11月28日の各紙朝刊は、菅首相が「支持率1%になっても辞めない」と語った、と伝えた。それほど大きな扱いではないが、読者には「へえ、そこまで覚悟がおありですか」と思わせるような記事だ。菅さんのこの発言は鳩山前首相と二人だ
本文を読むakiyoshiの執筆一覧
ビデオ流出とメディアの報道
著者: 藤田博司いわゆる尖閣ビデオの流出をめぐって、野党の民主党叩きが一層熱を帯びている。政府の情報管理をやり玉に挙げる。国土交通相や海上保安庁長官の責任を問う。果ては政府の「統治能力の欠如」まであげつらう。鬼の首を取ったかのようなはし
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第6回
著者: 高橋順一ホッブズの「契約」概念を通して前近代的な共同体社会に代わる「社会」が誕生したわけですが、この過程には「法」的な次元と同時に、「経済」的な次元が深く関わっています。近代という人類史の特殊な歴史段階に固有な「社会」の生成とい
本文を読む『経済学批判要綱』は哲学史上の如何なる問題を解決したか/12月4日の現代史研究会案内
著者: 内田弘来る(2010年12月4日(土) 明治大学リバティタワーにおける「現代史研究会」で、私は上記のようなテーマで報告します。マルクスに関心のある方々に是非、参加していただき、互いに理解を深めたいと思います。 「リーマン・ショ
本文を読むセルビアの世論調査に見る「美しき過去への夢」
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月15日)の「意見」欄に社会学者スレチコ・ミハイロヴィチの小論「美しき過去への夢」が載っていた。社会主義の時代45年(チトー)、民族主義の時代10年(ミロシェヴィチ1990年代)、そして民主主義の時代1
本文を読む暴力装置論 一億総ナショナリズムへの遁走
著者: 半澤健市《軍隊は暴力装置である》 延坪島(ヨンビョンド)を砲撃した北朝鮮軍は暴力装置ではないのか。反撃した韓国軍は暴力装置ではないのか。「暴支膺懲」を理由に中国大陸に侵攻した百万人規模の「皇軍」は暴力装置ではなかったのか。「トラ
本文を読む周回遅れの読書報告(その8)
著者: 脇野町善造読書報告とは通常は「読んだ本」に関する報告のことをいう。その限りにおいて、今回の報告は「読書報告」とは言い難い。これは、ある本がいまだに読めないでいる報告である。話は10年以上前に遡る。1998年の秋、「こぶし書房」の代
本文を読む不気味な朝鮮半島情勢
著者: 山川哲ここ数日、ドイツの全国紙”Die Zeit” はZeitonlineで連日朝鮮情勢を特集している。昨日は、不気味な米国航空母艦「ジョージ・ワシントン」の巨体が一面トップを飾り、見出しが「航空母艦による象徴的な力の誇示」と
本文を読む11月27日:第248回現代史研究会
著者:第248回現代史研究会 日時:11月27日(土)1:00~5:00 場所:明治大学駿河台リバティタワー1165号 テーマ:「市民社会と政治家、帝国の再編――アダム・スミスの可能性」 講師:野沢敏治(千葉大学名誉教授) ア
本文を読む「報われざる人間性」について考える
著者: 岩田昌征BiHのセルビア人共和国の首都バニャルカから心温まるニュースが届いた。ポリティカ紙(11月15日)、ボラ・マリチ記者の「報われざる人間性」である。 1992年、ボスニア戦争の初期、マロ村とヴェリコ・デリェゴシ村から600
本文を読む現代
著者: 一本の葦社会の変化、個人の変化。 社会が変化するから、個人が変化するのか。 個人が変化するから、社会が変化するのか。 社会は、個人によって成り立つ。しかし、社会は個人より早く変化の現象を表す。よって、個人は、それに従わざるをえな
本文を読むJVJAによるオンラインマガジン「fotgazet(フォトガゼット)」の発表会情報
著者: 山本宗補私も会員の一人として活動する JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)は、 ネット時代にふさわしい、パソコンのモニターやipadで 観て読むオンラインPDF形式のビジュアルマガジンの 発行を開始します。 まず創刊準
本文を読む横浜市の交渉の日程および寿越冬実の今後の予定
著者: オリジン横浜市の交渉の日程および寿越冬実の今後の予定を送ります。 すいませんが、ご参加の方よろしくお願いします。 なお、このメール転送歓迎です。 ☆横浜市との交渉 1回目 日時:2010年12月6日(月) 午前10時30分~12
本文を読むJCJ(日本ジャーナリスト会議)神奈川支部11月集会 シンポジウム 「市民メディアの未来と可能性」
著者:市民が市民の目線で、自らカメラを回し編集してインターネットで放送する市民メ ディア。新しい表現方法としてコミュニケーションの場を広げています。 近年、各地域でたくさんの市民メディアの団体が生まれて活動を行っており、神奈川
本文を読む現代史研究会の予定
著者: 研究会事務今後の現代史研究会の予定(会場は明治大学の予定です) 第248回現代史研究会 リバティタワー1165号 11月27日(土)1:00~5:00 テーマ:「市民社会と政治家、帝国の再編――アダム・スミスの可能性」 講師:野沢
本文を読む真の「共生的社会」はいかにして可能か?―多民族国家における少数民族の存立を問う
著者: 岩田昌征ベオグラードの週刊誌ニン(2010年11月11日)にBiHのクロアチア人の苦境に同情的な記事が出た。BiHHDZ(BiHクロアチア民主共同体)議長ドラガン・チョヴィチ教授とのインタビューである。要約紹介しよう。 BiHの
本文を読む「ルネサンス研究所」設立シンポジウムのお知らせ
著者: 松田健二「共産主義」をキーワードに、この社会と左翼運動すべてを問い直すという大きな志をもって、ルネサンス研究所がスタートします。私たち設立発起人は、世代も政治経験も様々ですが、以下の文書に表現された危機意識を共有し、そこから浮か
本文を読む社会有から再私有化へのrestitutionはうまくいくだろうか?―旧ユーゴスラヴィアの現状
著者: 岩田昌征ベオグラードの週刊誌ニン(11月4日)の5ページにわたる特集記事「ヨーロッパの命令による正義」、日刊紙ポリティカ(11月11日)の記事「憲法裁判所が再私有化モデルを決める」と小論文「脱国有化は財政問題ではない」に共通する
本文を読むプレヴィンのガーシュウィン ―81歳のピアニストとN響の合作―
著者: 半澤健市アンドレ・プレヴィンがピアノを弾きながらジョージ・ガーシュウィンの「ヘ調の協奏曲」を振った。 NHKホールでそれを聴いた私は大いに感動した。その興奮の理由をあれこれ考えて綴ったのが以下の極私的感想である。 《『アメリカ交
本文を読む周回遅れの読書報告(その7)
著者: 脇野町善造この報告の(その1)に日本経済新聞を読まなくなったこと、それと同時に読む本も古い本が多くなったことを書いた。それは読み手である私が「古い人間」となりつつあることを意味している。しかし、古い本には新しい本にはない楽しみも
本文を読む米国サイドに立つ国へのブーイング―日本への評価は?
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月8日)に、セルビアの有力な民族主義政党であるセルビア前進党の創立2周年集会がベオグラードの大ホールで29000人余を集めて開かれたと報じられた。党首トミスラフ・ニコリチは次のように演説した。わが党はE
本文を読むアジア記者クラブ設立18周年記念定例会
著者: 森広泰平ビキニ水爆実験57年目の真実 『わしも死の海におった』上映 2010年11月20日(土)18時30分~21時 明治大学リバティタワー6階1063教室 ゲスト 山下正寿さん(高知県太平洋核実験被災支援センター) 1954年
本文を読む「裏工作」は「謀略」にあらず??―W.モンゴメリー(元アメリカ大使)の談話
著者: 岩田昌征ベオグラードの週刊誌ペチャト(11月5日)に前駐ベオグラード(2000-2004年)アメリカ大使ウィリアム・モンゴメリーとのインタビューが6ページにわたって載っていた。見出しは、「如何にアメリカはセルビア『民主主義』のた
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第5回
著者: 高橋順一いうまでもありませんが、「コミュニズム」という言葉のもとになっているのは「コミューン」、つまり共同体です。したがって「コミュニズム」の問題を考える上で前提になるのは共同体の問題です。そして問題はこの共同体という存在が人間
本文を読む板垣雄三講演会 「イスラエル国家の将来像――漂流する日本から見る」
著者:終わらない「テロとの戦い」の根源にあるのは、パレスチナ問題。 だから、イスラエルの進路は、世界の運命にかかわる。 きびしい国際世論にさらされるイスラエル。 すこしまえまで、イスラエルを批判的に見ると、反ユダヤ主義だといわ
本文を読む10・23集会シンポ総括会議のお知らせ(10・23シンポ実行委通信 No.5)
著者:10・23シンポ実行委通信 No.5 1 10・23集会シンポ総括会議のお知らせ 日時:11月20日(土)18時~ 会場:神保町区民会館2F洋室B(沖縄文化講座の名前で表示されています) 会計報告など 2 当面する情勢
本文を読む「市民社会と政治家、帝国の再編――アダム・スミスの可能性」の予定論題(現代史研究会)
著者: 野沢敏治はじめに 今回の報告にあたって スミスほど利己心を激しく批判し、現実の利己心の強さを思い知らされた人はいない その彼は一体どういう自由貿易論を展開したのか 1 日本の最良のスミス研究から学ぶ 社会は倫理的にも経済的にもた
本文を読む多民族社会に見る民族対立
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(11月4日)によると、11月3日にサライェヴォの国際共同体上級代表ワレンティン・インツコは、BiH閣僚候補者の審査プロセスを廃止することを決定した。上級代表は、デイトン和平協定(1995年)によって、BiH
本文を読む思想・信条の自由なのか、あるいは利敵行為に当たるのか?
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(2010年11月3日、水)に「検察はティラナ集会の証拠を収集中」なる記事が出た。尖閣諸島の日本領海侵犯問題との関連で興味深いので要約紹介しておこう。 南セルビアのアルバニア人が多数住むプレシェヴォとブヤノヴ
本文を読む頭も尻も出してしまえばいいではないか
著者: 三上 治「頭は隠したがるが尻は出したがっている」なんて文句をひねっている間にさっさとケツを捲くられてしまった。例の映像の流出である。こんなのどうという事ではない。いつの間にか、いろいろ枝葉が競り出してきて面白可笑しく論じているう
本文を読む