「『12月8日の空の青さかな』読者文芸欄にあった端正な一句。1941年12月8日、日本軍はハワイ・真珠湾において米艦隊を奇襲。その日は朝から対米英開戦を告げるラジオの軍艦マーチで日本中がわきかえったという。それから60余
本文を読むakiyoshiの執筆一覧
スラッファ体系と価値形態論
著者: ブルマン!だよね「評論…」でもって岩田昌征氏が片桐幸雄氏「スラッファの謎を楽しむ」の書評をされ、その中で片桐氏が交換比率が技術的確定性から安定している生産手段から、そうでない消費財でなく、価値形態論を説いてはどうかと提起しているのに関し
本文を読む読書感想:片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(社会評論社刊)について
著者: 岩田昌征片桐幸雄著『スラッファの謎を楽しむ』(2007年、社会評論社)を著者からいただいた。精読とはいえないまでも通読した。役に立った。面白い。私も1980年前後にスラッファの『商品による商品の生産』を手にし読解を試みたが、途中
本文を読む岩田氏の「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」によせて
著者: 片桐幸雄岩田昌征氏が「時代をみる」に「小野・岩井理論に見るマーケットの本質的不安定性」を書かれた(11月28日)。岩田氏が取り上げられた小野善康氏の『貨幣経済の動学理論』を読んだことがなく、同書に対する岩田氏の理解についてコメン
本文を読む岩田昌征氏の疑問点に答える
著者: 野沢敏治スミスの「見えざる手」は『国富論』と『道徳感情論』にそれぞれ1回ずつ出ている。岩田昌征氏は11月29日の「評論・紹介・意見」欄でそれらの間に位相の違いがあるのでないかと疑問点を出している。そのさいに経済学者である奥野正
本文を読む日米密約と安保の闇 「国家のウソ」の源流はここにあった
著者: 森広泰平日米密約と安保の闇 「国家のウソ」の源流はここにあった ゲスト 太田昌克さん(共同通信編集委員室) 日米4密約の一つ、72年の沖縄返還に伴う現状回復費を密かに日本政府が 肩代わりする密約を記した文書開示を求めた情報開示訴
本文を読む公開シンポジウムのお知らせ(12/10,12/14)
著者:【シンポジウム】 10年目の世田谷事件追悼の集い 「ミシュカの森2010」 苦しみ・悲嘆から社会へ 【日 時】 12月10日(金)18:00~21:00 【場所】 成城ホール 小田急線成城学園駅すぐ 【参加費】 無料。
本文を読む12/22月例読書会(宇波彰)の案内
著者:12月22日(水)14時45分より、明治学院大学白金キャンパス1558教室において、 明治学院大学言語文化研究所が主催します、首席フェロー宇波彰による月例読書会「記号哲学講義」が行われます。 参考URL: http://
本文を読む12月17日(金)憲法講座の案内状
著者: 三上 治今年も早師走になりました。いろいろの事件もあって今年も終わりそうですが、今年最後の憲法講座です。現在講座では第21条「集会・結社及び言論、出版その他一切の表現の自由はこれを保障する、検閲はこれをしてはならない、通信の秘密
本文を読む周回遅れの読書報告(その9)
著者: 脇野町善造不思議な小説を読んだ。文庫版が出てすぐに買ったと書きこんであるから2003年の暮れには入手していたことになる。それから6年半、この本を手にすることはほとんどなかった。ずっと、本箱の片隅に放っておいた。小説のモデルが産経新
本文を読むおかしなニュースと報道の無責任
著者: 藤田博司11月28日の各紙朝刊は、菅首相が「支持率1%になっても辞めない」と語った、と伝えた。それほど大きな扱いではないが、読者には「へえ、そこまで覚悟がおありですか」と思わせるような記事だ。菅さんのこの発言は鳩山前首相と二人だ
本文を読むビデオ流出とメディアの報道
著者: 藤田博司いわゆる尖閣ビデオの流出をめぐって、野党の民主党叩きが一層熱を帯びている。政府の情報管理をやり玉に挙げる。国土交通相や海上保安庁長官の責任を問う。果ては政府の「統治能力の欠如」まであげつらう。鬼の首を取ったかのようなはし
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第6回
著者: 高橋順一ホッブズの「契約」概念を通して前近代的な共同体社会に代わる「社会」が誕生したわけですが、この過程には「法」的な次元と同時に、「経済」的な次元が深く関わっています。近代という人類史の特殊な歴史段階に固有な「社会」の生成とい
本文を読む『経済学批判要綱』は哲学史上の如何なる問題を解決したか/12月4日の現代史研究会案内
著者: 内田弘来る(2010年12月4日(土) 明治大学リバティタワーにおける「現代史研究会」で、私は上記のようなテーマで報告します。マルクスに関心のある方々に是非、参加していただき、互いに理解を深めたいと思います。 「リーマン・ショ
本文を読むセルビアの世論調査に見る「美しき過去への夢」
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月15日)の「意見」欄に社会学者スレチコ・ミハイロヴィチの小論「美しき過去への夢」が載っていた。社会主義の時代45年(チトー)、民族主義の時代10年(ミロシェヴィチ1990年代)、そして民主主義の時代1
本文を読む暴力装置論 一億総ナショナリズムへの遁走
著者: 半澤健市《軍隊は暴力装置である》 延坪島(ヨンビョンド)を砲撃した北朝鮮軍は暴力装置ではないのか。反撃した韓国軍は暴力装置ではないのか。「暴支膺懲」を理由に中国大陸に侵攻した百万人規模の「皇軍」は暴力装置ではなかったのか。「トラ
本文を読む周回遅れの読書報告(その8)
著者: 脇野町善造読書報告とは通常は「読んだ本」に関する報告のことをいう。その限りにおいて、今回の報告は「読書報告」とは言い難い。これは、ある本がいまだに読めないでいる報告である。話は10年以上前に遡る。1998年の秋、「こぶし書房」の代
本文を読む不気味な朝鮮半島情勢
著者: 山川哲ここ数日、ドイツの全国紙”Die Zeit” はZeitonlineで連日朝鮮情勢を特集している。昨日は、不気味な米国航空母艦「ジョージ・ワシントン」の巨体が一面トップを飾り、見出しが「航空母艦による象徴的な力の誇示」と
本文を読む11月27日:第248回現代史研究会
著者:第248回現代史研究会 日時:11月27日(土)1:00~5:00 場所:明治大学駿河台リバティタワー1165号 テーマ:「市民社会と政治家、帝国の再編――アダム・スミスの可能性」 講師:野沢敏治(千葉大学名誉教授) ア
本文を読む「報われざる人間性」について考える
著者: 岩田昌征BiHのセルビア人共和国の首都バニャルカから心温まるニュースが届いた。ポリティカ紙(11月15日)、ボラ・マリチ記者の「報われざる人間性」である。 1992年、ボスニア戦争の初期、マロ村とヴェリコ・デリェゴシ村から600
本文を読む現代
著者: 一本の葦社会の変化、個人の変化。 社会が変化するから、個人が変化するのか。 個人が変化するから、社会が変化するのか。 社会は、個人によって成り立つ。しかし、社会は個人より早く変化の現象を表す。よって、個人は、それに従わざるをえな
本文を読むJVJAによるオンラインマガジン「fotgazet(フォトガゼット)」の発表会情報
著者: 山本宗補私も会員の一人として活動する JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)は、 ネット時代にふさわしい、パソコンのモニターやipadで 観て読むオンラインPDF形式のビジュアルマガジンの 発行を開始します。 まず創刊準
本文を読む横浜市の交渉の日程および寿越冬実の今後の予定
著者: オリジン横浜市の交渉の日程および寿越冬実の今後の予定を送ります。 すいませんが、ご参加の方よろしくお願いします。 なお、このメール転送歓迎です。 ☆横浜市との交渉 1回目 日時:2010年12月6日(月) 午前10時30分~12
本文を読むJCJ(日本ジャーナリスト会議)神奈川支部11月集会 シンポジウム 「市民メディアの未来と可能性」
著者:市民が市民の目線で、自らカメラを回し編集してインターネットで放送する市民メ ディア。新しい表現方法としてコミュニケーションの場を広げています。 近年、各地域でたくさんの市民メディアの団体が生まれて活動を行っており、神奈川
本文を読む現代史研究会の予定
著者: 研究会事務今後の現代史研究会の予定(会場は明治大学の予定です) 第248回現代史研究会 リバティタワー1165号 11月27日(土)1:00~5:00 テーマ:「市民社会と政治家、帝国の再編――アダム・スミスの可能性」 講師:野沢
本文を読む真の「共生的社会」はいかにして可能か?―多民族国家における少数民族の存立を問う
著者: 岩田昌征ベオグラードの週刊誌ニン(2010年11月11日)にBiHのクロアチア人の苦境に同情的な記事が出た。BiHHDZ(BiHクロアチア民主共同体)議長ドラガン・チョヴィチ教授とのインタビューである。要約紹介しよう。 BiHの
本文を読む「ルネサンス研究所」設立シンポジウムのお知らせ
著者: 松田健二「共産主義」をキーワードに、この社会と左翼運動すべてを問い直すという大きな志をもって、ルネサンス研究所がスタートします。私たち設立発起人は、世代も政治経験も様々ですが、以下の文書に表現された危機意識を共有し、そこから浮か
本文を読む社会有から再私有化へのrestitutionはうまくいくだろうか?―旧ユーゴスラヴィアの現状
著者: 岩田昌征ベオグラードの週刊誌ニン(11月4日)の5ページにわたる特集記事「ヨーロッパの命令による正義」、日刊紙ポリティカ(11月11日)の記事「憲法裁判所が再私有化モデルを決める」と小論文「脱国有化は財政問題ではない」に共通する
本文を読むプレヴィンのガーシュウィン ―81歳のピアニストとN響の合作―
著者: 半澤健市アンドレ・プレヴィンがピアノを弾きながらジョージ・ガーシュウィンの「ヘ調の協奏曲」を振った。 NHKホールでそれを聴いた私は大いに感動した。その興奮の理由をあれこれ考えて綴ったのが以下の極私的感想である。 《『アメリカ交
本文を読む周回遅れの読書報告(その7)
著者: 脇野町善造この報告の(その1)に日本経済新聞を読まなくなったこと、それと同時に読む本も古い本が多くなったことを書いた。それは読み手である私が「古い人間」となりつつあることを意味している。しかし、古い本には新しい本にはない楽しみも
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