込んでいます。 防衛省が過去最大の8.5兆円を概算要求 2025年度予算  「敵基地攻撃」念頭に

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